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【読書】深い対話を実現する、1on1の「2つのスキル」
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
病棟医長をしている時に、病棟で働く部下全員と1 on 1をやっていましたが、驚くほどの効果でした。医療現場では、しっかりと自分の悩みを相談できる場が用意されておらず、みんなが医療を学んで成長したい事が前提で話が進められてしまうため、ついていけない医師や、戸惑う医師も少なからずいました。
私の場合は、1 on 1では仕事にどう活かすかに留めるのではなく、その人のライフプランをどうしていくのかを中心に考えていました。
今、仕事に集中できない理由があったり、そもそも仕事に興味が持てない人もいました。
対話の中で色々な可能性を探り、今の仕事量や学びをどの水準にするのかを調整する事で、理解が得られていった様に思います。
1 on 1は、メンター側のスタンスで大きく価値が変わるものだと思うので、やり方と、何故やるのかを考えておくことは非常に重要だと思います。
NY市の薬物過剰摂取による死者、22年は過去最多の3000人強に急増
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
フェンタニルは医療現場では強力な鎮痛薬として用いられる麻薬です。効果は非常に強く、CDCによると、モルヒネの50〜100倍にも相当する様です。
こういった効果の強さは、少量で大きな効果が得られる事になり、不正流通しやすい要因の一つと考えられています。
麻薬を使っていることへの憧れ、使ったらどうなるんだろうという好奇心、現実逃避したい、恋人や友人からの同調圧力など、様々な要因で麻薬へのアクセスが生まれてしまいます。
例えば、暴走族と言うとかっこいいけど、珍走族というとカッコ悪いという様に、麻薬というからカッコよく感じるのかもしれません。馬鹿薬とかアホ薬の様に、カッコ悪い名称にしてみるというのも一つの方法なのかもしれません。アホ薬使ってアホになってると周囲が考える様になれば、使用者も減るかもしれません。
さすがにそんなに簡単な問題ではありませんが、やれる方法を挙げて、実践していかなければならない課題だと言えます。
RSウイルス感染症ワクチン承認 60歳以上対象、国内初
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
今のところ、高齢者のRSウイルスで苦慮した事例には出会ったことはありません。というのも、一般的に高齢者でRSウイルスの検査は行われないため、どの程度の有病率なのか、はっきりわかりません。国立感染症研究所からは、一定数いると報告されているので、有効性は高いのだと考えます。介護施設での集団感染も報告されている様なので、特に施設に入所中の方は積極的に接種すると良さそうです
小児ではRSウイルスは致死的にもなる一般的な感染症であり、小児への有用性は明らかです。小児と大人では免疫の仕組みが一部異なっており、大人のワクチンをそのまま子供に使っても効果がないことがあります。早急な小児用のワクチンの開発が望まれます。
薬の価格引き下げへ 診療報酬改定、財源の使途巡り議論
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
医療費の高騰は続いており、さまざまな施策を持って対応しなければ仕方がないといったところでしょうか?
浮いたお金を医療従事者の収入にと書かれていますが、世の中では最低賃金の上昇の風が吹いていますが、医療従事者においては、その様な話は聞きません。収入を保険料に依存してしまっており、保険を安くすれば国民の出費は減っても医療機関の収入は減り、医療従事者に払える給料も減ってしまうでしょう。
この記事にある様に浮いたお金をどう扱うのか、どこを削減して、どこにお金を使うのかを検討することは重要ですが、どの様な根拠をもとに、どの様なビジョンでやるのか、示す事が重要でしょう
「パンデミック候補」のニパウイルス、インドで死者 知っておくべきこと
髙橋 宏瑞順天堂大学医学部総合診療科 准教授
こういったニュースが広がる事により、医師側に目の前の患者がニパウイルスかもしれないというアイデアを提供します。
輸入感染症は、基本的に日本国内にいない感染症が流入するため、原因不明の感染症となってしまいます。ニパウイルスが世界に広がる可能性があると周知するだけで、医師がニパウイルス可能性を考えて検査し、診断につながれば日本の感染状況がわかる事になります。
国立健康危機管理研究機構や感染症危機管理庁の仕事の一つとして、こういった情報がわかりやすくアクセス出来る環境を作っていただきたいと思います。
ニパウイルス自体がコロナの様に一気に広がるかと言われるとまだその段階にはないと考えますが、今後の動きを注視するのも、これらの機関の仕事となります。
感染症の危機管理はまだまだこれからです。

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