八田 浩輔

バイデン氏の撤退、バンス氏の過去の暴言と無関係ではないでしょう。流れが一変したことに対するトランプ陣営の焦燥感の表れとみるべきでは。

「猫好きの女性=キャットレディー」には変わり者という以上の侮蔑的な意味合いがあり、批判がおさまりません。生殖の自由や女性の権利はもともと今回の選挙の最大の争点の一つでした。このインタビュー映像は選挙戦を通じて流れ続け、民主党側の攻撃材料になるはずです。「この国のすべての子どもたちに投票権を与えよう。その投票権は子どもたちの親に委ねよう」というバンス氏の別の発言も掘り起こされています。 https://mainichi.jp/articles/20240727/k00/00m/030/009000c

肝心なのは全米の支持率ではなく接戦州での数字。トランプ氏の銃撃、バイデン氏の撤退を受けた世論調査が来週にかけていくつか出てくるはずです。ハリス氏が誰を副大統領候補に指名するかでも数字は左右するでしょう。勝負はそこから

すぐ更新されると思います

副大統領の選択がカギでしょうね。またテイラー・スウィフトやビヨンセなどポップスターの態度表明もじわりと影響してくると思われます。米国にはZ世代の有権者は4000万人いるとされ、総有権者の2割弱を占めています。これまでの世論調査によれば、バイデンvsトランプの不人気「老老対決」の構図におけるこの世代の選挙に対する関心の薄さが浮き彫りとなっていました。多様性を尊重するセレブたちがハリス氏への支持を表明し、接戦州で若い有権者の投票率が上がれば結果を左右する可能性があるかも

バイデン大統領の発表のみならず、民主・共和両サイドともに多くの反応が最初にXに投稿されました。なんだかんだで今なお政治家が最も重視するプラットフォームなのでしょう

バンス氏の妻ウーシャさんは、生い立ちもまったく異なるインド系移民のエリート弁護士。移民問題が争点になる中で、主流の共和党支持層ではない有権者へのアピールが期待できます。トランプ氏がバンス氏を選んだ理由は彼女の存在も無関係ではないでしょう https://mainichi.jp/articles/20240717/k00/00m/030/002000c

昨日から共和党大会の開かれているミルウォーキーで多くの支持者の声を聞いています。この写真、あの場面がトランプ氏の「強さ」を印象づけ、支持者の求心力をさらに高めている印象を受けました。 一方で昨晩会場に登場した本人は（俗な言い方ですが）ギラギラした感じが抜けたように見えました。18日の指名受諾演説ではバイデン政権への批判を控えて統合を呼びかける内容に修正しているとのこと。事件がトランプ氏本人にどのような変化を与えるのか、それが継続するかにも注目したいところです

トランプ氏の集会はテレビカメラやフォトグラファーのポジションから演者を撮影する際に大きな星条旗がきれいに入るようにクレーンで吊るすことが多いのです。メディアを知り尽くしたトランプ氏が極度の混乱状態にある局面でも立ち止まって雄叫びをあげて拳を突き上げる。どのような構図に「撮られ」、支持者にどのような姿を「見せる」かを無意識に実行する姿は不謹慎ながら見事というほかありません。まだこの先何が起きるかわかりませんが、流れを決定づける事件となる気がしています。本日から共和党大会を現地ミルウォーキーで取材してきます。

トランプ氏はバイデン大統領のEV普及策を目の敵にしているので、マスク氏にとってはテスラへのダメージを回避する狙いもあるのでは。 いずれにしても大きな援護射撃になりそうです。今はバイデン大統領の高齢不安問題でもちきりですから、良い発表のタイミングを探っているのかもしれませんね。

気候・エネルギー分野については、We will DRILL, BABY, DRILLと強調していました。化石燃料を「掘って、掘って、掘りまくる」という意味です。「社会主義者のグリーンニューディール」に終止符を打ち、インフレ対策として原子力を含むあらゆるエネルギー生産を解放すると主張しています

民主下院でも撤退を求める声は勢いを増しています。沈静化を狙った声明もむしろ燃料投下に..