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なぜサーファーに「納豆アレルギー」が多いのか? クラゲの成分との意外な関係性
AERA dot. (アエラドット)
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
一般的な大豆アレルギーは、納豆のほうがアレルギーを起こしにくくなります。 しかし、納豆アレルギーは、独立してポリガンマグルタミン酸に対するアレルギーを起こすことがあります。 ポリガンマグルタミン酸は、徐放製剤(ゆっくり効果がでるように調整された内服薬)などにも使用されています。 すなわち、即時型といってすぐ起こる反応をおこすはずが、『ゆっくり』症状がおこることがあり、病歴からの判断が難しいことがあるのです。 そして、そのポリガンマグルタミン酸へのアレルギーの獲得が、クラゲに刺されると起こりうることが知られています。 ▷Inomata N, Miyakawa M, Aihara M. Surfing as a risk factor for sensitization to poly(γ-glutamic acid) in fermented soybeans, natto, allergy. Allergology International 2018; 67:341-6. https://pediatric-allergy.com/2018/03/22/surfing-as-a-risk-factor-for-natto-allergy/ (日本語訳・解説) なお、ポリガンマグリタミン酸は、発酵が進むほど増加する可能性があり、『古くなった納豆』のほうが納豆アレルギーを発現するという報告があります(自分の論文です)。 ▷堀向 健太. 時間経過により納豆抗原性が増強したと考えられた納豆遅発性アナフィラキシーの7歳男児例. 小児科臨床 2011; 64:1659-62.
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寄生虫「エキノコックス」愛知県知多半島に定着、あなたにできる予防法は?(石井万寿美) - 個人
Yahoo!ニュース
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
エキノコックスが話題になっていますね。 エキノコックスは4種類あり、そのうち多包虫症が問題となっています。 イヌ科、ネコ科を終宿主とする寄生虫ですが、人間に感染すると基本的に手術で取り除くしかないという難しい相手です。 唯一といってよい治療薬であるアルベンダゾールは、エキノコックスを完全に殺せないため、投与を中止すると再発しますし、肝臓の障害を起こしやすい薬なので、長期投与が難しい場合もあるのです。 1936年に北海道の礼文島でエキノコックスが発見されたとき、すでに多くの方が感染しておりなくなった方が多数発生しました。 多包虫症は、処置をしなければ90%以上が致死的な経過をたどるという報告もあるのです。 礼文島の野犬はすべて殺処分されましたが、すでに同時期に北海道に広がり、現在は北海道全土に拡大しています。 現在、北海道のキツネの30~40%、飼い犬の0.4%がエキノコックスに感染しているとされています。 北海道では対策を十分なされていることもあり、感染は年間20例程度で推移していますが、本州に拡大することが恐れられていました。 2019年には愛知県知多半島で発生していたことは報告されており、定着しているのかどうかが現在も調査が続けられています。 その流れでの報告ですね。 スクリーニング検査は血液検査です。 1984年から1993年に、715841人が検診を受け5653人がELISA検査で陽性となり、うち60人が患者と認定されたという報告があります。
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東京都 新型コロナ 7人死亡 感染確認はことし最少の60人
NHKニュース
堀向 健太東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士
厚生労働省新型コロナウイルスアドバイザリーボード資料には、 9月27日~10月3日におけるワクチン接種歴別の人口当たりの新規陽性者数(10万人対)は、 全年齢で   未接種 17.7   1回接種 6.6   2回接種 1.6 65歳未満   未接種 18.2   1回接種 6.7   2回接種 1.7 65歳以上   未接種 12.6   1回接種 3.6   2回接種 1.5 となっています。 すくなくとも、ワクチン接種の上昇が大きく寄与していることは間違いないでしょう。 ▷https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000840238.pdf 忽那先生の記事を拝見すると、 >新規感染者数は第5波を上回る感染者数を想定した準備が必要となるでしょう。 >重症化率が減り、新規感染者数が増えることが想定されることから、軽症・中等症の病床数の需要がさらに増えることが予想されます。 とあります。 ▷https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210930-00259117 ワクチンの『感染予防効果』は下がるにしても、『重症化・入院予防効果』はそれほどさがらないことがわかってきたことから、今後、重症者の中心はワクチン未接種者から多く発生することになることは概ね明らかになったと言えます。 >各都道府県で整備されている酸素センターや大規模療養施設などは、この軽症・中等症の増加に備えるための重要な対策と言えます。 とあります。 無駄足になる可能性は無きにしもあらずですが、おそらく、『感染者数』だけでいえば次の流行の山はもっと高くなるだろうと予想する専門家が多いので、無駄足になる可能性があっても用意せざるを得ないでしょう。 重症化率が1/10になっても、感染者数が10倍になれば同じことだからです。 そしてデルタ株の感染性が強いため、ワクチン接種率があがったとしても、基本的な感染対策は必要であることはかわらないでしょう。 しかし、ワクチン接種を維持しつつ経済を止めないようにすることは徐々にできるようになってきていると思われ、この条件で、経済をどのように盛り上げていくのかは、経済の専門家の腕の見せ所のようにも思えます。
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