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世界最強の政党「中国共産党」の実像――14億人を支配する7人
ITmedia ビジネスオンライン
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
中国共産党は、限りなく一党独裁制、あるいはヘゲモニー政党といわれるものに分類できます。社会のあらゆる団体に組織を張り巡らせていますが、これはロシア共産党以来の、およそ共産党といえば世界中で共通した組織論で、地域・職場・学校には細胞(委員会)を設置することになっています。これは、共産党というものが全ての社会活動を統括し、それによって権力を掌握するという、地下活動をしてきた時からの基本戦略に基づきます。社会の隅々まで細胞を設置していくという組織論はナチスや創価学会、ムスリム同胞団など世界中の組織で模倣されています。  共産党の組織論は元々権力奪取のためでしたが、ロシア革命後は権力の維持、第二次世界大戦などの総力戦に大きな力を発揮しました。中国の場合もそうでしたが、1980年代からは、この組織は経済発展に動員されるようになりました。開発独裁を目的としたヘゲモニー政党で、インドネシアのスハルト体制下のゴルカル、蒋経国時代の台湾の国民党と類似しています。  もっとも、共産党の組織論の欠点は、ソ連でそうであったように特権層(ノーメンクラトゥーラ)を形成してしまうことです。しかも、特権層がそれぞれに地盤と利権を持ち、業界の首領のようになってしまいます。中国共産党は間口を広げて党員を増やすことで、その傾向はある程度は緩和されています。しかし、選挙による多党制に比べれば、特権層が固定する可能性は大きいと考えられます。
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