Picks
1フォロー
1521フォロワー
デジタル庁、次期マイナカードのデザインイメージ公表 何が変わる?
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
シンプルな見た目の背景に数多くの試行錯誤があったことが伺えるデザインです。個人的には主要な箇所に英文表記が入ったのがとてもいいなと思いました。海外では時々写真付き公的身分証明書が求められますが、日本の運転免許証には英語表記がないことに加え、生年月日も年号だったため、IDとして機能せず、パスポートがいつもID代わりというやや情けない状況だったからです。新しいマイナンバーカードでは、旧カードでは年号表記だった生年月日も西暦表記になり、Date of Birthの英文表記も付きます。これからはマイナンバーカードを写真付きIDとして携帯することも増えるのではないでしょうか。
【教養】なぜ優れたビジネスは「引き算」されているのか
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
先日別のメディアの企画でパナソニックのデザイン本部の取材をしたところでした。この記事でも革新的な製品を開発するにあたり、デザインの役割が紹介されています。この中ではユーザーの観察を徹底したというリサーチのことが紹介されていますが、それに加えて既存の製品を批判的に捉えるクリティカルシンキングもデザインの役割だったのではないかと思います。デザインやクリエイティブの役割はこれまでにはない新たな価値をつくることです。食洗機にしても、シェーバーにしても、これまでのそれらの製品における当たり前を疑い、今の時代に適した本質的な価値とは何かを自己批判的に考え抜いた結果がこうした製品に結びついているのではないでしょうか。パナソニックのデザイン本部にはこうしたクリエイティブな精神から新しい価値を生み出す組織文化が醸成されつつあるように感じました。
【実録】売上9割減から復活。「地球の歩き方」に学べ
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
事業をリフレーミングした典型例だと思います。通常だと紙メディアに未来がないのでまずオンライン化しようとなるのですが、「地球の歩き方」は違いました。自分たちの資産の本質を見つめ直し、それらを活かして国内ガイドや雑学本といった異なる枠組みで捉え直していきました。まさに、既存のものをクリティカルに見て、新たな枠組みで捉えるリフレーミングです。創造的思考の一つのかたちとも言えます。「地球の歩き方」のケースは経営危機がそのきっかけとなりましたが、多くの企業や組織においてこのリフレーミングの考え方と行動は参考になるのではないかと思います。
発売開始、Apple Vision Proはコンピュータの新しいページを開くのか
岩嵜 博論武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授/ビジネスデザイナー
この記事にあるようにAppleはVision Proの発表当時からARでもVRでもなくSpatial Computingという概念でこの製品を説明してきました。これは、MacのPersonal Computing、iPhoneのPersonal Computingに次ぐコンセプトとして位置づけるものであり、新たなカテゴリーと市場を創出しようとする決意を感じます。
海外メディアを見ていると、Microsoft365のような生産性向上のツールが使いやすくなるのではという説もある一方で、キラーコンテンツはマインドフルネスだという説があったりと、どういう形で定着するのか今後が楽しみです。
NORMAL
投稿したコメント