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スマホゲームのヒットは本質ではない株式会社ポケモンがテレビ局並みの大企業に成長した本当の理由
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
エンタメ学者の中山さんの記事。相変わらず素晴らしい着眼点ですね。
記事にあるのは、ポケモンにおいてトレーディングカードがいかに重要であるかという話ですが、ポケモンカード自体は1996年に発売したものでポケモンのゲームがリリースされたのとほとんど同時期になります。
なので、この記事だけを読むと最近の売上を押し上げるきっかけになったのがカードという文脈に見えますが実はそうではなく、ゲームと同様に根強く広げていった結果が今に結びついています。
デジタルをベースとするコンテンツにおいてオフラインの重要性はVtuberがリアルでライブをしたり、生々しい中の人の配信があったりするのと同じく、仮想物に対しての愛着を大きく引き上げる意味で重要な役割を果たします。
ただ、それを含めてもポケモンは圧倒的ですね。
ポケモンとマリオの2つで、ディズニーに匹敵するレベルになりますし、この優位性は今後もしばらくは失われません。
ロマンがありますね。
VTuber事務所「ホロライブ」の世界展開に本腰。カバーが初の北米拠点を7月に営業開始
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
ホロリスオタクとしては見逃せぬ記事!!
ちゃんとコメントしますと、これまでも海外に対してはホロライブEnglishなどやっていたので、今回の動きはより現地に対して動いていくという事でしょう。
具体的には、オフラインの接点を作る目的かなと。
日本でもそうですが、Vtuberはヴィジュアルはたしかに仮想ですが、コンテンツとしての面白さは中の人の人間性に依存します。
画面越しでありながら、リスナーの生活にどこまで食い込んでいけるかが市場の大きさにダイレクトに通じるので現地拠点を持って動いていくのはかなり重要です。
ただ、こういった動きは『文化を馴染ませる』ことなので、自然と時間はかかります。短期のKPIを設定するとまず超えられないですし、継続することが重要なので、そこを谷郷さんも意識されているのかなと思います。
写真を撮って電柱を“制圧”、報酬もらえる 東電が参画した位置情報ゲーム「ピクトレ」の狙い
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
いわゆる『ゲーミフィケーション』といわれるゲームの仕組みに使われている人をモチベートさせる仕組みをゲーム以外に取り入れる考え方の一つですね。
記事内でもポケモンGOが例に出ていますが、あれはあくまでゲーム的な体験としてリアルとの接点があるだけで、本作のようにゲームを通して別の目的を達成させようとするのは別物です。
ゲーミフィケーションの例としては、公園のゴミ箱にゴミを捨てると気持ちの良い音が出るとか、階段を歩くとピアノみたいに音階が鳴る、などです。
実際これらによってゴミを拾う人が増えたり、エスカレーターの使用度が下がったりします。
日本は罰や恥などのマイナス要因で行動を誘導しようとしますが、こういったポジティブな方向の取り組みがもっと増えると良いですよね。
【追悼】鳥山明。世界に残した「真の遺産」とは
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
漫画は専門ではないですが、エンタメの編集者として少し解説してみようかと思います。
個人的な私見として、ドラゴンボールは国内と海外ではその役割が大きく違ったんだと思います。
というのも、国内では漫画というジャンルにおける一つのターニングポイントであり、以降多くの漫画家を生むきっかけとなった作品であるということです。
ドラゴンボール(厳密にはDr.スランプですかね)のコミカルなタッチでありながら、激しいバトルシーンが混在し、緩急をつけた作品として成立させています。
当時の人間ではないので、それ以前にもあったかもしれませんが、しっかり結果を残したという部分も含め、それまで北斗の拳のような荒々しい作品とは一線を画した存在になったんだと思います。
そして、海外での役割は主にアニメーションの領域において絶大だったのだろうと思います。
海外は日本ほど出版の流通は強くないので、そう気軽に漫画を流通させることが難しいわけですが、アニメであればTVさえあれば放映ができます。
記事にもある通り、DBやワンピースなどは多言語に対応しながら、ライセンス料を安価にして繰り返し放送されているそうですし、見慣れないアニメに対して少しずつ浸透させていくという文化の輸出を根気強くやり続けたからこそ、今のアニメ人気があるのだと思います。
もちろん、バトルを主体として国境を超えて感動できる作品があってこその偉業です。
この功績はどれだけ時間が経っても消えないですし、これからの漫画、アニメにおいても連綿と引き継がれていくと思います。
米アカデミー賞、日本の2作品受賞 長編アニメ賞に宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」、視覚効果賞に山崎貴監督「ゴジラ-1・0」
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
ゴジラ-1.0が入っているのは納得の一言ですね。ジブリも流石の一言。とはいえ、特筆すべきはゴジラの方かなと。
近年の邦画でも文句なしと言えるクオリティだったと思います。
ゴジラシリーズとしては、シンゴジラという原点回帰×庵野監督の後続ということでプレッシャーもあったなかで、あの人間ドラマを両立させたゴジラへ挑んだのは素晴らしいやり方だったと思います。
部門としては視覚ですが、個人的にはIPの使い方と企画&脚本の部分でも評価あってこその反響だと思います。
この手の受賞含め、腐すのは外野としても簡単ですが、評価すべきところを評価していくことは大切なことだと思います。
予算縮小など、肩身が狭くなる現場においてこれだけ挑戦した作品が世界で通用するのは素晴らしい成果です。
これを機にもっと予算突っ込んでいける座組が生まれていくとより可能性も上がるかと期待しています。
なぜインターネットはつまらなくなってしまったのか
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
Xに関しては、収益化に伴うインプレゾンビの存在やおすすめ表示のアルゴリズムなど固有の問題がたくさんあるので、一概にSNSとひとくくりには語れないところがありますが、あえてSNSと括って書くのであれば、単純に一昔前の何をしたところで利益にはならないゆえに純粋な遊び心が許された世界という、子どもの世界だったものが収益化や知名度のインセンティブが働くようになったことで、様々な思惑を持った人が混入して、それぞれのポジジョントークを繰り広げるだけの世界になってしまったという話ではないかと思います。
そりゃ面白いかと言うとそうではないですよね。
ただ、かつてよりもお金にはなります。面白くないですけど。
これを進化と捉えるか退化と取るかはそれぞれでしょうね。
僕はクソだと思いますが。
映画ファンほど“批判”する「日本アカデミー賞」、誰もが納得するその意義とは?
