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エムスリー株が上昇、ベネフィット・ワンをTOBで子会社化
太田 智之Uzabase 執行役員 SaaS事業COO 兼 Data&Partnership担当
ベネフィット・ワンの株式を51%保有する現親会社のパソナグループの時価総額は600億円。ベネフィット・ワンの株式は2021年11月の約5千円から足元は1,100円へと約1/5に下落しているが、それでも(TOBプレミアム前の)時価総額は1,800億円。したがって、パソナグループが保有するベネフィット・ワン株式の保有時価は約900億円で、パソナグループの時価総額を超える金額というねじれ現象が起きていた。
ということで、金の宝をパソナグループは手放すわけで、今回のTOBでパソナグループには大きな特別利益が発生する見込み。一方で、重要な連結子会社が外れることで、来期のパソナグループの業績へのインパクト、それに伴うパソナグループの株価がどうなるか。
経済合理性だけでいえば、エムスリーがパソナグループを丸ごと買収すれば、より安い金額でベネフィット・ワンの51%株式が手に入った計算になる。まあ、シナジーのない人材派遣事業を取り込む選択肢はなかったと思うので、単なる計算上の話ではあるが。
ベネッセがMBO 欧ファンドと「進研ゼミ」立て直し
太田 智之Uzabase 執行役員 SaaS事業COO 兼 Data&Partnership担当
加藤さんもコメントされているが、時間差スクープはいかがなものかといつも思う。
本件はEQTというPEファンドをスポンサーとしたMBO。EQTは2022年にベアリングと経営統合していて、統合後の日本における第1号案件。
MBO後のEQTと創業家グループの議決権比率は50対50。対等の精神を織り込んだものと思われるが、デッドロックになるリスクはありそうで、株主間契約にどのような条項を入れているのだろうか。
子供の数が減る中で、教育事業はM&Aを駆使してスケールを目指した業界再編を仕掛けるのではないだろうか。

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