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【注目】ポーランドの高齢化対策が派手だ
「クレード1b」エムポックス、インドで初の感染確認
原田 洸総合内科医 医学博士
エムポックス(サル痘)には異なる型のウイルスがあります。重症化しやすいクレード1(コンゴ盆地型)と比較的軽症なクレード2(西アフリカ型)で、2022年に世界中で流行したのはクレード2でした。今回のアウトブレイクで広がっているウイルスはクレード1bというクレード1から派生したウイルスです。感染する経路としては性行為や濃厚接触がメインで、コロナのような爆発的な感染は起こっていませんが、じわじわと世界的に広がっています。
クレード1bの致死率は3~4%と報告されており、これは2022年から流行していたグレード2の致死率よりも遥かに高い数字です。この重症化しやすいウイルスの感染拡大を受けて、今年8月にはWHOは国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)に該当することを宣言しています。
全国9大学病院 ほかの医療機関への医師派遣 取りやめ 中止検討
原田 洸総合内科医 医学博士
医師の働き方や勤務先の選び方は他の職業と違って特殊です。多くの医師が大学病院の医局に所属し、大学病院が医師を地方の関連病院に派遣するというシステムになっているのです。派遣の仕方は様々で、常勤医師として派遣する場合もあれば、週に1~2日程度、非常勤医師として派遣することもあります。このシステムにより地方の医療機関は人手不足に陥りにくく、派遣される医師は大学病院よりも高い報酬を得ることができる、というWin-Winな関係を築いてきました。
今年の4月から医師の働き方改革が始まり、労働時間の制限や勤務インターバルの設定などがされたことにより、大学病院でも医師の人手不足が起きていることが原因の一因になったと思われます。このしわ寄せは、残念ながら地方や過疎地の医師不足に繋がりそうです。
「Apple Watch Series 10」登場--より薄く、睡眠時無呼吸の検知などが可能に
原田 洸総合内科医 医学博士
アップルウオッチではこれまでに、脈拍測定(不整脈検知)や簡易心電図などの機能が利用でき、本来であれば病院で測定していたような数値を誰でも気軽に、持続的に測定できるようになりました。
血中酸素濃度の測定をすることで、睡眠時無呼吸の検知が可能になったものと思われます。これにより、誰でも手軽に睡眠時無呼吸に関しての簡易的な検査(スクリーニング)ができるようになるというメリットがあります。しかしながら、睡眠時無呼吸の治療にはCPAPなどの装置が必要でそれには医者の処方が要ります。結局のところ病院での検査や治療が必要になるのでアップルウォッチはあくまでその入口という位置づけになりそうです。
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