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【GO三浦】大炎上時代に「広告産業」はこう向き合え
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
「自分らしさ」や「ありのまま」がひとつのミームとして広がった時代。10年前くらいに始まったDoveの「リアルビューティスケッチ」やHeinekenの「Worlds Apart #Open Your World」のような実験的キャンペーンは象徴的だなと。
コンテンツは多様であってよいと思いますし、企業や商品として伝えたいとがったメッセージがあるのはすばらしいことですが、表面的かつ偏見にみちた(ように見える)訴求は、とかく叩かれやすい。
すべての人を公正に包摂することは難しいでしょうが、意図的・過度に特定の誰かを否定しないこと、マイノリティに対する想像力を働かせることが肝要だと思いました。制約条件が増えることは、クリエイターにとって逆にチャンスともいえるのかもしれませんね。「創造は逆境から生まれる」

【最速解説】イーロン・マスク、壮大過ぎる「AIの野望」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
X.AIの命題のひとつが「人類の意識が生き続けるのを助けるAI」であるというのは面白い。人類の脅威としてAIをとらえてきたマスクによる、最大真実探求AI=「宇宙の本質をを理解しようとするもので、そういうAIなら、宇宙のおもしろい部分である人類を残そうと考えるはずですから」というコメント。
意識というのは存在するのか、知能と意識のどちらが大事なのか、知能は単なるアルゴリズムにすぎないのか、その先に人類は何を望みたいのか、などの問いを最後に投げかけたハラリの『ホモ・サピエンス』や『ホモ・デウス』のくだりを想起してしまいました。
マスクの経営・所有する6社でいうとテスラだけではなくニューラリンクとかの方がより本記事の内容と関連性が高く、X社をあまりつなげすぎるのは(この記事の内容だけからすると)やや短絡的に感じるところもありますが、マスクの野望が何に向かっているのかが興味深いことには変わらない。ぜひ読んでみるべし
これをやらないと作業がズルズルと遅れる…仕事のデキる戦略コンサルが実践する「作業時間の見積もり方」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
人の自然な思考方法は積み上げなので、何事も「逆引き」で思考することには慣れが必要です。時間の使い方も同様。なんとなくいま目の前にある業務、突発的に発生したタスクをこなす、ということをやってしまいがち。
自分の時間の使い方を分析・整理し、「再設計」するということを意識して行動する人は驚くほど少ない。それを仕組み化する人はもっと少ない。時間の考えをあらわす「〜まで」も、"until"で考える人と"by"で考える人では生産性がまるで違う。前者の典型例がいわゆる「9時5時」と固定的な時間ありきの発想。
おすすめしているのは、日常的にToDoをスケジュールにすべていつ何をやるのか含めて反映して可視化・共有してしまうこと、四半期で自分の時間の使い方とミッションの棚卸しをすることをルーティンにし、そのための時間を先にブロックしておくこと。それを続けるだけでも時間への意識と行動は大きく変わります
「近所に友達がいる」─ただそれだけで、これだけの良いことがある
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
15分都市構想、という概念は面白いですが、あくまで15分は目安というか、重要なのは社会の観点からいうと共同体の再構築、個人にとっては人間関係のポートフォリオの再設計、といったところでしょうか。
個人の主義主張がオープンになり、一方でオープンになりすぎたがゆえに誹謗中傷やそれによる分断が進み、それによってコミュニティに断絶や個人の「分人化」が進んだことによって、ありのままの自分を受け入れてくれる身近な存在の重要度が圧倒的に高まってきている。
かつては家族や地域社会というものがその代表格だったわけですが、職縁・地縁・血縁という3つの縁のそれぞれの解体が進んでいった中で、場所でいうところの「3rdプレイス」ではないですが、身近な「3rdコミュニティ」が必要になってきたということなのではないでしょうか
日本企業の72%が生成AIの職場利用を禁止する方針--BlackBerry調査
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
革新性、想像力、効率性の向上というメリットを感じる一方で、データ漏洩や不適切な情報拡散や著作権侵害などの法的リスクへの懸念も大きい。各社、生成AIの商用利用および社内業務での活用においてポリシーメイキングを模索している印象です。
企業によっては、生成AIを活用してコンテンツをスピーディに作成してみたものの、それを外部に公開するかどうかの議論で3ヶ月かかり、本末転倒な状況になっている、といったような話もききます。一方で、たとえば少し前にアナウンスされたマッキンゼーのLillyのように、社内での独自の生成AIツールを開発して社内利用を促進するような動きも強まってきている。
AWSやAzureのようなクラウドサービスが出始めたころに、セキュリティ課題に懸念を抱く企業が、一定のリスク担保をしつつもリソース活用の柔軟化やコスト削減を図るために、パブリックではなくプライベート・ハイブリッドクラウドを選択していったトレンドに似た動きがここから進んでいくことを予測します
生成AIの導入で、CEOの意思決定と従業員への影響はどう変化するか? 〜IBM CEOスタディ 2023から
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
大企業のトップマネジメントの意思決定に伴走しているマッキンゼーでも、社内向けの生成AIツール「Lilli」を導入したというニュースが1週間前に流れましたが、大企業のホワイトカラー職が調査や企画において生成AIを活用する動きはここから本格化していくでしょう。
一方で、本記事の言っている「43%が戦略的意思決定に生成AIを活用している」はとらえ方によってミスリードを生む気もします。おそらく大半は、「戦略的意思決定に必要な判断材料の準備に生成AIを活用している」という意味合いが強いのではないかと予測します。
意思決定はどこまでも責任をともなう「意思」が重要ですし、「決定」するための問いを立てることが重要であり、問いを立てることと責任をとることは生成AIが苦手な部分でもある。ただし、おそらく同じ調査をしたら日本企業はおそらく大きく遅れをとっているであろうことも含めて、危機感は強まりますね

