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菅内閣不信任案を否決 首相、今国会解散見送り
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
3ヶ月前ならいざ知らず、野党がこのタイミングで不信任案を出す意味は分からない。ワクチン接種は日に日に加速していて、職域接種が加わると1日100万回に達する可能性が充分ある中で、「危機意識がない」「会期延長に応じない」だけの理由では大義が見えない。
9月の総裁任期期限と解散を視野に入れたシニカルな「対立姿勢」の演出という印象を有権者に与えてしまったのではないか。
計画通りに進まないとしても9月末までに国民の5割が1回めの接種を受けていればその効果が社会全体に分かるように現れるはずだし(英国とイスラエルの例)、「何とかコロナから国民を守り切った」ことが低迷する自民党現政権の支持率を押し上げるのに最適の材料として働きます。
党利党略が透けて見え、姑息の戦法。政敵に塩を送るようなミスジャジメント。
LGBT法案、了承見送り 「差別」に保守派異論―自民
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
「差別は許されない」という一文が加わって地団駄を踏む与党内「保守派」の審査会。偏狭で侘しい連中だという一文で片付ければ良いのですが、そもそも実効性のない「わきまえ」あるあるの見せかけの法案だったのに、ここで「慎重」とは笑止千万
別の報道(TBS NEWS)によると「「道徳的にLGBTは認められない」「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、LGBTはそれに背くもの」などの声も上がり、法案に反対する議員が大勢を占めたということです」
彼らの言動から自民党が唱える「理解増進」が何であったかがくっきりと浮かび上がってきます。そういう意味では、一定の効果はあったとも言えます。「寛大になろう」「理解が深まるまでは」は単なる見え透いたエクスキューズであり、差別を無くして困っている人々に「平らな競技場」を与える思慮も気概もさらさらないのです。哀しい集団を戴いた、アンラッキーな国民。
音声SNS「Clubhouse」の認知度は19%、利用意向は22%〜LINE調査
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
日本語と英語と半々ぐらいで聴いていると違いが何げに見えてきて興味深い。英語圏ルームは同じ職業だったりチャレンジを抱えている人たちが集まって「これどうしよう?」という集約性が働くのに対して、キーボードの音しか聞こえない無言部屋だとか、全員ひたすら口笛を吹いているルームだとか、著名人の名前が立っていてみんなが集うという「おへそ」ともいうべき集約点のない空間が日本語のクラブハウスには広がっています。
参加して飽きないのは、終了時間が決まったり、聞き手を上手に引っ張り上げる能力を持つモデレーターがいる部屋です。起承転結がある「コンテンツ感」とは別の、脱メディアSNS
Apple Watchが無症状のうちに新型コロナ感染が検出できるかもしれないとの研究報告
トランプ氏孤立化、両党から罷免要求・政権高官辞任 議会乱入で
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
「わずか13日の任期。されどアメリカにとって、どの日もホラー・ショーになりかねない」。大統領の治安妨害行為を指弾し罷免を求めるペロシ下院議長の談話。
閣僚以下トランプ政権を支える主要メンバーの相次ぐ辞任、しんがりとしてホワイトハウスに残っているスタッフの顔ぶれ、大統領の孤立と権限を考え合わせると、けっしてファンタジーの話ではない。
昨秋わずか8日間しかなかった通常上院会期を延ばしひと月余りでバレット最高裁判事候補の身元審査から承認を走り切った上院での超速審議を考えると、できない日程ではあるまい。
ペンス副大統領による合衆国憲法修正第25条の発動、拒めば議会が弾劾も辞さないという声が民主・共和両党議員の間で挙がっている。1期を振り返ると、三権すべてを野党に引き渡したトランプ政治の破綻と、自らが促した蜂起の責任を問われる大統領自らの末路という、穏健な支持者すら目を剥くような現状。
