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フランス高速鉄道 TGV設備放火 パリ市長 “開会式予定どおり”
Sugibuchi Tsuyoshi保険会社(フランス) Data engineer team leader・道産子
日本人の感覚だと未だに慣れないのですが、例えば私の職場は西新宿のような小綺麗なオフィスビルの立ち並ぶ地区で治安も悪くありません。
それでも完全武装で拳銃どころか大きな自動小銃を携えた兵士の一団が日常的に路上や駅構内を巡回していて、昼食の時間にパン屋にサンドイッチを買いに行くとそうした完全武装の兵士が一般のオフィスワーカーに混じって順番待ちしていたりします。
それだけ市民生活と軍の距離が近いという面もありますが、それだけ日常生活と悪意が隣り合わせという面もあります。
補足としては、今のところ今回の事件と移民云々の関連を報じる報道は当地でもありません。移民関連は突発的な暴動に繋がることはありますが、今回のような地域が分散した計画的な破壊活動とは少し異なるのではという個人的な感想。私自身も移民ですが、フランスのこうした出来事を何でも移民に結びつけるのはちょっと短絡的ではと。
あとフランスでは2022年4月にインターネット接続の幹線ケーブルが、ドイツでは同10月に鉄道の運行システムのケーブルが切断された事件があります。
https://newspicks.com/news/7657371
(追記)
「最初の金メダルは・・・」(SNCF = フランス国鉄)
https://twitter.com/plantu/status/1816814187928031482
ワインの常識を変えた缶ワインはなぜブームになったのか? 缶でワインを飲むことの最大のメリットと市場拡大となった「思わぬ理由」
2030年冬季五輪は仏に決定 34年は米ソルトレーク
Sugibuchi Tsuyoshi保険会社(フランス) Data engineer team leader・道産子
フランスでの開催ですが、実はフランス国内にはスピードスケートのリンクが無い。
これ札幌への招致計画時も真駒内のリンクの改築の目処がたたずスピードスケート競技は帯広での開催とするなど苦労していましたが、フランスの場合はそもそも国内に無いのでスピードスケートだけイタリアなど余所の国でという話もあるそうです。
2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季大会もリュージュなどそり競技の会場が国内に無く、イタリア国外での開催になるとか。
降雪量の問題もありますが、大会のコンパクト化の影響で冬季五輪のために施設を新設することも難しく、全ての冬季五輪の競技をホストできる都市も少なくなっています。一カ国一都市での開催という原則は二都市共催となる次回のミラノ・コルティナダンペッツォ大会で既に崩れており、今回のフランスアルプス大会では都市名そのものが大会名から消えました。
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【データ消滅】AI界の「静かな大反乱」がかなりヤバい
Sugibuchi Tsuyoshi保険会社(フランス) Data engineer team leader・道産子
GenAI各社のクローラーがbanされるのも巻き添えを喰らってCommon Crawlのクローラーまでbanされるのも昨年夏にOpenAIがGPTBotの稼働を始めた当初から懸念されていた展開なので大変な今更感が。
https://newspicks.com/news/8822489
ちなみに現状GPTBotは世界トップ1000ウェブサイトの36%、トップ100に限れば4割超からbanされています。
https://originality.ai/ai-bot-blocking
「その要求には法的拘束力がなく、コンプライアンスは任意であることだ」
robots.txtは紳士協定だが大手であるほど大っぴらにそれを破るのはreputation risk的に難しい。行儀の悪いbotは割と簡単に特定される。そこからはredditにタレコまれてTechcrunchが恥を世界中に配信するまでがテンプレで、実際それをやらかしたのが記事にあるPerplexity(今回すっぱ抜いたのはWIREDだけど)。
https://techcrunch.com/2024/07/02/news-outlets-are-accusing-perplexity-of-plagiarism-and-unethical-web-scraping/
Perplexityの弁明は一応Webクロール界隈にいた人間としては全く同意出来ず。やりなおし。
ちなみにこの傾向が続くと大手の寡占に繋がるも、それは先行者利益によるデータの寡占というより上流のトラフィックの寡占という形で起こるはず。
GenAIによる要約経由のトラフィックが検索エンジンと並ぶほど無視出来なくなると、結局サイト管理者としては降参してbanを解除せざるを得ない。
故に多くのユーザーのトラフィックを握る大手ほど対ウェブサイトのパワーバランス的に強くなる。OpenAIは確実にこの方向での押し切り狙い。今でこそ金払えとGPTBotをbanしているサイトも、やがてはAdwordsのように要約中の参照リンクの一等地を買うためにOpenAIにお金払って要約してもらう将来かと。
人体を冷凍保存して蘇生するスタートアップはどこまで技術開発が進んでいる? | かつて神童と称された人物の研究室に米メディアが潜入取材
Sugibuchi Tsuyoshi保険会社(フランス) Data engineer team leader・道産子
