Picks
15フォロー
20712フォロワー
新社会人に贈りたい、最強の「お守り言葉」
石田 裕子株式会社サイバーエージェント 専務執行役員
これまでの社会人人生の中で、数多くの言葉をかけてもらってきましたが、特に若い頃に言われて強烈に覚えているのが、「迷わずベトナムへ行け」という言葉です。
たとえば会社から「ベトナムに行って事業を立ち上げてきて」と言われたら、まずは迷わずその環境に飛び込み、がむしゃらに頑張ってみることが大事で、ベトナム語を学んでからとか、市場調査をしてからとか、なぜベトナムに行く必要があるのかと迷っていると、先に飛び込んで経験を積んだ人に確実に遅れをとってしまうという意味です。
それぞれの会社のカルチャーもありますし、人によっては響かないかもしれませんが、明らかに経験を積めるチャンスが目の前に転がっているならば、まずは飛び込む勇気を持つことを、新社会人の皆さんには意識してもらいたいです。
【新常識】効果抜群。「男性育休」はカネで解決できた
石田 裕子株式会社サイバーエージェント 専務執行役員
『育休を「取りたければ取ってもいいよ」という状況から「ぜひ取って」、いや「頼むから休んでくれ」というフェーズに移っている』
というのはまさにその通りです。
一方で、「給与が減る」という理由以外にも、「上司が育休取得に対する理解がない(自分は休んだ経験がなく理解してくれない)」として、会社からは「休んでくれ」と言われるのに上司は「本当に休むのか」と明確な温度差があり、結局評価が下がることを気にして取得できないという声も聞こえます。
人事制度一つとっても、各企業のカラーやカルチャーが色濃く反映されます。数値目標を掲げ徹底的に達成を目指す企業もあれば、金銭報酬によって社員の支援を厚くする企業、周囲の理解促進のための文化醸成に注力する企業、または義務化された育休取得率の開示だけをする企業もあります。
どのような方向性を目指すにしても、発するメッセージや制度の内容そのものが、その企業の“文化”となっていくと思います。
【真相】結局、転職はソンなのか、トクなのか?
石田 裕子株式会社サイバーエージェント 専務執行役員
転職に何を求めるかは人によって異なりますが、「短期的な給与アップ」「生涯賃金のアップ」「キャリアアップ(役職が上がる、責任範囲が広くなるなど)」「スキルアップ(既存スキルの向上、新しいスキルの習得など)」というような、基本的に前向きな理由による選択であるケースよりも、「今の業務を辞めたい」「今の職場での人間関係を解消したい」というような後ろ向きな理由による転職活動であった場合に、結果的に転職を後悔する人が多いと思います。
(そして、大抵前向きなことを発言していたとしても、根本的には今の職場に対するネガティブな気持ちから転職を検討し始める人が圧倒的に多いことも事実)
一時的にモヤモヤした気持ちがある今の状態から抜け出すことをゴールにして焦って転職先を探すのではなく、転職によって何を成し遂げたいか、どうなったら理想かを自分なりに定義することが大事です。
「バカなふり」と「寝る力」こそ最強のビジネススキルだ
石田 裕子株式会社サイバーエージェント 専務執行役員
誤解を恐れずに言うと、優秀でかつ謙虚な人は、「謙虚なキャラクターを演じている」ことが多いです。
優秀なのに横柄な人、謙虚な姿勢を持てない(または演じられない)人は、能力があるが故に周囲からどう思われようとやるべきことをやるだけという強い意志を持っているか、人間性やキャラクターは仕事の成果には関係ないと割り切っているか、自分の優秀さを認めてもらいたいがためにアピールが強すぎて謙虚な姿勢を見せることを忘れてしまうかのいずれかに該当することが多いような気がします。
変な言い方ですが、企業のトップや経営層が“謙虚”とは程遠い振る舞いをしていると、その会社のカルチャーやどのようなキャラクターの人が多いかが透けて見えてしまいますね。
職場で悩んでいるとき「話しかけやすい人」と「思わず避けてしまう人」の決定的な差とは
石田 裕子株式会社サイバーエージェント 専務執行役員
「人の話を聞く」というのはシンプルなことなのに、意外とそのシンプルなことができない人が多く、かつ、人の話を聞かない人ほど「自分はしっかり人の意見を聞いている」と思っていることが多いです。
頭の回転の速い人ほど、相手が何か言いかけたところで自分なりに解釈してしまって、コミュニケーションが途中なのに相手の言葉を遮ってしまうというのもよくありがちです。
上司と部下のコミュニケーションにおいても、気がついたら9割上司が話しているという光景もよく見られるのではないでしょうか。
人は自分とは違う人間であることを前提に、より相手を理解しようと寄り添うことが、特にマネジメント層のコミュニケーションの基本だと思います。
【出口治明】読書の達人が教える、最高の「本」の使い方
石田 裕子株式会社サイバーエージェント 専務執行役員
「知識があれば、違う背景を持った人、考えが異なる人のことを理解できる」
「違いを理解できると、優しくなれる。色々な人と、分かり合える」
「それが人生をより良くしてくれる」
素晴らしい言葉ですね。
読書を通して知識を身に着けるだけでなく、思考プロセスを追体験することで「考える力」が磨かれていくというのもその通りだと感じます。
よく、さらさらっと本を読んだだけで中身が分かった気になり、深く“考えない”ことがあるのですが、何が分かったのか、どのような気づきを得たのかを、短くてもしっかりアウトプットしていく習慣を身に着けなければならないと思います。
本を読むことそのものが目的ではなく、「どのようなことを考えたか」こそが重要です。
NORMAL
投稿したコメント