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ノーベル化学賞にグーグルのハサビス氏ら AIでたんぱく質の構造予測
毎日新聞
渡邉 博文WithMetis 代表取締役 理学博士(物理学)
AlphaFoldが受賞しましたね。 たんぱく質構造はこれまで、結晶化してX線構造解析をするのが主流でしたし、最近は、クライオ電子顕微鏡というものがでてきましたので、より適用範囲が広がってきましたが、難しいたんぱく質では、実験をしても必ずしも構造が得られるわけではありません。 それがAIの力で、任意のタンパク質についてかなり妥当な構造を得られるようになりました。このAIを使うと医薬品のデザインを容易にしてくれます。 ちなみに私が評議員の末席を務めるCBI学会でもAlphaFoldに関する講演会が行われています。 https://cbi-society.org/home/documents/seminar/2021to24/20220526.html https://cbi-society.org/home/documents/seminar/2021to24/20240819.html https://cbi-society.org/taikai/taikai23/wakate-kinen-abst-ohue_2023.pdf また、 CBI若手の会講演会やこちらのSAR News 19-20ページをみるとわかるように、A創薬にAlphaFoldを使うには、得られた構造をそのまま使うのではなく、MDシミュレーションと組み合わせるという工夫が必要であるという発表も筑波大学の博士課程の学生の方からされています。 https://wakate.cbi-society.info/wakate/2024/02/13/%e7%ac%ac11%e5%9b%9e%e3%80%80cbi%e8%8b%a5%e6%89%8b%e3%81%ae%e4%bc%9a%e8%ac%9b%e6%bc%94%e4%bc%9a/ https://sar.pharm.or.jp/wp-content/uploads/2024/04/SAR-News-No46.pdf
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「だらし内閣」本当の問題点
ビジネスを変える印象術〜世界は「見せ方」で出来ている〜
打倒エヌビディアなるか、IPO申請した米新興「セレブラス」に注目すべき理由
Forbes JAPAN
渡邉 博文WithMetis 代表取締役 理学博士(物理学)
2019年の段階でPickされてコメントがついてますね。 https://newspicks.com/news/4155101/ 昨日の編集部オリジナル記事は219Picksとなかなかの注目度です。 https://newspicks.com/news/10634633/ 個人的には、シリコンウェハを小さく切り出してチップにするのではなく、ほぼ丸ごと一枚のチップとして使うというのが、本当に大丈夫なのか?ということをやはり疑問に思います。 普通はウェハから長方形に切り出して動作試験をし、高クロックで動くものは、高品質チップとして高値で売り、低クロックなら動くものは、普及品として、そこそこ安値で売り、品質が悪すぎるものは、不合格品として廃棄します。 不合格品が多ければそれがコストとして跳ね返り、販売価格が高くなって競争力を失わせたり、安値で売れば利益率が低くなってしまいます。 ここで面積が大きなチップにすればするほど、一つのチップで出来がよくない部分が入る可能性が高くなり不良品率が高くなります。 https://atmarkit.itmedia.co.jp/fsys/keyword/015silicon_basic/015silicon_basic.html#:~:text=%E3%81%8C%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82-,%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%A8%E6%AD%A9%E7%95%99%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82,-%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%8C このような半導体製造の常識に挑戦すると言っているのです。 おそらく、不良な部分を使わないなどの方法で実現でできたとして、チップごとの性能のばらつきが大きくなりそうな気がします。それをソフトウェアで補うのは結構大変ではないでしょうか。そして不良率が高ければやはりコスト高になりますので、なかなか大変だと思います。
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博士人材が足りない!日本が世界に大きく遅れ?経団連が調査まとめる 企業での活躍の場が少ないのはなぜ?
NHKニュース
渡邉 博文WithMetis 代表取締役 理学博士(物理学)
以下、この記事からの引用です。 「ひと言で言うと「悪循環」が起きているからです。 例えば、博士人材は、大学に残って研究を続けることが主流派とされ、それを目指さない人たちは修士から博士課程に進もうとしない実態があること。 日本企業の間では、これまで修士と博士の給与体系を同じにしているところも多いという待遇面での課題もあります。 企業側も博士人材に対して、専門的すぎて視野が狭いとか、ビジネスに直結する最先端の研究分野を手がけていない、といったイメージが先行していること。 こうしたお互いのすれ違いが悪循環につながっていると言えそうです。」 これに尽きると思います。 ただし、博士を取ってから大学や国立の研究機関で働いてきた身からすれば、最近はプロジェクトで雇われることが多く、そのプロジェクトが扱うテーマも社会に研究成果を還元するようにというものも多いです。 私の実感では、私の専門であるシミュレーションやAIの研究をしていたポスドクや助教クラスの人たちは、実は最終的には民間企業に雇われていることが多いです。製薬業界では、博士を取ってから企業に行くケースも数多くありますし、修士で企業に就職したあとに、企業から派遣されるような形で社会人博士をとることが多くあります。(後者の方がおそらく多い) 今のような状態が続くことは、お互いに取って機会損失が生じていると思います。
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NORMAL