「人体の冷凍保存を手掛ける機関でもっとも有名なのは、1972年に設立された非営利団体「アルコー延命財団」だ」
このアルコー財団の名前もまつわるスキャンダルの話も知っていたために、この記事も読み始めるまでは話半分でしたが、実際の内容はいきなり冷凍保存するのではなく適切な凍結保護材探しの話だった。先は長そう。
「「言うなれば、ロケットを作って、それを発射台に置きっぱなしにして、『オレたちは、やってのけたぞ』と豪語しているような話です」
ごもっとも。
ちなみにブルームバーグの元記事のタイトルは"Startup Brings New Hope to the Pursuit of Reviving Frozen Bodies"というもの。
クーリエジャポンの仕事は海外報道の紹介なので必ずしも元記事のタイトルの忠実な訳を使う必要は無いのですが、日本のアテンションエコノミーに染まるとこんなヘッドラインになってしまうのがなんとも。
〈物価高騰〉「カントリーマアムが小さくなった」は都市伝説? 不二家に“サイズの変遷”について聞いてみた! 90年代との大きさの差は…
Sugibuchi Tsuyoshi保険会社(フランス) Data engineer team leader・道産子
はっはっは。
値上げの代わりに商品の内容量を減らす、いわゆるシュリンクフレーションは海外でも色々と議論されているのですが、古典的にはスティーブン・ジェイ・グールドという生物学者が進化論の議論をハーシーズのチョコバーに当てはめて書いた1980年代のエッセイが著名です。
それによると、ハーシーズのチョコバーは販売後は一定してサイズが減少していて、それは進化と共にサイズの大きな種が登場するというコープの法則とは逆の現象が見られるとのこと。
ただサイズの減少にも限界があって、ある程度小さくなると突然変異(値上げ)して再び大きなサイズに戻るらしい。
この辺り現在はどんな議論になっているのか調べると、14種のチョコレート菓子についてサイズの変遷を調べた英国の記事がありました。
Size Matters: Is Shrinkflation Stealing Our Chocolate?
https://www.appliancecity.co.uk/news/updates/is-our-chocolate-getting-smaller/
発売当初のオリジナルサイズとの比較では大きくなっているものも小さくなっているものもありますが、推移を見ると確かにシュリンクフレーションも多い。
そして何よりも英国人の約8割はチョコレートのサイズが子供時代よりも小さくなったと信じているらしい(笑)
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【21世紀のベスト本】目的別に選ぶ「今、読むべき1冊」
Sugibuchi Tsuyoshi保険会社(フランス) Data engineer team leader・道産子
在庫切れだったりハードカバーしか入手出来なかったスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの著作の邦訳が近年次々と再版やKindle化がされて入手しやすくなっています。代表作「戦争は女の顔をしていない」がコミカライズされて注目された影響だとも思うのですが、本当に良い影響。この「セカンドハンドの時代」も気が付けばKindle化。
彼女の著作はオーラルヒストリー、一般庶民も含めた様々な社会層の人々から聞き取ったインタビューを連ねたものです。ソ連崩壊から現在のウクライナ情勢に至る時代史を、トップダウンの政治の力学ではなく社会の個々人の認識から始まるボトムアップの視点で連続性をもって見ようとする上で貴重な一冊だと思います。
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Sugibuchi Tsuyoshi保険会社(フランス) Data engineer team leader・道産子
会場整備でいえば新築された恒久施設はバスケと水泳のスタジアムが1棟ずつで、何よりメインスタジアムは既存のStade de Franceで新築も改築もしなかったのは大きな違いです。
大会期間の交通の混乱に関しては、市内の既存施設の利用に加えて仮設会場の設置場所の影響が大きいと思います。
まず今回の大会では主要競技の多くをパリ20区内に詰め込みました。サイズ的には東京の山手線の内側といったところで、その中の馴染みのある施設や公園が会場になっています。
そして例えばブレイキンやスケボ等の会場になるコンコルド広場は市内の道路交通の要衝です。東京で例えれば、渋谷の交差点を歩行者天国化してブレイキンやスケボ等の競技を実施するイメージ?
楽しそうですが、このためにコンコルド広場の道路交通は6月はじめから9月終わりまで実に4ヶ月近く閉鎖されます。その他にも幾つかの橋とその周辺が大会前後は閉鎖されます。
元々コンコルドはツールドフランス等のイベントで閉鎖されますし、そこから始まるシャンゼリゼ通りも歩行者天国化するイベントは年々増えています。これらは市内から自動車を閉め出すイダルゴ市政の長年の方針に沿っているわけですが、それでも何ヶ月もコンコルドを閉鎖するのは異例。
そんなわけで、大きな大会を市民生活の空間に埋め込むように開催するとこんな混乱が起こるわけです。ただある意味でパリ大会はこれを意図的に行ったわけで、他の狭い都市で同じ事を試みても似た問題は起こるはずです。大会会場と市民生活の空間の融合とゾーニングのバランスの問題は今後も試行錯誤されるのではないでしょうか。
超高層のタワマンが「回復不可能」なまでに破壊したもの…大規模再開発の戦犯は誰か - ニュースな本
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