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新型コロナワクチン 高齢者への接種 きょうから開始
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
ワクチン接種が可及的速やかに広まって、なんとか収束に向かうと良いですね。
実際、受けた身としては、初回は軽い痛みで大丈夫でしたが、2回目の接種翌日は38度を超す発熱とインフルエンザのような筋肉痛と倦怠感に襲われました、、、翌々日には完全に軽快しました。
怖がらせたいわけではないですが、特に2回目の接種翌日は空けられるなら予定を空けることをお勧めします。
2回目の接種翌日は35-40%が発熱し、ほとんどは1日で軽快すると知っておけば焦らないで済むだろうと思い、情報の共有です。
厚労省HPより順天堂からの中間報告
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000759518.pdf
高齢者ワクチン接種、主要都市6割で医師不足の懸念
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
患者受け入れよりはよほど効率化でなんとかできると思いますので、ボトルネックがどこかを考えるべきでしょうね。
問診票の結果見てハンコつくだけ(当然内容の確認は必要)、当日の体調不良はキャンセル(キャンセル分どうするかは事前に調整)、既往症のある方は事前に主治医に確認(確認できていない方はキャンセル)といった感じで。接種は看護師、経過観察も他職種で可能です。
副反応疑いへの対応は当然医師が必要ですが、アナフィラキシーへのアドレナリン筋注といった処置自体は看護師でも可能なので体制の準備をしておけば、それほど多くの医師は要らないでしょう。
開業医も集患になるので広く募集かければ応じるところもあるでしょうし(ワクチン自体の管理や廃棄分が出ないような調整ができるのであれば)、勤務医も手当てが出るならやる先生も結構いそうです。勤務医はバイトしている医師は多いですし(とある首都圏の自治体の募集案件を見ると、私もバイトとしてやりたいくらいですけど、近隣には募集が見つかりませんでした)。
ムダな締め付けをしている新専門医制度の条件緩和などを交換条件にするのも一手かもしれませんね。
あとは、おそらく不足するであろう看護師も看護協会への年会費免除+日当などしてみてはいかがでしょうか。
消費者庁相手に訴訟提起へ 殺虫剤バルサン販売のレック
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
空間除菌という部分が誤解を招く(あえて、でしょうけど)ということなのでしょうね。
少なくとも適時開示で見られる奈良県立医科大学医学部微生物感染症学講座との共同研究結果は、有効成分を30秒ウイルスに接触させたもので、空間除菌をうたえるようなものではなさそうですが、あえて開示していない情報があるのかもしれません。
産学連携自体には賛成ですが、こういった試験結果の解釈は産業側の独断なのですかね、、、関わった研究室の評価を下げてしまいかねないと感じてしまいます。利益相反を開示した上で十分な研究結果として報告されるものも少ないと感じますし、色々と思うところはありますね。
ワクチン注射の職種拡大 政府、歯科医など検討
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
そもそもどこにどのように協力依頼して、人員が足りていないということになっているのか、、、少なくとも末端の勤務医である私にはそういった情報は届いてません。
手技的には誰にでも可能だと思います、皮下注射だろうが筋肉注射だろうが。コツを教えようもないくらい。
(肩の骨を触りにくいほど太ってたり、垂直に針を刺すと骨膜に当たってしまうほど痩せ型だったり、でもなければ)
あとはアナフィラキシーなどの対応がすぐにできるかどうか、その対応ができる状況なら、別に誰が注射手技をやっても同じでしょう。
ただ、これは批判ではありません。引き続き、できる限り迅速にワクチン接種が進むように調整されていくことを応援したいと思います。
新型コロナワクチン、選択可能に 接種会場ごと種類分け―小林補佐官
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
選択できることは良いことのようにも思いますが、余計に悩んで打たない人もでそうなのと、接種に関わるオペレーションがより複雑化するのはいかがなものか。
そして、選択はどこの情報から?