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
賞って難しいんですよ。
弊社も小説のコンテストやっているのでよくわかりますが、外部からだとどんな審査してるかわからないので、受賞に裏事情があったのでは?とか勘ぐられることすごくあります。
特にエンタメに関する賞は、『面白さ』が判断軸になるので、それこそケチをつけやすいんですよね。どんな名作であても、面白くないと感じる人はいますし、そういう人から見れば『『嘘やん、あれのほうが面白かったぞ』となりやすいわけで。
ただ記事中でも言われているとおり、こういった賞は一定叩かれますが、販促や盛り上がりには良いんですよね。
コンテンツって出したときには宣伝も含め情報が回りますが、そのあとってなにか新しいきっかけがないと販促できないわけで。
そういう観点でもこういった賞は重要なのです。
この店に来れば何か知的なものに触れられる鳥取の定有堂書店が「本屋の聖地」になったワケ
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
書店は2006年時点では14500店舗以上あったのが今や7700店舗ほどに落ち込んでいます。これも22年時点のデータなので現時点では7000店舗を切るかもしれません。
書店は再販価格維持制度と委託&返本の仕組みがあるので、場所さえ持っていれば取次から本を委託されて、売れた分だけ精算するという安全性の高いビジネスとして一気に広まったのが日本であり、これだけ書店を全国に持つ国もありません。
日本がコンテンツ大国となったのも、それだけコンテンツにふれるきっかけを作った書店という接点があったから、というのに他ならないと思います。
ただ、近年は少子化や可処分時間の奪い合いなどにより、本自体の需要が減りました。
特に顕著だったのが雑誌ですね。元々、雑誌は書店ビジネスの要で、毎週新しく流通されるので、流通網として発達し、そこに単行本を相乗りさせることで流通費を安く済ませていた背景があります。
ただ、この雑誌が情報の源泉だった昔と異なり、売れなくなった現代では単行本の売上のみにこだわらないといけなくなり、あらゆるコストが上がる結果になりました。
以前は助かっていた再販価格維持制度も書店側で価格競争が起きないためにセールなども行えず、本の豊富さ、つまり大型書店だけが優位性を持てるという状況になっています。
じゃあ、小さな書店はどうすれば?ということで、模索が続いているわけですが、間違いなくその答えの一つはこの記事にある『メッセージ性の高い書店』だと思います。
大型店舗は本の多さゆえに、読者側でセレクトするのが難しいという側面があります。
そこを付いて、押し付けがましい書店にする、いわば司書のいる本屋さん的な立ち位置は全国で少しずつ見られています。
そういう側面でも、本記事はいい教材になりえると思います。
【株式】東映アニメが後場に入って売り先行 漫画家の鳥山明氏の訃報で市場に動揺
Kondo Hiroto株式会社BookBase CEO
エンタメ業界ではまさに激震が走っています。
クリエイター間の動揺はもちろん、ライセンスとしても今後どう管理し広げていくのかが問題になります。
手塚治虫さんの時もそうでしたが、大きなIPは著者様の死後、だれがどう引き継いでいくのかという問題があり、作品としては残り続けます。
DAIMAに関してもそうですが、最近の続編やスピンオフ系のもので作者本人による監修がクオリティを大きく左右する問題もあるので、今回の出来事は市場としても大きく揺れる話になります。
媒体を問わず、鳥山さんと関わりのない会社というのはほとんどありませんからね....。
漫画にとどまらず、さまざまな領域を開拓された方だったことが改めてわかりますね。
NORMAL
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