【超理解】日本人が知るべきトヨタ「3つのゲームチェンジャー」
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
トヨタが全方位戦略をとる理由として、EVはまだ利益幅が小さく本業の収益を圧迫する、EVシフトによって取引先の会社が脅威にさらされる≒産業の生態系が崩れる、などがよく言われてきたように思います。
EVだけではなく、HVの究極系としてのPHV(プラグインハイブリッド)、水素をエンジンに活用した水素エンジン車、など技術的なブレイクスルーも多岐にわたることがよくわかりました。これらもあわせて、トヨタがなぜ現段階で全方位戦略をとるのかはより多面的に理解できました。
自動車産業における大変革としてよく言及されるCASE(Connected, Automated, Shared, Electic)からしても、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアやビジネスモデルの観点からも変革がせまる。安宅さんのおっしゃる和魂洋才ならぬ「物魂電才」ではないですが、トヨタのここからの動向には注目したいですね

【為末大】能力主義の世界を、君たちはどう生きるか
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
前日のサンデル教授の能力主義への懐疑論とあわせて読むと面白い。「努力しても夢は叶わないこともある」が炎上する社会から、「努力すれば夢は叶う」という言説が炎上する社会へ。ハッとさせられる価値観の転換ですね。
前日のサンデル教授のインタビューにもあった通り、能力主義にひそむ隠れた傲慢さ。「運も実力のうち」ではなく「実力も運のうち」という真実。その能力の前提となる恵まれた環境を認識して感謝する気持ち、ひらたくいうと「謙虚さ」を持つことが重要であり、これを持っていないと、トランプ当選のときのようなポピュリズムの罠にはまることになる。
「走る哲学者」と言われる為末氏、とても現実的な目線での話をしてくれていますね。謙虚さを大事にすることとあわせて、最後にコメントされている「2つの物語」を持つこと、つまり、能力主義にのっかる自分と、能力主義から降りる自分という2つの物語をもつということは、格差社会に生きる現代の我々にとって大事な示唆のように感じます

【大混乱】世界を埋め尽くす「AIフェイク」の狂った現実
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
Microsoftもしきりに連呼していた"Responsible AI" = 「責任あるAI」。フェイク検知は、サイバーセキュリティ対策と同様にこれからよりいっそうホットな研究開発領域になっていくのでしょう。
そもそも生成AIがこれだけ叫ばれる前からフェイクニュースの課題は指摘されてきた中で、完全な解決につながる策は見つかっているわけではない。真偽の判断というのは多面的だし、視点や立場によっても変わるので。したがって、ガイドラインだけでなく、つくる人、出す人、広める人、受け取る人それぞれのリテラシーが大事になってくる。
生成AIを使うことでより複雑なコンテンツが生成され流通することになるので、技術的な観点での検知・予防とあわせて、政策的な観点でのポリシーが重要になってきますね。イノベーションを阻害しない形での適切なルールメイキングが行われていくことを期待します

