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〈チャット入手〉NHKも紹介した宅食ベンチャー・ナッシュ取締役「デブの人は採用しないように」「権利主張が激しい」
文春オンライン
高橋 義仁専修大学 商学部教授
健康的な食品のイメージを広報する職業(モデル)に対し外見(体形)を求めるという場合であれば、「肥満」は不採用理由としてはあり得ますが、取り上げられているケースの場合はそうではないようです。 企業の採用選考時の注意事項は以下の通りです。 1 人材が保有している職務遂行にかかわる能力及び態度で選考すること。人材の全人格で判断してはならない。 2 ステレオ・タイプ(多くの人に浸透している固定観念や思い込み)、ハロー効果(ある対象を評価するとき、その一部の特徴的な印象に引きずられて、全体の評価をしてしまう効果)の影響を受けてはならない:特定のバックグラウンドをもつ方の採用は控えるなど。 3 個人的な偏った価値観や信条の影響を受けてはならない:特定の政党を支持する人や宗教観を有する人の採用は控えるなど。 4 個人的信条にもとづかない統計的情報での差別も不可:例えば特定のバックグラウンドを有する方の特定の領域に対する能力は統計的に劣っていることがわかっているため、採用は控えるなど。 5 障害者雇用促進法、男女雇用機会均等法などに照らし合わせて、採用管理は適切であること。 そもそも差別用語を用いることは論外で、さらには記事中「仕事できない確率が高いと考えており、かつ、権利主張が激しく、ナッシュと相性悪く双方不幸せな結果になると思ってます」とのメールへの記載は、上記1~3に該当してアウト、(誤解ではありますが)4にも抵触します。 週刊誌記事に掲載されてしまった「マーケ部門の採用方針」は就職差別にあたります。採用に関わるなら、企業の危機管理のために「採用選考の基本」を学んでからの方がよいと思います。 厚生労働省が示す基準は次のリンクで確認できます。ここに記載した内容と大差ありません。 「公正な採用選考の基本」(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/saiyo1.htm 欧米企業の仕事の採用(依頼)では、検討段階では「採用差別の存在への誤解」を避けるために、「公平な採用を行う上で不要な情報」に該当する、顔写真、性別、国籍・宗教、年齢を求められることはまずありません。一方で学歴、職歴、保有能力、業績等のプロフィールは詳細に求められることが普通です。
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【異色対談】落合陽一×ガンダムで考える「宇宙世紀」の課題解決
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塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
ガンダムの世界観自体は、1970年代の、富野由悠季監督個人の産物で、非常に当時の国際関係を反映しています。  爆発する人口増加、人類の宇宙への進出がもたらす革新への過剰なまでの期待、そして、人類の宇宙進出が結局大量破壊兵器の誕生(ガンダムではコロニー落とし、現実では核兵器と大陸間弾道ミサイル)をもたらす狂気であったことへの絶望、それでもなお宇宙へ進出していこうとする期待と熱意、などが主な構成要素になっています。  非常に、冷戦末期的な要素でした。  当時は、40年もすれば少子高齢化が主な社会問題になるとか、宇宙進出よりも、AIの開発にはるかに多額の予算が投じられるようになる、とは、あまり思われていませんでした。 富野監督自身、1990年代になると作風が変わって、民族問題や宗教紛争、社会経済的格差、などが主な構成要素になっていきます。 しかし、戦争になってしまえば環境問題も人権も吹き飛んでしまう、というような、ガンダム世界の破局的観測は、普遍的な事実でもあります。  モビルスーツの動力は、各機に搭載してある超小型核融合炉ですから、ザク1機でも、爆発すれば結構な環境汚染になります。  ガンダムは、おおむね、世界の周縁に追いやられた人々が戦争を通して世界に復讐する物語ですが、これもまた普遍的に起きることで、技術の進歩は、時に多くの人々を戦争を起こすところまで追いつめてしまう、というのも、古くから知られていることではありますが、今も起きている普遍的な問題でしょう。
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