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「試合が長すぎる」日本でもピッチクロック導入を検討一方で反対する球団は「時間短縮は売り上げ減につながる」プロ野球は誰のものなのか?
Number Web|選りすぐりの総合スポーツコラム
久保田 祐正大東文化大学第一高等学校 教務部長
プロ野球観戦が花形のごとき時代は去り、娯楽が多様化し、プロスポーツだけでも複数の選択肢がある中で、 「試合時間がダントツに長く、終了時間が読めないスポーツ」の機会損失の方が、ビールの売り上げ減少などより、はるかに大きいだろう。 私自身は千葉ロッテのファンだが、居住地が千葉とは正反対かつ遠方なので、ZOZOマリンでの観戦は至難だ。 それでも何度か足を運んだが、最後は(最終)電車の時間から逆算して時計と睨めっこしながら、勝ってもその余韻に浸る間もなく駅へ急ぐ、という具合になってしまう。 そして間に合って帰っても、翌日が仕事なら、睡眠時間を削って朝を迎えることになる。 そこまでして見に行きたいか… 熱心なファンはそれでも行くだろうけれど、似たような事情で二の足を踏んでいる潜在的ファンも少なくないと思う。 ぜひとも前向きに検討してほしいものだ。 最後にビールの話を書いておくが、 私もビールは好きなので、たまに球場へ足を運ぶと何度も手を挙げる。 しかし、いずれ酔いも回るし、狭い椅子に座ったままではお腹にも溜まるので、自ずと限界はある。 せいぜい、試合開始後2時間半程度までしか買わない。 また、開始後時間が経てば経つほど、売店等に並ぶ人の数も減っていく。 試合短縮で売り上げ減があるとしても、大きなものではないのではないか。
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