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羽田から離陸する「国産ラグジュアリー」 大西洋氏の地方創生ビジョンとは?
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
昨日発表になりましたが、12月22日に羽田第三ターミナルに日本発の国産ラグジュアリーブランドを販売する免税エリアのセレクトショップがオープンします。
空港の免税売り場も表参道も、並んでいるのは欧米のラグジュアリーブランドばかり。
今のコロナ前を凌ぐ百貨店の好景気も基本ラグジュアリーブランドに頼っている部分は否めません。
日本の地方発の優れた技術に裏付けられた伝統的な商品を集めた売り場が、空港免税売り場にできることは悲願でもありました。
空港のショップをプレゼンテーションの場として、多くのインバウンド客にアピールすること。
現在、平均的なインバウンド客の旅行支出額の平均は20万円程度と言われております。まだまだ海外富裕層に日本ブランドを売り込むことは必要なのです。
ファッションカテゴリーでは、有松絞りを使ったsuzusanや着物織物を使ったMIZENなどが選ばれております。
今後は越境ECや都内にリアル店舗も企画されているとか。
100年後も日本の優れた技術を存続するために、これからの展開に期待しております。
LVMH メティエダールが細尾と提携 「日本のシルク産業に革新を」
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
ついに! そして嬉しいニュースです。
LVMHメティエダールは今年岡山4月にはデニム岡山県のデニム生地マニュファクチャーであるクロキ株式会社とパートナーシップを締結したことでも話題でしたが、ついに日本のシルク産業にも。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000076467.html
VMHメティエダールはラグジュアリー製品の製作に必要な匠の技を伝承する企業に出資、コラボレーションをするという取り組み。すでにジャパン社も設立され、日本の伝統的な技術への協業や投資を始めています。
京都の細尾は西陣織をインテリアに応用するなど独自の革新的な取り組みで成長をしている企業。最近ではGUCCIとのコラボでも話題になりました。
新しいデジタルやアート文脈だけに止まらず、絹織物のモノづくりにおいても革新的な取り組みをしているところが評価されているのだと思います。
「伝統的なシルク製造技術に革新をもたらすだけでなく、新しいアイデアや視点を生み出し」ていくことを期待しております!
日本の技術が世界をリードする。良い事例です。
リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査(全体)
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
メルカリの「リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査」のレポートにコメントを出させていただきました。
特にz世代の中でメルカリの使い方の変化が面白いです。
シーズンの商品を早く手に入れて、できるだけ早く売ることで、次のアイテムを買う、といういわば「ホッピング消費」
またシーズンが薄れつつある中で、
(桜開花の話題、日本から季節がなくなっているという話題
https://newspicks.com/trends/1175/?block=trend&ref=index)
衣替え、という概念が薄れていること。なかなか面白いレポートなのでぜひチェックしてみてください。
手放す服に新たな選択肢。ビームスが「モノを売らないお店」期間限定でオープン
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
ビームスらしい、いい企画ですね。
フランスでは2022年1月から「衣服廃棄禁止令」が施行されています。
売れ残った新品のアパレル製品を廃棄(焼却や埋め立て)することを禁じる法律です。
このインパクトは大きく、世界的な流れとなっております。
服を手放すとき廃棄しない選択肢として、大きく二つの方向があります。
・古着として誰かに渡すか?
・回収業者に託して素材として引き取ってもらうのか?
いずれにしても、「循環」がキーワードになります。
ビームスのような試みは、収益性よりも
アパレル企業として取り組むべき「循環性」を伝える面もあると思います。
ものの記憶を受け継いでもらうことで、
お気に入りの服も次にバトンを渡していく。
ファッション産業を継続可能にしていくために、
メーカーも消費者も意識を変えていかなくてはなりませんね。
U2、ラスベガスのハイテク新コンサート会場「スフィア」で定期公演を開幕
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
Xに流れてくるこの映像を見て鳥肌が立ちました。
360度の球体型の没入型コンサート会場。
内部には解像度16K のLEDスクリーンと、16万7000個のスピーカーが設置され、縦横無尽の度肝を抜く映像世界。
フィジカルにVRを超える映像美。いやあ、すごい。
しかも柿落としがU2という豪華さ。
「U2:UV Achtung Baby Live at Sphere」アクトンベイビーライブなのです。
ちなみに、スクリーンのビデオアートを作成したマルコ・ブランミッラ(巨大なエルヴィス・プレスリー)、エス・デヴリン(ネバダ州の絶滅危機生物)、ジョン・ジェラード(“サレンダー”フラッグ)、というラインナップも鳥肌もの。
これはできるだけ早く見に行かねば。
人間の視界空間の革命的な建造物になることでしょう。
この驚きを超えるエンターテイメント施設を大阪万博では作れるのだろうか?
そこも含めて、必見なのです。
「ジェラート ピケ」×「ポケモンスリープ」発売 事前整理券に3万人殺到
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
モコモコのルームウエアで人気のジェラピケの最新コラボはポケモンスリープと。
さすがのマッチング!
