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【議論】「弱者男性」問題を無視してはいけない
Sasano Masato
アメリカで黒人の貧困率や警官に銃殺される割合が高いのは構造的な差別があるからなので様々な手段で補正すべき、という主張に対し、それはいずれも若年層を含めて犯罪に走る割合が黒人で極端に高いからであって、事後的な補正は根本解決にならずどちらかというと自分たちは被害者であるという刷り込み教育と仲間に対する強さの証明として非行を求められる黒人コミュニティの一部の文化の問題を是正すべきという議論がある。仲間に対して強さの証明を求められるのは得てして男だろうから、そういう文化圏で男の方が経済的に落ちぶれやすいのは直感的には予想できる。学術的に決着のついた話ではないので、本インタビューでは原因について想像がつくとしつつぼやかしているけど、上記の議論は米国の少なくとも保守系の言論空間では一般的に浸透している認識のようなので、インタビューを視聴した米国人ならピンとくるんじゃないかな。

嘘をつく「動機がない」。疑惑の渦中で広津社長が語ったこと
Sasano Masato
・実際の患者の存在割合に合うように閾値を動かしている
・これにより、検査数が増えるほど検査の精度が上がる見込みがある
というのがHIROTSU社の中の(悪意のない)人の発想なのかもしれない。でも、それじゃサイコロ振って大きな数字が出たら高リスクとみなす、というのと何が違うのか?という批判には全く答えられていない。肝心の線虫検査の有効性とは関係ない数字のトリックでしかないから。
一方、企業秘密みたいな言い分も論理的には成り立つので、線虫検査が有効という真実がありえない、とはただちに言えない。けど、少なくとも科学という土俵では(少なくとも現状のHIROTSU社のスタンスのままでは)認証できないものだと理解した。そして、それにも関わらず科学コミュニティに認められている、と積極的に世間に誤認させることは自分の判断基準では詐欺にあたる。真実として線虫にがんを見つける能力があるかどうかや、それを実用化した技術が存在するかどうかにかかわらず。
そして、fake it until you make it 的な発想は嫌いなので、仮にもし真に有用な技術を広めるために必要悪として今不誠実なスタンスでいるつもりなんだとしたら、やはり自分は肯定できない。価値観次第で有効な戦略なのかもしれないけど、人間は集合知で発展してきた生き物なので、嘘が積み重なるほど文明の発展効率が下がると信じてる。

【実録】社員が止められなかった「疑惑のがん検査」
Sasano Masato
害が少ないという違いはあるけど、マイナスイオンや水素水に大手メーカーが喜んで乗っかれるような環境では、美容系や健康系でこういう詐欺はなくならないと思う。科学的に正しいと言えないことを知りながら正しいと騙る行為に対して、もっと厳罰を与えてもいいんじやないだろうか。大げさな表現をすれば科学は人間文明の根幹であって、その健全性の担保にはもっとリソースが割かれてもいいと思う。
追記
科学とそれ以外の哲学体系を区別するのはそこまで簡単じゃないと思うので、悪意がなくとも誤った情報に乗っかている人も多そう。コメントされている水島氏にしても、経歴は素晴らしいけど、役割はずっと営業/マーケ/事業拡大あたりだったようだし、HIROTSU以前のどの事業も自然科学分野ではない。学歴もどこにも公開されてない。なので、そのパターンに当てはまる可能性があるように感じた。

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