日本人医療者に接種が進んでいるファイザーへの希望が多くなりませんかね。知り合いがうって大丈夫だったって言うから、みたいな理由の方が一般的かと思いますよ。
後になってから「モデルナも有効性・安全性とも同等なので接種を避けないようにして下さい」とか言い出すとなんで選択制にしたのってなりそうですけど。
自由選択にさせるのであれば、現実的にファイザーの会場が遠くて行けないからモデルナというような地域はなくすべきでしょうし、どちらかのワクチンが大量に余ったり不足したりした時の対応まで考えねばなりません。
(結局余ったら、接種の優先順位が低い健康な若者は余った方しかうてないみたいになりそうです)
新型コロナワクチン接種でアナフィラキシー 国内2人目の報告
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
何人目まで報道するのでしょう?それは何のため??
別に事実情報の報道なので不適切とは思いませんし隠す必要もありませんが、先行接種の人の中で既知の副反応であるアナフィラキシーがあったがということで良いのではないでしょうか?
というよりワクチンでも薬でもアレルギーのないものがないので。アレルギーの治療薬でアレルギー出る人もいますからね。
「局所の疼痛や発熱・倦怠感といった一過性の反応だけで問題なく○万人の1回目の接種が終わりました。副反応を疑われたのはアナフィラキシー2名を含む○十人でした。」とかで十分な気がします。
なお、この小さな数字で諸外国の報告と確率比較を論じることに意義はほとんどありません。
新型コロナに罹ったら、解熱薬としてロキソニンなどのNSAIDsは飲まない方が良い?
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
十分量のアセトアミノフェンであれば解熱作用も鎮痛効果も問題なくえられ、かつ、相対的に安全性が高いです。もちろん乱用してしまうと肝障害などのリスクもあります。
とはいえ、現状ではNSAIDs(ロキソニンやボルタレンなど)の方がよほど乱用されており、そちらの方が問題となることが多いです。
処方薬ではセレコックスやハイペンといった胃潰瘍リスクの低いNSAIDsもありますが、いずれにせよ腎障害・心不全・その他の出血リスクまで低減している訳ではありません。
効果が高いから使用するということではなく、局所炎症を改善する必要性が、それらリスクの上昇に見合ったメリットである場合にのみ使用されるべき薬剤です。
うまく使えば決して悪い薬剤ではありませんが、きちんと主治医と相談して使用していただくのが良いです。
細かいシチュエーションを考えなければ解熱鎮痛薬として汎用性が高いのはやはりアセトアミノフェン(カロナール)です。
追記
新型コロナ感染症を悪化させるかどうかは未だに結論はありませんので、もしロキソニンを処方されたからと言って過剰反応する必要はないと思います。基礎疾患のない健康な方々は。
都の重症病床、確保数増え使用率減少…解除議論に影響も
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
キリよく倍になってるし、詳細の発表もないしで、物議を醸してた情報ですよね。
よくわからないのですが、重症者の定義を国と都で違うのは以前から周知されてましたよね、その是非は別として。
で、定義の確認をせずに、分子となる重症者数の報告を都がして国が報告を受け、分母となる重症ベッドの報告を都がして国が報告を受けてたということですか?
分子は都と国で定義が違うから、国には国基準の数字を報告して都の発表は都基準、なのに分母は国への報告も都の発表も都基準??
結局、分母が違った理由がわからないのですが、HCU/ICUに入っていても呼吸器がついてなかったらカウントしていないという都基準で分子の重症者を小さく見積もるのはわかるのですが、、、
ICUはほぼ全床で呼吸器がみれます。HCU(申請あり、4:1の看護基準などあり)なのに呼吸器がみれないベッドがそんなにあるとは思えず、いきなり倍増するような算出法ってなんなんでしょうか?
