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威圧的な「石丸構文」より平和? 「進次郎構文」トレンド入りで上がる小泉進次郎氏の好感度
Sakaguchi Masakiyoワイズプラント株式会社 取締役執行役員
マーケターとしては優秀だと思った石丸氏ですが、メディア対応は完全に失敗しましたね。各局選挙特番を組んでくれて、インタビューする機会までくれたのですから、そこで良い印象を残していれば次に繋がったのですが。私の周りでは、あれをみて入れたことを後悔した人が多いようです。「なぜ及ばなかったのか?」の質問に「貴方達が報道しなかったからです」という回答は、支持者には刺さるでしょうが、その言葉を発した後のしてやったりな表情といい、選挙会場で湧いた拍手に手を上げる様をみると、まるで新興宗教の教祖のような、得も言われぬ気持ち悪さを感じてしまいました。恐らく、石丸氏の最大の欠点は共感力のなさで、それが故に排他的で、調整力が求められる首長には適さないと、中年以降のマネジメントを経験した層には感じられたのかと思います。
石丸伸二氏と蓮舫氏の2位争いを可視化、都市部で明暗分かれる 東京都知事選の得票分析
Sakaguchi Masakiyoワイズプラント株式会社 取締役執行役員
多くの人は石丸氏のことをネットの切り抜き動画程度でしか把握していないと思いますので、あれをみて石丸氏に動いたという分析は早計かと。それより、孫さんやジョブズがやってきた『仮想敵を定め、それに抗う新興勢力』という構図を創り出すマーケティング手法が奏功し、なんとなく改革してくれそうという雰囲気だけで動いたと思われます(都心の都民は良くも悪くもミーハーなので)。ただ、ひろゆき氏や成田悠輔氏など、いわゆる意識高い系に刺さっているインフルエンサーが少しずつ梯子を外しにかかっているので、次回は厳しいのでは?個人としての魅力も、「上長は周りに人がいる前で特定の部下を叱責してはならない」という、マネジメントの基礎中の基礎ができてない時点で人心掌握ができず、政治家として大局を動かす力はなさそうに見えます。
蓮舫氏〝大敗〟に立憲衝撃「信じられない」 共産との連携、裏目か
Sakaguchi Masakiyoワイズプラント株式会社 取締役執行役員
立憲は枝野さんあたりから完全に戦略ミスを続けてますね。以前、「少子化対策は子持ち家庭に向けるだけでなく、子を持たないと決めた家庭や未婚の人たちに"子を持ちたい"と思わせる施策を行うべき」というコメントをしましたが、立憲についても同様で、左翼票は共産党に擦寄らなくてもある程度とれる(共産党の支持率はたった3%)ので、中道または支持政党がなくやや右寄りな人にも納得感があり、金権政治や宗教が絡む政治はNGという層に向けて、もっとしっかりとメッセージを送るべきでした。弱者を見捨てないという思想は立派ですが、多くの人が疑問を持っているLGBTQ法の徹底強化や、関連NPO団体に対する補助を厚くする、太陽光をより推進する(過去の発言)などと言われると、公金狙いの団体や某政治評論家の元夫などが浮かんでしまい、中道は離れてしまいます。私の周りにも、今の自公政権に疑問を持っているリベラル思考の人は多いですが、今の立憲に預けるくらいなら小池さんの方がマシかなと思った人が多かったように思います。あとやはり、憲法に殉じるなら、宗教を利用した組織票、選挙サポートなど組織的な投票勧誘は、公職選挙法で明確に規制すべきだと思います。
「ヨーカドーで服を買う」は本当に復活するのか…「ユニクロよりは安い」という新ブランドが成功する条件
Sakaguchi Masakiyoワイズプラント株式会社 取締役執行役員
Found Goodのサイトとインスタを拝見しましたが、ユーザーを甘く見てるという印象があります。GMSアパレルのターゲットが高年齢すぎたから、年齢層を下げたというのも実感しないというか、何も活かされていないような。UNIQLOが成功したのはJやアンカバのようなハイブランドとのコラボを始めて、アパレルに対する本気度が出始めてからです。それまでは柳井さんの『服なんてこんなもの』という思想から作られた服が多く、実用品としては優れていても服好きからは嫌われてました。そのつまらない思想が社内外の新陳代謝で崩され、アパレルに本気で向き合ったから今の成功があるのかと。Found Goodは『服なんてこんなもの』という、残念な頃のユニクロと同じ思想が、商品作りから感じられます。
蓮舫氏、神宮外苑再開発は「都民投票で声を聞く」新たな公約を発表。実施されれば都政初
Sakaguchi Masakiyoワイズプラント株式会社 取締役執行役員
今更ゼロに戻すというのは、今まで赤字で公的支援もなく維持してくれていた明治神宮へ丸投げの体勢に戻すということでしょうか?内苑を守るために外苑を壊すかのような言い方をしていますが、計画を見ると外苑は組み替えられるだけで伐採は殆どなく、森林も多くは植え替えられるようです。高層ビルは商業施設で利益を計上してこのエリアの維持費を公費負担なし、明治神宮など民間負担もなしで解決するための良策のように思えます。気になるのはその施設のデベとの繋がりくらい(D社のプロジェクションと同類ではないか?という嫌疑)ですが、この方は本当に開発計画を理解されているのでしょうか?それとも、わかりやすいイシューを用いて左翼に刺さる(騙す)政治利用をしたいだけなのでしょうか?
日本で大量に廃棄される「衣料品」、重さにして51万トン「ヤバすぎる廃棄量」の「根本的な原因」と企業の責務
Sakaguchi Masakiyoワイズプラント株式会社 取締役執行役員
繊維産業は基本設備さえしっかりしていれば、どの国でもある程度の生産が出来てしまうという差別化が難しいジレンマがあります。また、先進国と途上国ではまだまだ所得格差は大きいです。つまり、最先端の縫製工場を途上国に作ることで、いわゆるスマイルカーブ製造ができます。このスキームを資本家が最適化して、世界を席巻する巨大SPAが数々生まれてきました。また、枝葉のライバル企業も対抗するので、洋服生産の低価格化が世界的に進んできたというのが現在までの流れです。2020年には衣料廃棄が約50万トンてすが、実はバブルの絶頂期(89年あたり)では約25万トンといわれていて、値入率もこの頃のほうが大きかった(利幅が多かった)にもかかわらず、廃棄は今のほうが圧倒的に多いわけです。
つまり、衣料の廃棄は値入率の高さに比例するものではなく、単純に価格に比例する(安いから捨てやすい)のだと思われます。廃棄は税制との相関も考えられますが、それでも単純に高ければ捨てないので、価格と廃棄量の方が相関性に説得力があるような気がします。一方で、伊藤忠など大手商社が繊維の再生に力を入れている企業もあります。これはSDGsという流行りに乗っかっているわけではなく、地球の人口増加に繊維の生産量が追いつかなくなる未来が割とすぐそこに来ているからです。天然繊維は安易に増やせないので石油由来に頼るしかないですが、カーボンオフセットを目指す世界が石油由来の化成品(化繊)を増やすことを是とするのか?というのもひとつのテーマ。私達イチ消費者としてできることは、製造のトレーサビリティと適正価格を知ることや、消費判断の主軸にコスパを置かないようにすることなのかもしれません。
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