カピゴンやピカチュウモチーフのパーカやヘアバンドなど、キャラを生かしたウエアのデザインが秀逸なのです。
”寝る”をキーワードにマッチした、ポケモンスリープとジェラピケの組み合わせは両方のファンにとってたまらないコラボ。
IPビジネスがアパレルの救世主である今、こういうコラボのあり方は勉強になりますね。
購入の混乱も避ける整理券の配布とかも良いですね。
ポケモンスリープ、おすすめです。
睡眠時間を記録できて、寝ている間の寝言とか、いびきとかも
録音されるんです、笑。
ぜひお試しを。
パリコレ直前に服50点以上を奪われ…数日で作り直した「バルマン」、無事ショーを成功
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
今月17日、BALMANデザイナーオリヴィエ・ルスタンのインスタでコレクションピース50点が盗難されたと投稿して騒然となりました。
https://www.wwdjapan.com/articles/1645378
デザイナー、メゾンにとってショーに向けたコレクションピースは半年以上もかけて作り上げたまさに創造の塊。
心血注いで作り上げたサンプルを盗むとは。。。
パリの空港からアトリエまでの輸送の間トラックごと盗まれたと。
その後、約10日間で50点をもう一度作ったという。
それだけにこのショーはクリエイターの執念とも言えるコレクションでした。
デザインはデザイナー一人で作るものではありません。
素材から、縫製、パーツ、刺繍などサプライチェーンに関わる人々全ての
汗と涙の結晶なのです。
最近の治安の悪さはパリだけには及ばず、全世界で問題になっています。
特にファッション系の荷物は狙われやすいのだと、
今回はそれでもショーを諦めずやりきった、バルマンチームに拍手。
そして美しいショーでした。
岸田首相、内閣改造での「女性ならではの感性」発言がトレンド入り 「さすがに2023年にそれはない」など総ツッコミ
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
本当に岸田さんの言葉は軽くて、薄っぺらくて、ちょっと哀れみを感じてしまいました。
なぜ女性の失笑を買ってしまうのか?
・テンプレ的な「女性ならではの感性」という言葉は、女性の起用を能力ではなく、女性という記号で見ているといくこと。
・じゃあ男性を起用するとき「男性ならでなの〜」なんて言うのか?
・女性活躍なんて本気で思っていないだろ、結局
などがあるのです。
ざっくり「女性の感性」ではなく適材適所であるポイントを示して、結果、実力のある人を起用するべきだと思う。
岸田さん、英語の時の方がいいスピーチをする印象が。
センスのなさが痛すぎますね。。。残念。
「実は日本のポテンシャルは高い」サーキュラーエコノミーを深掘り続ける2人がそう断言する理由- アパレル業界におけるサーキュラリティと経済合理性の両立は可能か?識者たちの見解を聞いてみた-
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
サーキュラーエコノミーは経済成長を阻害する、という考え方も一方であります。しかし、これからの社会の仕組みを考えると、企業にとってもs消費者にとっても必然の流れであると思います。
安居さんの言葉より
『サーキュラーエコノミーは何か取り組みをやったからといって、必ずしも翌年にものすごく儲かるかというとそうではないです。ただ長期的に見ると、これまでの調達・廃棄コストを下げられたり、原材料を安定的に調達できたり。継続的利益を上げられたり、これまでにないビジネスモデルでブランディングができたりなど、短期利益以外で企業にもたらすメリットのほうが多いかもしれません。』
消費財を扱っている企業にこそ、是非読んでほしい記事です。
記事にでてくる、京都のMITTANに行きたい!
ジェンダーフルイドファッション の台頭、ハリス・リード氏によるニナ・リッチ初のコレクションと高まる市場の需要
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
ジェンダーフルイドの流れははっきりコレクションに出ていますね。
現在開催されている東京のファッションウィークでも、メンズ、レディスの垣根はなく、メンズがドレスを着たりは当たり前。
私自身も最近メンズの服を買うことも増えました。
垣根がないことは、誰でもどんな服を着れるということ。
より自由になれるということ。
マーケティング的にも、ターゲットが広がるので、メリットも高い。
ファッションだけでなく、ビューティ、香水市場もこの傾向になっているのも
もはや止まらない流れと見た方が良いでしょう。
なのでマーケティング担当は自社の製品が、知らず知らずにジェンダーバイヤスをかけていないか? 問いながら製品開発すべきだと思います。
そごう・西武「スト」 大手百貨店労組も支援へ
「ルルレモン」の強さの源泉とコミュニティ形成の極意 独自のエコシステムの秘密を探る
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
ルルレモンのレギンスを愛用しております。
あまりに気に入りすぎて、普段着としても履いております。
松下さんの記事にあるように、ここ数年で飛躍的にブランド価値を高めていルルレモン。
その一番の強みは商品力です。
オリジナルの4方向ストレッチ素材を開発。一番の魅力は滑らかな履き心地と、
お腹がしっかり抑えられて、スタイル良く見えること。
なので俄然トレーニングする意欲が湧きました。
だから安いウエアに浮気できなくなるのです。
コロナ禍に友人からストレッチウエアをプレゼントされ、
Lululemonが配信するYouTubeのエクササイズムービーを見ながら
家トレを始めました。
ヨガスタジオをリアルに運営したり、コミュニティ作りが早かったことも
新しいブランドの成功例と言えます。
一番に大切にする消費者との近さは店頭にいくとより強く感じます。
ぜひ、一本レギンスを買ってみてください。
その強さがわかりますよ。
ユニクロなら1000円台でも良質だが…売れている1万円超の白無地Tシャツには“相応の価値”があるのか?
