宋 美玄

先日FIGO（国際産婦人科連盟）に参加した際にトランスジェンダーの生殖について、生物学的に女性の体に生まれた人が男性になった後に出産する、など多様なケースへの対応について話されていた。日本でも性腺切除が必須要件にならなくなればからだの自己決定権についてもっと個々人が行使できるようになると思う。

完全な避妊法はなく、セックスをすれば妊娠の可能性がある。色んな状況や関係性でセックスは起こり得るが、たとえ行きずりの相手であっても、向こう半年くらいはあの時のセックスの相手が妊娠しているかも知れないと思って過ごして欲しい。産婦人科医をしていると、妊娠を告げたらLINEをブロックされたり、相手が逃げたりどこの誰か分からなかったりすることはよくある。遺棄された赤ちゃんの父親でなくても、セックスしたことのある女性とすぐに連絡を断つような経験のある人は、自分が人知れず赤ちゃん遺棄に加担している可能性を自覚してほしい。（それこそ中絶はよくあると思って欲しい） まずは女性側が主体的に避妊をしているいないに関わらず、確実に最初から最後までコンドームで避妊を。そして、半年から一年は相手のことを忘れないで欲しい。最低限のこと。

見出しに目を疑いましたが今月の記事でした。世の中様々な立場や考えの人がいますが、何をニュースバリューありとして報じるかはメディアの判断。そのせいで人の命が失われて来たのではありませんか？繰り返すのですか？

性犯罪を犯して学校や保育所を追われた人が学習塾に流れては意味がない。塾の風土によっては学校より生徒との距離が近いところもある。子供と触れる職業は全て対象とすべき。

地方の医療崩壊の折、「憲法の職業選択の自由には抵触するが医師を強制的に配置できるようにすべき」と言われたのと一緒では。皺寄せが末端労働者に行くのは看過できない。

私学に身を切らせる無償化とは、意味が分からなさすぎる。教師の負担が増えたり質が下がったりすることは必至では。大阪から他府県に通う生徒もいるし、混乱も起こりそう。