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閉鎖寸前の出張所はなぜ再生したのか…「10年で預かり資産1兆円」を実現した大和証券シンガポールの奇跡
大曽根 貴子シンガポール勅許会計士 国際税務専門税理士
預かり資産1兆円はすごいですね。
ただ、昭和の常識は令和(当時は平成)のコンプライアンス違反。
2018年5月、メルカリの株を割り当てるから富裕層を紹介してくれと営業されたことは驚きでしかありませんでした。明らかな金商法違反です。
その後、メルカリは2018年6月19日に東証マザーズに上場。
今もされているのかわかりませんが、日本居住者には営業できないからとシンガポールに資産管理会社を作ってもらってそこで証券口座を開いてもらうのも、結局のところタックスヘイブン税制があるので、お客様の得になるのか否か私はわかりません。
わざわざ海外に会社つくらずに、日本国内で財団等を活用して相続対策された方がコストや手間もかからないように思います。
シンガポール、5月15日に首相交代 後任はウォン副首相
大曽根 貴子シンガポール勅許会計士 国際税務専門税理士
何年にもわたって次期首相の候補者を育て、本命といわれていた方が年齢を理由に候補を降りて、コロナで首相交代のスケジュールが後倒しになるなどの様々なことがこの数年間で起こりました。
資源のない小さな国でトップダウン型の政治を行っている国なので、トップリーダーがとても重要です。慎重に丁寧に時間をかけて国民にも都度国営メディアを通じて広報活動を行っていて、とても丁寧な事業承継をみているようでした。
リーダーが変わることでどう国が変わるのか。パイオニアと呼ばれる建国時期に青年だった方たちはリタイア世代となり、Z世代などの若手とは意識の違いがあるのはこの国も同じです。新しいリーダーのもとでこの国がさらに発展することを期待しています。
国際会計基準審、営業利益の定義を標準化 27年から義務付け
大曽根 貴子シンガポール勅許会計士 国際税務専門税理士
2024年4月9日、国際会計基準審議会(IASB)はIFRS第18号「財務諸表の表示と開示(Presentation and Disclosure in Financial Statements)」を公表しました。IFRS第18号は、IAS第1号「財務諸表の表示(Presentation of Financial Statements )」に代替します。
記事にあるとおり、現在の損益計算書は営業利益の定義が明確でないことから同業他社であっても業績の表示方法に差異があり、正確に企業間比較をすることができないという批判があり、これに対応するための改正となります。
新ルールでは、損益計算書の表示に関して以下の変更がありました。
①営業利益(Operating Profit)および財務活動および法人税引前利益(Profit before Financing and Income Taxes)という2つの新しい小計の開示義務
②損益項目について、営業損益、投資損益、財務損益、法人税等および非継続事業に関する損益という新しい区分に分類すること(operating, investing, financing, income taxes and discontinued operations)
EUのIRASとUSのGAPPとの覇権争い、これに関してはUSの表示に近づいたと思いました。
https://www.ifrs.org/supporting-implementation/supporting-materials-by-ifrs-standards/ifrs-18/
【馬渕磨理子】がんになって見えた「人生と仕事」の大切なこと
【独自】マネーフォワードが「富裕層の金庫番」に参入する理由
大曽根 貴子シンガポール勅許会計士 国際税務専門税理士
ファミリーオフィスには一族のみの資産管理を行うシングルファミリーオフィスと複数のファミリーの資産管理を行うマルチファミリーオフィスがあります。
本件はマルチファミリーオフィスの方ですね。ただ、図や本文を読む限り、資産管理会社の枠を出ていないという印象で、ファミリーオフィスと名乗るのはやめてほしいと思ってしまいました。
ファミリーオフィスの基盤となるのは家族憲章、英語だとフィロソフィー、日本語だと家訓に類似するものです。
新富裕層とよばれる若くて上場等で財を成した方たちは、ITリテラシーが高く、暗号資産等に投資することも抵抗がないので、既存のプライベートバンクや会計士・税理士事務所から派生している資産管理会社のマネジメントサービスでは満足できない方もいらっしゃると思います。そういった方たちのニーズをつかめれば面白いビジネスになりそうです。
NORMAL
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