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Excelと Google スプレッドシート、 決定的に違うポイントとは
一木 伸夫日本スプレッドシート協会 公認会計士
数年前、Googleスプレッドシートがあまりにも素晴らしいので、しばらくエクセルを使いたくない時期がありました。
その頃によく例えて言ったのは、電気自動車とガソリン車の違いです。
電気のみで自動車を作ると決断したとたん別の世界が見えてきます。
それと同様に、Googleがクラウドを前提としたスプレッドシートを作ると決断したとたんに、ローカルを前提としたエクセルとはまったく違う世界が見えてきました。
見た目はほとんど同じなので、違いの分からない人も多いのですが、全く別物に変わります。
一番の違いはスプレッドシートがURLで固定されるという点です。
これによってエクセルが苦手だったブック間の連携が高い信頼性で実現され、情報の活用可能性が飛躍的に高まっています。
また、クラウドスプレッドシートを効率的に使うための動的配列の導入は、Googleのセンスの良さを感じさせるものでした。
エクセルにもう勝ち目はないとあちこちで言っていましたが、最近エクセルも巻き返しを図っています。
エクセルがスピルと呼んでいる動的配列の導入はもちろんのこと、ローコードをにらんだLET関数とラムダ関数の導入は本当に素晴らしいです。
ぜひGoogleスプレッドシートにも真似して欲しいところです。
エクセルとGoogleスプレッドシート、今のところ甲乙つけがたいというのが正直な感想ですが、クラウドスプレッドシートへの移行はEVシフトと同様に避けられないと思います。
エクセルがレガシーを抱えながらどのようにクラウドに移行するのか注目しています。
どちらにせよ早めにクラウドスプレッドシートに触れ、ローカルスプレッドシートとの違いを実感しておくことをお勧めします。

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