“While it’s only 13 days left, any day can be a horror show for America,” Ms. Pelosi said, calling Mr. Trump’s actions on Wednesday a “seditious act.”(NYT)
バイデン氏の当選を正式認定 トランプ支持者ら4人死亡
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
ペンス副大統領が正式認定を宣言すると、最後に上院の専任牧師バリー・ブラック元海軍少将の祈りがあって閉会。
昨日議会で起きた暴動を自由への冒涜と捉え、人々の生死を左右するリーダーの言葉(the tongue)に焦点を絞り、アメリカ政治の「機能不全」を力強く牽制した。
民主主義に対する脅威への神の加護を祈る箇所では、その脅威が「国内外」にあると言い、虚偽の主張で民衆を煽り続けるトランプ大統領と大統領に追随する共和党議員の作為を暗に批判した。市民間の分裂が解消されるようお導きを、という願いで祈りを結んだ。
信仰の有る無しにこだわらない広い観点、具体的かつシャープな表現であった。
トランプ支持者、連邦議会占拠 当選手続き中断、女性ら4人死亡
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
最暗黒の数時間は目に前に展開した。
銃器を持って議会に突入する群衆は直前までトランプ現大統領の強弁に煽られ、暴動に及んだ。最中に大統領はビデオメッセージで「選挙は盗まれた、君たちを愛している」という虚構であり危険極まりない主張を繰り返し、民主主義に対する破壊行為への加担を緩めていない。
数週間前から予測され、防御できた違法行為を、複数ある連邦治安局はなぜ防げなかったのか。選挙以降の、弾劾に値するトランプ氏の言動を法に則って、今後どのように質すことができるのか。バイデン政権は、パンデミックに加えて政治の中枢を狙った市民暴動と前大統領の責任追及という重い課題を引き受けざるを得ない。
群衆は、大統領選の最後の手続きとなる各州から運ばれた大統領選挙人投票の開票を実施する最中に突入し、議場を占拠した。
歴史的に見ても重大な犯罪である。鉄道ができる19世紀前半までのアメリカ各州では選挙人票を副本まで作り、警護付きの複数の馬車に乗せ、慎重を期して首都まで運び込みました。叛逆の企てと奪取を想定しての対策だったが、2021年になってその想定が初めて議会の真ん中で現実となるとは、目を見張るべき出来事である。
京都の高校生、大学進学率全国1位に 過去最高の67・8%、その理由は「数」
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
大隅東北大副学長が言われる通り⤵︎
「逆に言えば、東北地方で大学進学率が低い背景には、過疎によって自宅から通えるところにある大学の数が少ないことが考えられ、そのルーツは廃藩置県までさかのぼります」
さらに一歩、江戸時代まで遡れば京都の街自体が「総合大学」のような性格を帯びていて、身分に拘らず、全国から若者が「留学する」磁場として存在した。
しかし昨年卒京都在校生の進学率を押し上げた理由は何であろう。検証をぜひ行っていただきたい。インバウンドの激増やリアルな交流圏の拡張など、都市機能の変化と若者たちの選択との相関性など、興味深い課題が生まれそうな気配。
米ジョージア州上院決選投票始まる、勝者判明は数日後か
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
民主党ワーノック牧師は当確(APニュース)。南部から民主党初の上院議員が誕生するわけで、歴史的な達成。現職ロフロー氏落選。
ということであと一席で民主党は上院過半数を奪還、となればバイデン次期大統領の政策構想に大きな追い風が吹く。
現時点でジョージア州残りの一席は民主党候補オソフが共和党のもう1人の候補(現職)を僅差でリードしている。
トランプ氏による大統領選不正説を最後まで強硬にバックアップしたロフロー氏だが、一方彼女は負けると過半数が民主党に渡り、議会と大統領の間にあるべき権力バランス(checks and balances)が崩れることを選挙期間中しきりに主張していた。そのことが、「負けていないぞ」というトランプ氏の強弁と矛盾し、州内の共和党支持者たちを混乱に導いたと言われている。