【副業】「民泊でひと儲け」できる時代は終わった
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
マーケットプレイスが成熟してきたということなのでしょう。「暮らすように旅する」ことをコンセプトに始まったAirbnbも、ビジネスが拡大する中で供給側・ホストの多くはローカルな生活者から事業者がメインになってきたということ。
Airbnbもビジネスですから、外部環境に左右されながらも戻りつつある需要に対して、より競争原理をはたらかせていく必要がある。市場における競争が起こる中で、この記事にあるようなローカルな生活者としてのホストにも一定のサービスの品質が求められるようになっていくのは当然の流れ。
最近、都市のジェントリフィケーション、ベンチャー生態系の進化に興味があるのですが、アンダーグラウンド→カウンターカルチャー→サブカルチャー→ますカルチャーというステージの変化において、カウンターカルチャー的な空気感のあったAirbnbも良い意味でマスカルチャー化してきたということだと思います。

【新哲学】時代に疲弊せず、長く繁栄する「商い」をする方法
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
売る商品の個数、ともに働く従業員の人数にあえて上限を設定する。山口周さんが『ビジネスの未来』という著書の中で強調されていた、日本経済が今後必然的に向かっていくであろう先の「なだらかな高原」の景色を想起させる、そんなインタビューでした。
資本主義の仕組みにそって外部からの資本を受け入れると、その資本をベースにした財の拡大再生産が求められていくがゆえに、基本はビジネスも組織も成長をしていくことが前提になる。しかし、日本の多くの中小企業は外部資本なんて入っていないオーナー企業であり、そこでは別の命題が重要になってくる。つまり、企業の器や商品・サービスが世代をこえて持続していけるか。
最近、インパクトスタートアップというワードやB-corpのような仕組みが注目されるようになってきたり、ベンチャーカンファレンスでも100年続くような中小企業のオーナーが参加するようになってきたり、ベンチャーの生態系にも変化を感じるようになりました。いま一度、企業という器が存在する理由や、目的の手前にある前提条件を考えなおす良いきっかけとなる事例ですね
「ポイントばらまき」脱却で増収増益のZホールディングス決算、10月の「ID連携」が成長につながるか
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
PayPayがついにEBITDAベースで黒字化。PayPayカードの取扱高やリボ残高が前四半期から急増していることもあるので、「決済は自社クレカのみ」の方針が着実に効果としてあらわれ始めたということでしょうか。
ZHDにとってのライバルでありベンチマーク先でもある楽天グループの金融事業が引き続き好調である一方で、子会社上場なども含めて積極投資が行いづらいタイミングでもある。ZHDとしては金融事業を再編してブランド力のついたPayPayに集約し、ここで一気に攻勢をかけたいところでしょう。
ID連携は最もユーザー便益につながるところである一方で、最も社内政治が働きやすく動きが鈍かった取り組み。加えて2年前のLINEの個人情報の問題もあって大幅に遅れてしまった。日本市場でもまれにみるインターネットサービスジャイアント同志の統合・合併の行く末として注視したいです。

【ジャック・アタリ】欧州の知性が語る、これからの世界秩序
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
人は常に自由を求めるもの。民主主義とは、物事を自由に選択できること。そして、民主主義なくして自由を得る方法はない。ゆえに、中国共産党やプーチン政権などの権威主義体制は次々と崩壊し、世界は徐々に民主主義に移行していく。
楽観主義者的にすぎる印象はありますが、主張はずっと前から一貫しているところ。プーチン政権はたしかにと思いつつ、中国共産党は単なる独裁政権というより独裁「的」な政権。経済は自由だが政治は独裁、独裁と言いつつも仕組みとして継続的に成立している独特な政権なので、そう易々と崩壊するかは疑わしい。
歴史は相対化だとはいいますが、グローバル・サウスの枠組みも、プロパガンダに踊らされずに冷静に見つめておく必要ありそうですね。また、利害を超えた結束は危機や共通敵から生まれるものであり、気候変動による危機が世界を結束に向かわせるというシナリオもまた真だと感じます
日立で進む「脱・配属ガチャ」。インターンにもジョブ型を拡大、400コース用意する背景
曽根 秀晶ランサーズ株式会社 取締役
一朝一夕ではできないこと。ここ数年でのテスト的な取組みをへて本格的に展開していくタイミングですね。これだけの大企業にして変革を進めてきた中で、後には戻らないぞ、という本気を感じます。
この動きが広がっていくと、会社単位での需給バランスではなく、会社×職種での需給バランスがより可視化されていくのではないでしょうか。「就社」人気ランキングではなく、本当の意味での「就職」人気ランキング。
また、会社の思惑として「本当はここのポジション埋めたいんだけど希望者いないしな、、」となっていた人気の薄いポジションを「配属ガチャ」で無理やり埋めることができなくなるので、それだけ企業側の採用競争力が問われる。それでもやる、という部分に覚悟をあらためて感じますね

NORMAL
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