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車の自動運転、G7が主導 安全基準づくりで協調
辛坊 正記
経済評論家
先日、某大手自動車メーカーのディーラーを愛車の定期点検で訪れました。7年ほど前、今の車を買った時(私、モノ持ちが良いんです)、折角レーダーで追走しているのになぜ40キロを下回ると追走を止めるの? 衝突しそうな時、ちょっとブレーキを踏んだら後は車が自動的に止めてくれるのに、ブレーキに触らなかったらなぜ衝突回避が働かないの? と聞いたことがありました。返ってきた答えは、そこまでやると自動運転になるので許可が出ないんです、というものでした。新しいことは外国のメーカーがいつも先行するんです、たとえば光が横に流れる方向指示機。ウチがやりたいと言って許可されなかったものが、外国のメーカーだと通ってしまうんです、そのあとでウチも出来るようになりました、とも言っていた。 そういえば、このメーカーが自動運転の路上試験で手放しのビデオを撮ってマスコミに流したとき、国交省だか警察だかに逮捕するぞとまで脅かされたとの噂がありました。最近、外資に近いメーカーが手放し運転をコマーシャルに使っていますが、このメーカーにとってはタブーのようです。 自動運転の搭載を待っている(と買い替えない言い訳に)言う私を、今回、同社の最新技術搭載の車に乗せてくれました。しかし残念ながら、今一歩外資系に追いついている感じを受けません。そういう感想を伝えたら、そうですね・・・正直、ベンツとか日産とかの方が大胆にやっています。私なんかは搭載してくれと要望しているのに、技術はあるが自動運転に繋がるものは難しい、といってやってくれないんです、という趣旨の返事が返ってきました。 本当じゃないと信じたいですが、運転免許制度と自動車教習所への「悪影響」を恐れる某当局が自動運転に繋がる技術にブレーキを掛けていたという噂を耳にします。かつて銀行がオプションやコミットメントラインを日本に持ち込もうとしたときの当局の動きに照らしてあながち嘘とも思えないところに気持ちの悪さを感じます。G7諸国に遅れないよう、是非頑張って下さいね。
共同通信 47NEWS
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