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スタートアップはどうすればグローバルで成功できるか
琴坂 将広慶應義塾大学 准教授 (SFC/総合政策)
流石の論考。五常についてはそれなりに詳しいのですが、私としてこれは重要だったかなという視点は以下の点です。
一つ目は、「異質性による負債Liabilities of foreignness 」を克服できる強い訴求価値value propositions.
五常でいうと、日本という環境と創業者の実績と個性に支えられた圧倒的な調達コストの低さ(&容易さ)による低コスト資金(金融事業なのでコア中のコア)。
二つ目は、圧倒的な認知的多様性を束ねるコーポレートバリュー(企業の根源的価値観)。五常という言葉自体が体現する事業価値の真ん中に定めた社会価値、顧客貢献の精神。これがあったことで現地の方々の信頼を勝ち得、個性の溢れすぎるメンバーが一つになれた。
三つ目は、運。身も蓋もないですが、、、運は外せないですね。ただ、不運を切り抜けるだけの胆力が持続したのと、運を掴める可能性のある挑戦を繰り返したことが、結果的に運に恵まれた理由かとは思います。
まだまだなので、引き続き全力で支援します。
【全貌理解】MS入社、アルトマンの「激動60時間」を整理する
琴坂 将広慶應義塾大学 准教授 (SFC/総合政策)
対話、信頼関係、それがとても重要。報道されていることが事実ならいきなり解任を突き付けたという事なのだが、いかに権限があるとしても、それはあまりにも拙速。今出ている情報だけでは、解任側に回った立場の人たちの意見がわからない。なぜ、どういう理由でこうしたリスクに高い行動に出たのかを知りたい。単なる視座思考不足ではない、なんらかの理由がもしかしたらあるのかもしれない。
たしかに、この特殊な統治構造の中であれば、非営利団体の理事の果たすべき役割はその団体の定款に基づく活動、思想の体現に資する方向に経営が進んでいるかを監督することであるので、一件はすべてを敵に回しているような行為に見えても、彼らの立場と役割にたてば、正しいアクションだったのかもしれない。
唐突に見えるアクションに見えるが、もしかしたら繰り返し繰り返しコミュニケーションを繰り返していたのかもしれないし、もてるアクションのリストをすべて消化してしまったのかもしれない。そして、最後に、伝家の宝刀を抜かざるを得ないところに追い込まれたのかもしれない。
真実はまだ、見えていないと思うのです。
NORMAL
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