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医療費が過去60年で例のない減少となった真因
東洋経済オンライン
平 有紀医学博士 糖尿病専門医 認定内科医 産業医
『これまでの医療はやっぱり余計だったんですね!』という短絡的な意見もありそうなので補足します。 まずコロナ以外の感染症は明らか減りました。 インフルエンザ、風邪だけでなく他のものも減っています。 次に医師にとっても驚きでしたが、これまでウィルスと発症が関係無いと思われていた疾患も減りました。 脳梗塞、心筋梗塞、一部の膠原病などです。理由は分かりませんが、今後疫学調査が進むかも知れません。 これらは経済的にも医療的にも減って良かったものだと思います。 一方で癌の診断や、糖尿病などの新規の疾患の診断は遅れ始めています。 健康診断、人間ドック、受診控えが起きているせいです。 また、私の領域でいえば糖尿病のコントロールは全国で悪くなっているし、他の慢性疾患も同様です。 慢性疾患は軽症で済んだものが悪くなると将来余計に医療費がかかります。糖尿病では透析に莫大な医療費がかかり、問題になっています。 つまり、医療の結果が出るのは10年後どころか30.40.50年後であり、この一年という極めて短い時間で医療を評価することはできません。 たしかに医療は整理すべき点が多いですが、若い人〜中高年の方の将来に影響する点は削るべきではありません。
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医療崩壊への危機感都医師会長が「新型コロナ専門病院」設置を本気で提唱するワケ
現代ビジネス[講談社] | 最新記事
平 有紀医学博士 糖尿病専門医 認定内科医 産業医
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医療現場にいるあなたへ
note(ノート)
平 有紀医学博士 糖尿病専門医 認定内科医 産業医
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緊急宣言、効果を疑問視 特措法改正を優先―政府
時事ドットコム
平 有紀医学博士 糖尿病専門医 認定内科医 産業医
賛成です。 信じない方もなぜか多くいらっしゃいますが、医療崩壊はすでに起きています。 今回の医療崩壊とは端的に言えば「病院のキャパオーバーで普段助かる病気が助からない状態」です。 弱く長くで強制力の弱い、パフォーマンス色の強い緊急事態宣言よりも、法的整備で強制力を持たせた方が良いと思います。 太平洋戦争では劣勢を認めない国民と政府が状況を悪くしました。 今の日本でも医療崩壊を信じないことで、同様のことが起きています。 信じたく無いことをみない、竹槍精神が再燃しています。 現代の竹槍をアビガンと呼びます。 この年末年始で国民の移動は確実にありました。 2週間後に結果として出ると思います。 大切なことなので繰り返します。 【医療崩壊はすでに起きています】 ■追記■ 民間病院を責める意見を最近よく目にします。 この民間病院の定義はなんでしょうか? 私立の大学病院や総合病院も民間病院ですが、すでにキャパ以上の重症患者を受け入れています。受け入れを断っているとしたら純粋なキャパオーバーです。 街中のクリニックのことだとしたら、無床クリニックでは重症患者の診療にはタッチできないので医療のキャパにはもともと関わっていません。 いま必要なのは重症対応が可能なベッドとスタッフですが、クリニックに一朝一夕では準備できません。 できるとしても検査と初診時のトリアージくらいです。 民間病院への責任追及は本質では無いように思います。
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首相、元日からコロナ協議 医療体制確保を指示
共同通信
平 有紀医学博士 糖尿病専門医 認定内科医 産業医
医療者批判をされているコメントがあって残念です。 もともと過労死レベルとされる労働時間の130%くらいは働いていて、現在それを大きく上回ってみんな働いています。 雨が降ってあなたが濡れたとしたら、傘ではなくて多すぎる雨に責任があります。 ⭐︎年末年始の医師の休みを批判されている方へ⭐︎ 心情的にはもっともです。 しかしながら、すでに多くの病床を持つ病院で入院加療と救急診療が例年以上に稼働しています。 また、医療機関が年末年始に休んだり縮小せざるを得ない理由の一つにスタッフの女性の多さがあります。 医療は医師だけでは成り立ちません。看護師、薬剤師から清掃のスタッフに至るまで多種にわたります。 意外かも知れませんが、どれか一職種でも欠けると病院は全く回りません。つながった歯車のようなものです。 彼女達には家庭がある場合も多く、特に就学児がいる場合は冬休みで、母としての役割を求められます。 したがって年末年始の彼女たちの労働を求めるならば、学校や保育施設の体制なども変えなくてはいけません。 「働く母親」の年末年始の家庭での手が空かなければ、働きようがないのです。
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NORMAL