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北極圏LNGが米制裁対象に=JOGMECや三井物産が参画
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
https://www.reuters.com/markets/asia/japans-mitsui-comply-with-arctic-lng-2-related-us-sanctions-2023-09-16/
ロイター記事によると、The sanctions do not apply to the project itself nor to its shareholders ということなので、プロジェクト自体に制裁が課せられたわけではなく、プロジェクトが契約する建設関連会社やLNG船の操業企業です。したがって理論的にはコントラクターを替えれば制裁の対象とはならないと思われます。
ただ、LNGプロジェクトは技術的に複雑で、一度デザインされた案件についてコントラクターの代替が可能なのかはわかりません。
また運搬は氷を割って運行できる砕氷船なので代替企業を見つけるのも難しいと思います。
日本は何位? iPhone 15の価格の年収対比ワースト3位ナイジェリア、2位パキスタン、1位は年収の約9割
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
アフリカや中南米の多くの新興国が入っていないですね。年収の何倍という以前にその存在を知らない人や入手不可能な地域も多く存在します。そもそも電波が通っていないことも含めて。したがってiPhoneを指標に使うことで世界が網羅できるわけではないです。
また最新のiPhoneが買いやすいというのはどこまで大事なのかという価値観もあると思います。
例えば子供の数や睡眠時間に関するランキングは全く異なるランキングになると思います。
価値観によってもiPhoneの買いやすさというランキングの見方も変わると思います。
(アレ?寒暖サンタさん北欧出身なのに北欧の食べ物はお口に合わない様ですね。。)
止まらぬドル高、原油高騰がさらなる追い風に-ユーロと円が犠牲
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
米国はシェールガス革命によりガスの輸出国になり、日本も輸入しています。それに加えて、石油ガスはほとんどドルで取引されるので、資源高の際にはより他国は多くのドルを買う必要がありドル高に拍車がかかります。
一方で資源高やそれに伴うドル高は日本を含む各国の輸入価格の高騰により世界的にインフレをもたらし、景気には悪影響を与える可能性があります。
(余談になりますが、一部の日本の電力、ガス会社は海外に石油やガス田の権益を持っているので部分的に資源高の恩恵を受けることで輸入高の悪影響はやや緩和されます)
また、資源価格は金利などよりも変動幅が大きく、最近も暴落しました(2020年に石油価格はマイナス価格を付けました)。変動幅をリスクと考えるならば、通貨の価値が資源価格に依存しすぎることは必ずしも良いことではなく、資源価格や通貨高云々よりも経済のコアとなるその他の産業が大事になってきます。
わかりやすい例だとベネズエラやコンゴなどの資源が豊富な国々を見ていると、資源価格に振り回されない為にはその他の産業が如何に重要なのかがわかりますし、その対極にあるのがノルウェーなどです。
今回の様なドル高は米国にとっても中長期的には「リスクの高いドル高」だと思います。
国連で働く日本人職員、過去最多の961人に…女性が62%
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
国連や世界銀行グループなどの国連の専門機関は欧米主導のブレトンウッズで作られた歴史があり、シニア層にも欧米人が多いです。
新興国を相手に仕事をするので新興国出身者も増えてきています。また、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語などが主要言語になるので、これらの言語を母国語としない日本人は不利だと思います。
現場レベルでは単に出資比率が高いというだけでは中々採用が増えるというわけではないので、国連組織のことを知ってもらったりして受験者を増やしたりする地道な努力は一定の効果があると思います。
そんな中で日本人の強みを出していくためには、日本の投資、金融、技術、社会システムなどを新興国に動員していくという、民間セクターとの架け橋となれることだと思います。異なる強みを持ち込めることこそが国際機関側のメリットにもなり、ダイバーシティのメリットでもあります。

【サンデル教授】エリートの「やればできる論」は、他人を駄目にする
林田 修一世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表
運が成功の大きな要素という点はその通りだと思いますし、例えば途上国の貧困から抜け出すのは至難の技だと思います。
一方で、この記事の議論は大学に行ける行けない、アイビーリーグ云々といった「成功」の狭い部分にスポットライトが当たっていますが、そもそも成功の定義が「幸せになる」ということなのであれば大学や勉強は手段に過ぎません。寧ろ、これからの世の中を考えるとそもそも大学の価値自体が下がってきていると思いますし「成功」の定義に入るのかすら疑問です。
大学教授なので題材が大学となりバイアスがかかってしまうのは仕方がないかもしれないのですが、この点が気になりました。
これはいつも思うのですが、狭い基準で他人と比較すると「不幸」という感覚が生まれます。転職をして、異国に来てからより一層それを感じます。

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