定義が変われば数字が変わることには納得できますが、数字を見て納得できる変化ではないですよね。
妊婦さんが自分で気持ちよくうてるように 妊娠中に接種の医師、体験談を積極的に発信
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
内田舞さん、今も昔も変わらない空気で懐かしい。
妊婦として、医師として、色々と情報を得て納得してワクチン接種を受けた、と。
そして、医師でも子供の病気で悩むことはあり、気持ちが追いつかないまま接種しなくても良いとのこと。
打つか打たないか、聞かれれば自分は打ちますし、打つことをお勧めしますが、強要はしませんし、同調してほしいわけでもありません。
正しい情報をえて、自分で納得のできる選択をしていただければ。
1人1人の行動は打つか打たないかの二元論ですが、気持ちは割り切れませんから。
対立構造となる必要もありません。
皆様も納得できる方を選ばれて下さい。
正しい情報を広めたいと思いますし、明らかに「煽り」でしかないものに嫌悪はありますが、ワクチンを打ちたくないとか打つのが不安という個人の気持ちには共感します。
1つの情報として、この記事をpick。
コロナワクチン接種開始 東京の病院で国内初、医師ら先行
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
みなさんがおっしゃられている通り、「医療従事者4万人にまずは安全性を確かめる」というのは不誠実な書き方ですね。
有効性も安全性も現在のデータ範囲では確かめられていて、免疫獲得のために接種するだけですね。
それでも、より安全に接種を進めていく必要があるため、このワクチンに限らず副反応のデータなどは引き続き追っていく、というのが適切な受けとめ方かと思います。
国内の医療者の接種の際にはこういった意見が多くいただけるのはありがたいことですが、年末年始頃の「不安だからもう少しデータが出てから、、、」というのにも海外や他の人が先にうってみてからなら安心できるというようにも聞こえてしまい、違和感もありました。。。
第Ⅲ相試験、そして現在までの多数の接種から今のデータがあるわけで、それはそれで安心材料ではありますが、誰かを試しにして安全性を確かめるという文脈はかなり慎重に言葉を選んでいただきたいものです。
大幸薬品、クレベリン12万個を無償提供 全国の病院に
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
未認可の消毒剤、、、効果もハッキリしません。
コロナ禍で売上は伸びているようですが、この動きはあくまで善意と信じたいところ。病院でも使用されているという名目を得るためのマーケティング戦略ならやめてほしいです。
おそらくは新型コロナ感染症受け入れ病院のようなところでは提供をうけるところはないと思いますが、感染管理や消毒剤などに詳しくない病院は有り難く受け取る可能性もありますので。
学校への納入なんて話もありましたが、まずはきちんとしたデータを出して認可を受けるのが先決では?
(二酸化塩素溶液にウイルスを5分漬けたみたいな実験で十分とは考えませんので)
イベントなどの感染管理で謎のミストや空間除菌みたいなのって未だにあるのも信じがたい現実です。
国産初の手術支援ロボットシステム「ヒノトリ」、米独に拠点設立で飛び立つ
高麗 謙吾総合内科専門医・循環器専門医 医長
ダヴィンチの一強時代が変わっていくのかもしれませんね。
ロボットが人を超えていくか、、、人にしかできないことはあると思っているので、単純な「超える」は考えにくいのですが
医療分野ではコミュニケーションという部分があげられるものの、先日の緩和ケアの研究会で話題になったのですがserious illness conversation guideなんてものがあって、順番通りに内容もほぼそのまま使用することの有効性が評価されているコミュニケーションスキルがあります。
それが医師一般に浸透しているかというと、重症病態の説明をしている医師は多数いても、それを知らない医師も少なくないようです。もちろん部分的には同じようなことをしている先生は多いとは思いますが。
もちろんコミュニケーションにおいてはさまざまなコンテクストも重要なファクターですけど、スキルフルなコミュニケーションはロボットの方が得意という可能性もあるかな、と感じています。
何が言いたいかと言うと、ヒトらしいことアクションだからといって人の方が優れているということではなく、ロボットの進歩とともにその支援に任せられることと人がした方が良いことは変わっていくのでしょう。

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