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ユニクロ、使用済ヒートテックインナー持ち込みで最大1000円クーポン
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松沢 優希NTTデータ経営研究所 社会・環境戦略コンサルティングユニット マネージャー
着用に適さないヒートテックは、自動車用防音材や高カロリー固形燃料(RPF)へリサイクルするとのこと。このRPFについて解説します。 RPFは素材としてのリサイクルが困難な紙やプラスチック、その複合材等を破砕・成型して燃料化したもので、石炭、石油、コークスの代替になります。ヒートテックの素材はポリエステル(プラ)、レーヨン(主原料木材)、アクリル(プラ)、ポリウレタン(プラ)ですので、RPFに適しているわけです。 RPFは石炭等よりも、同じ発熱量でCO2排出量が少なく、価格も低く安定しており、灰の発生量が少ないというメリットがあります。さらには廃棄物として焼却処分されない分のCO2削減の効果もあります。このため、製紙会社、鉄鋼会社、セメント工場、発電所等で幅広く利用されています。 RPF化は、目に見えやすい形での素材としてのリサイクルではないし、結局燃やしているじゃないか、と思われるかもしれませんが、無理に材料としてリサイクルするより、結果的に環境負荷が低く、経済合理性もあり、持続可能な場合に選択されるリサイクル手法です。 とはいえ、以前はCO2を削減することが注目されていたため、RPFに代替させる方法でよかったかもしれませんが、最近はカーボンニュートラルを目指す(=CO2をちょっと低減すればよいという話ではない)という発想の転換がなされていますので、長期的にみるとRPFも需要がいずれなくなってくるかと思います。 よって材料リサイクルやモノマー化などのケミカルリサイクルの拡大は引き続き期待されます。ユニクロもいずれは、回収したものを新しい手法でリサイクルすることにチャレンジする方向になるかもしれません。最近、定期的に使用済み商品の回収活動を行っている企業のリサイクルのレベルが、年々上がっていることがよく見られますので。
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