Picks
1571フォロー
12519フォロワー


経済成長するASEANを走破、日本の国際協力の意義とは vol.1
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
コロナ、地球温暖化、人権や半導体不足などに代表されるサプライチェーン、食糧危機、難民増加、水などの近年より深刻になった問題はどれも地球規模で起きています。
当然、他国(特に日本との経済関係も深い近隣国)の経済成長を支えることで自国にも好影響があるという観点や日本のプレゼンスという国益もあるものの、それを超えて、労働力や食料など、他国の恩恵を受けている国際社会の一員として地球規模の問題への対応は義務でもあると思います。環境問題などで新興国が先進国に対して訴えている公平性は新興国の不満の現れでもあり、特に他国に依存している日本としては、綺麗ごととしてではなく、国際社会の不満や対立を放置すれば自分達に跳ね返ってくることは目に見えています。
パナマ運河が干ばつで水不足、通航船舶数を制限-海上輸送に影響
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
運河の航行が長期に渡り影響を受ければ、日本にも影響が出ると思います。
エネルギーという観点では、米国からパナマ運河を経由して液化天然ガス(LNG)を輸入しているので、ルート変更や遅延によりコスト高になってしまいます。その他の物資にも影響が出ればインフレをもたらす可能性もあります。
過去にコロナによりパナマ運河の運航に遅延が出ていたことが理由で米国からの輸入が遅延したこともありました。東回りのルートについても過去にはスエズ運河でも座礁事故が起きたこともあります。
因みにLNGの世界の生産量は年産約4億2600万トンでありますが日本は7700万トンを輸入している最大のLNG輸入国なので真っ先にLNGの供給不足の影響を受けます。ロシアからの輸入も地政学リスクに直接面していますが、米国からの輸入と合わせると15%近くになり、供給源の分散化の重要性が改めて認識させられます。
現時点では、日本などの大半の国は、再エネへのトランジションエネルギーとしてガスに依存せざるを得ない状況です。一方で、人類の活動の結果としての温暖化により干魃が増加すれば、エネルギーや食料の物流という人々の生活を脅かす事になるのは何とも皮肉です。
(https://spaceshipearth.jp/drought/#干ばつが増加している原因は地球温暖化による異常気象の多発)
毎年「最低2週間の休暇」フランス人がとれるワケ
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
フランスに住んでいたこともあり今も多くのフランスの企業と働いていますが、日本との違いの一つは職務記述書や目標が明確で、会社に来る事や会議に出る事自体が目的化していないという事です。
意識面の違いは、フランスではバカンスの為に働くという意識が強いと思います。
また、日本の祭日はフランより5日多いので、そういう意味では5日連続休暇をとっているのであれば、フランス人と比べた場合実質2週間休んでいる事になります(ただフランスでは3週間以上休んでいる人も多いですが。笑)。日本でもある意味合意が取れれば休めるという事ですが、結局周囲を気にするという文化もあると思います。
祇園にあふれるゴミ…京都のオーバーツーリズムに悲鳴!市民の大半は「観光業」と無縁なのに…
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
写真に京都旅行者の民度?と書かれていますが、旅行者には近隣の日本人も含まれていますし、京都の住民もゴミ箱を使っているので民度は関係なく、単にゴミ箱のキャパが小さいだけだと思います。
お客様は神様と言いながら、ゴミ箱のキャパに方が小さいという発想はなく、観光客批判の一辺倒との印象です。これを見て「観光客はとんでもない!」となるだけであれば世界の観光都市から遅れをとり続けると思います。
これでは日本が沈むと言われるのも当然で、観光業の発展のためにも、旅行者には色々と有料化してごみ処理や輸送能力を上げ、どうやったらもっと来てもらえるのか、共存が可能なのか、ビジネスチャンスとするのかという議論が大事だと思います。
もっというと、バブル時代に日本人も主要観光地に押し寄せていましたが、当時は団体ツアーそれをビジネスチャンスに変えた海外の企業は多いですよね。

NORMAL
投稿したコメント