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
この季節、非スーツ男子にとって、白Tは必須のアイテムでしょう。
ここで大切なのは、良い白Tとは何か?ということです。
もちろん、ユニクロU のクルーネックTは名品です。
・クリストフ・ルメールがディレクションするそのデザインの秀逸さ
・ドライタッチでヘビーウェイトなコットン100%の天竺素材
・透けにくく、体型を拾わないこと
・丈夫であること
これで990円ですから、本当にすごいというか、ぐうの音も出ない、笑。
しかしながら、やはり生産国はバングラディッシュであったり、ベトナムだったりと、それなりに価格を維持するための生産背景があります。
オールシーズン使えて、確実にヘビロテするアイテムこそ投資をすべきです。
ここで紹介されているブランドの中でも#FFFFFFT(シロティ)は今も通販をせず、店舗販売にこだわるブランド。4月発売の初のオリジナルTは13,200円。
https://www.instagram.com/fffffft_sendagaya/
1万円で、素材にもこだわって、売り方にもこだわる。
こういう「ちょっといいTシャツ」を手に入れることがかっこよさですね。
長く着られて、コスパも最高です。
最近流行りのパックTですが
私のおすすめはマルジェラの3枚パックT 。BUYMAですと3万円台で買えるのも良いです。絶妙な色違いの白3枚というのも良い。
https://stylehaus.jp/articles/24817/#head_2_1355054
伊勢丹新宿本店、クリアランスのすべり出し好調 初日の並び客は2318人
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
実際に伊勢丹をのぞきましたが、セール初日の午後、売り場は落ち着いている感じ。「セール縮小、正価品シフト」は実感としてわかりますね、セール離れは百貨店以外、ECでも少しずつ起きている印象です。
夏ものの売れ残りを夏の中盤に買うより、先取りの秋ものを購入する。セール商品の横でプロパー(正価)商品が売れる、という話はよく聞きます。
売り手にとっても、プロパー消化率が重要視されて、そのためにも適正な価格で適正な量を生産することが大切です。
そのために、7月期納品の半袖の秋新作、または晩夏商品が最近では多く売り上げています。
かつては伊勢丹セールの日には朝から行列したよなあ、と思いつつ。セールはあくまでの消費のカンフル剤、というところですね。
まさにスペクタル! Louis Vuitton 2024年春夏のファレル・デビュー戦
軍地 彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクター
すごかったですね! 本日日本時間朝の5時からストリーミングされたファレルのルイ・ヴィトンメンズ、デビューコレクション。
パリのLVMH本社下のポンヌフ橋を完全にブロックして、ゲストはオルセー美術館の下からセーヌ川を下って会場入りするという仕掛け。見上げれば、草間彌生さんの巨大像。いやあ、パリをLVで染め上げていました。
ヴァージルが5年前虹色に染めたランウェイを、ファレルは金色に染めました。
ゴスペルが流れる中、事前にアナウンスしていたように、ダミエ柄にフォーカスしたコレクション。(ちなみにダミエ柄は日本の市松柄からインスパイアされています)
何より、全てが消費者に「欲しい!」と言わせる買い手の気持ちに寄り添ったコレクションであったこと。まさに今の時代を象徴していました。
ファレル自身の言葉は、下記のVOGUEの取材に語られていますが
自身のアーティスティックディレクターとしての役割を「ヴィジョン」と言い切り、今回のテーマを「愛」と宣言していることはショーの随所に表れていました。
ラスト、自身が登場し、日本式に手を合わせて感謝を示し、数十人のデザイナーチームが橋の上に現れるという演出も、彼の思いがあってと思われます。
ミュージシャンの仕事の傍、NIGOと共に数々のコラボレーションをし、ラグジュアリーブランドにストリートカルチャーをもたらしたファレルらしいコレクションでした。
これは売れるなあ。
ショーで流れていた自身の曲「JOY」はメンズだけでなく、ファッション界全体への凱歌となりました!
コロナ後、元気づいたファッション界の象徴的なシーンでした。
VOGUEの記事はこちら
↓
https://www.vogue.co.jp/article/us-voguebusiness-louis-vuitton-pharrell-williams-ahead-of-his-debut

NORMAL
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