ジョージア州共和党内に露呈した膠着と矛盾はそのままアメリカ「保守」勢がトランプ後に直面するであろう縮図のように見える。
イラン、韓国タンカーを拿捕 米「制裁圧力の緩和狙い」
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
対岸の火事と見るべき事案ではない。
ホルムズ海峡を通過する日本関係の船舶は1年にタンカー約500隻を含む1500隻以上。1日あたり約4隻が通る計算。日本は、アメリカが主導する経済制裁に連動しており、外交の上では友好関係にあるが、今月予定される米大統領就任式の前後にはさらなる挑発が起こるかどうか、注意が必要。
拿捕の背景には、韓国による70億ドルの資金凍結解除に向け協議すべく韓国外相が数日内にテヘランを訪れることがあると見られる。英ガーディアン紙によると、イランがこのタイミングで敵対的行動に出るのは、政府内にくすぶる対米強硬派と実務派との内部争いの表れであり、前者の指示によって舵は切られたと見ている。⤵︎
https://www.theguardian.com/world/2021/jan/04/iran-resumes-enriching-uranium-breach-nuclear-deal?CMP=Share_iOSApp_Other
【オードリー・タン】「共通の価値」を生み出す、“7つの流儀”
大学共通テストは予定通り実施 緊急事態宣言発令でも 文科省
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
妥当な判断だ。昨年4月にはできなかった感染対策の最適化、ピンポイントで拡大を防ぎつつ生活を破綻させない施策の正しい姿だと思う。
中止した場合どうなるかを考えると分かりやすい。
共通テストはすべての国公立大学が1次試験として、私立大も全体の9割近い534大学が一部の入試で成績を合否判定の材料に使っている。中止すると、多くの大学に甚大な影響が出る。
具体的にいうと、多くの大学では、2月に続く個別試験の成績と調査書はじめ出願書類だけで合否判定をせざるを得なくなる。公正かつ適切な合否判定は、できない。
個別試験は、そもそも基礎学力を測り選抜する共通テストを前提として成り立っていて、制作工程は、ほとんどの大学において年内すでに完了している。1ヶ月余りで出題から印刷・校正をやり直すことは、とうてい無理な話。各大学の金庫で眠っている個別試験を使うしかない。
共通テストは、多くの受験生が地元近くの大学・高校で受験するから、移動距離が短くて済む。言いかえれば、各大学が行う個別試験と比べて、感染リスクは小さいと予想されている。
仮に共通テストの選抜を欠いたまま個別試験を行なった場合、どうなるのか。各大学に向かう受験生の足が増え、移動距離も長くなり、感染拡大ファクターとして無視できなくなるのである。
個別試験の実施が共通テスト以上に難しくなることは火を見るより明らかで、やるべきことは、テストに臨む受験生の移動手段と試験会場での感染予防対策をいっそう徹底させることと、1日も早く地域居住者や企業などへの協力を呼びかけることだと思う。
1月16日・17日(30日・31日=第2日程と追試)は午前と午後、できるだけ公共交通機関の利用を控えるよう要請することなど、できるだけスピーディに。
【1月予告】13人が就任、SOMPO櫻田氏やLINE舛田氏などが参画
ロバート キャンベル早稲田大学特命教授 日本文学研究者
仕事始めの朝❄️今月からプロピッカーになりました。不思議な響きですね‥‥(笑)
研究分野では200年前のことばかりを考えています。古人の手垢が付いた木版本や古文書などを日々繰って生きていると、時には驚き、時には首をひねることもあります。読んでいると今の自分にそっくりだ!という歴史人物に出くわして大声で笑うこともしょっちゅう。
一方、時事も気になり、東西のニュースメディアから色んな記事を読みますが、そこでも例えば疫病で苦しむ江戸時代の日本人女性の姿がディスプレーの向こうから一瞬浮かび上がり、重なります。
時代は専門性と、物事の本質をいくつもの角度から見抜き、切り込むことを求めています。ぼくはNewsPicksをデータに目を凝らし事実を突っつく= pick at ための場にしていきたい。
NORMAL
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