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【與那覇潤】ジャニーズ問題の裏に潜む「日本社会」の病理
NewsPicks編集部
占部 伸一郎コーポレイトディレクション Managing Director
社会の分析としてとても面白かったです 日本人は個人主義で無関心であるからこそある程度のダイバーシティが許容されている、D&Iで言えばインクルージョンは無い、という指摘 韓国ドラマの梨泰院クラスを見てて、トランスジェンダーの人がそれだけで社会からバッシングを受けている描写があってびっくりしたんですが、それは日本だとオネエタレントとかである意味の慣れがあるからだなあ、と思ったのでまさに 日本人は別に人想いでもないし、集団主義でもないという指摘は、社会心理学者の山岸先生の「安心社会から信頼社会へ」でも指摘されていて、例えば「他人を見たら泥棒と思え」みたいな思考を日米でどちがらするかを比べてみると実は日本のほうが泥棒と思う率が高い。 これは、ある組織なり集団に所属しているということで和を乱す行動はしないだろうという損得勘定が働く結果「信じて良い人である」と認識して安心を感じているだけであって、個人の判断として「この人が信じるに足るか」ということを判断していない、そういうことは不慣れだし下手である、と喝破していますがそうなんでしょうね 一方でこういう思考特性があったとして、それが古来からのものなのかについての見解をぜひ聞いてみたいところ 仮にこれは日本人が長年持っている価値観だとすれば、それを嘆いても卑下してもあまりしょうがないし、他国を見習って変えようと叫んでも意味がなく、それを前提にどう付き合っていくのかを考えるべきな気はします 一方で、終身雇用とかカイシャ幕藩体制とかみたいに、実は高度成長以降にできたものを「日本の特性」と呼んでいるものであれば変革できる可能性もあるのでは?と思いました
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