ホーム
710フォロー
1377フォロワー
朝日新聞も「全国紙」から脱落するのか…社長ゆかりの地「九州・静岡」が夕刊廃止に至った厳しすぎる現実
PRESIDENT Online
片平 知宏NewsPicks 記者
新聞の「偏向批判」本なんて昔からありましたし、テレビ全盛時代でもビジネス的には盤石でした。朝日新聞の「偏向」に不満があれば読売新聞を読めば良いわけですし、産経だって購読できます。ですがこの2紙が部数が伸びてるわけではありません。 要するに部数減の本質は中身の問題ではなく、新聞というビジネスモデルの問題だと思います。 取材源(記者クラブや記者のマンパワー)と発信先(新聞紙を印刷する印刷所)を両面で独占し、読者から購読料を取り、それに広告を載せて成立していたビジネスモデルがネットのニュースサイト、SNS、YouTubeなどの登場で崩壊した、ということだと思います。 一方、今、新聞社が新規で増やそうとしているネット有料会員のところでこそ「中身」の面が問われます。Yahoo!ニュース、スマニュー、個人のジャーナリスト、さらにSNSや専門家がやっているYouTubeなど。 クオリティの高い物や専門性の高い情報も無限にある中で、選んでもらえるだけの差別化要素をどこまで増やせるか、という話になるかと思います。 専門性、速報性、分かりやすさ、独自性、政治的なバランス感覚など、どういった要素を強化して、どう戦うのか。 これは新聞社だけでなく、私たち含め全てのネットメディアに問われていることです。
NORMAL