田中 慎一

ホームランと打点はタイトル取れそうですよね。特にホームランは確実。2年連続3回目のMPVはもっと確実かも。 打者に専念したら、この異次元の数字を叩き出したので、もし投手に専念したら30勝、400奪三振くらい行ってしまうのではないか。 もはや、何もかもが異次元過ぎてマンガでも描けない筋書きだし、現実と想像の世界の境目がわからなくなるくらい。 最後にひと言だけ言わせてもらうと、毎日、大谷選手を見ていて本当に幸せです。

いちばん簡単な整理整頓、というか究極の整理整頓は物を買わない、増やさないことです。常に身の回りをスッキリさせておくにはこれが手っ取り早いです。そうすれば、そもそも断捨離が不要です。

英国王室というか、特にウィリアム皇太子ファミリーを見ていると、王室の一員である前に普通の家族であるという雰囲気が伝わってくるところが素敵だなあと感じます。

リスキリングの課題については、Financial Timesでもよく取り上げられていて、つい先日はイギリスが国全体としてまったくリスキリングが追いついておらず、特にテック業界では外国人人材に頼らざるを得ないといった危機感あふれる特集記事が掲載されたばかりでした。 そして、いまGXに舵を大胆に切っているところなので、過去の産業構造の転換期に大量の失業者が出て社会が混乱した反省を踏まえ、欧州ではJust Transitionに基金を創設して取り組んでいるのだと思います。アメリカでもIRAの一環でJust Transitionに巨額の予算が付けられています。 一方で、はて、今日からいったい何を学んだらいいのか？と問われると頭を抱えてしまいます。すぐに役に立つ、即効性のある知識やスキルって廃れるのも早いので、その習得が根本的なリスキリングなのか？と言われると心もとありません。 本もベストセラーは何割かは数年後に消えるけど、ずっと残っているロングセラーは普遍的で価値が変わらないのと似ているかも。 国内外を問わず周囲にいるひとかどの人たちを見ていて感じるのは、結局のところ「学び続ける」ことがいちばん重要なんだろうな、ということ（リンダ・グラットン教授がおっしゃっていることの受け売りですが）。 そういう人たちに共通しているのは「リスキリングだ！」なんてまったく騒いでいません。

リスキリングがうまく行っている組織はほとんどないと言われている理由については、熊平先生の「そもそも経営陣に、リスキリングは個人の問題ではなく、会社の生き残りがかかった問題だという認識がない」という一言に尽きると感じています。 また、「経営と人事が連動していない」もそのとおりで、これは上記の経営陣の無理解とも密接に関連しています。人的資本開示が義務化されたことで人的資本経営が活気づいていますし、多くの会社が取り組みを促進し、開示を充実させていることはとっても素晴らしいことだと思います。 私が見る限り、日本企業の人的資本開示のボリュームは世界一だと思います。ただ、投資家は人的資本開示に熱心な企業の担当者に対しては心底リスペクトしているものの、こういった状況をどう評価すべきかについては今のところ様子見です。 人的資本投資の重要性は嫌というほど理解している一方、研修やリスキリングの結果がどのように企業価値の創造に寄与しているか、現時点では不明なためです。 あるアクティブ運用投信のファンドマネージャーが人的資本経営に関して言っていたのは「もっとも評価できるのは賃上げしている会社」と。 とても腹落ちしましたし、実際、ユニクロの柳井社長が大幅な賃上げを発表したときは「まだまだこんなものではない」と発言し、株式市場も沸き立ちました。

真打ち登場！今回の総裁選はもう進次郎さんで決まりだと思いますよ。 政治と金絡みの不祥事が噴き出して今度の衆議院選挙で苦労する議員が多いことを考えると、自民党としては次の総裁は何が何でも選挙で勝てる党の顔が欲しいところ。それも圧倒的な。 ってな具合に絞っていくと、進次郎さんしかいないでしょう。 今年は日経平均株価が35年ぶりに最高値を更新して、ちょっと明るくなってきたところに史上最年少の総理が誕生するとなったら希望も若い世代まで浸透するでしょう。 日本のオッサン政治を打破してほしいです。

サウナじゃなくても温泉でも銭湯でもジムの大浴場でもいいと思いますよ。 実際、日本にいる外国人コミュニティと温泉の湯舟に浸かりながらだったり、洗い場で身体を洗いながらだったり、だと普段しないようなトークが盛り上がって距離がグッと近くなる、なんてことがよくあります。 やっぱり、お互いおっぺけぺー状態でリラックスしているからなんでしょうね。

落ち込んだり、どん底に突き落とされたりすると、家に閉じこもりたくなりますよね。でも、そんなときこそ口角をおもいっきり上げて外へ出回った方がいいです。これは、人生のどん底を味わった自分の経験からの学び。 人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなってくるもの。幸福を感じる条件がそろうから幸福になるのではなく、幸福だと思うから本当に幸福になってくる。自己肯定感の高いパラリンピック出場選手たちから聞いて、腹落ちしました。

厚労省など当局は全然動かないのでしょうか。 当局がアテにならないとしたら、株主によるプレッシャーでもって事態の収拾へ働きかけを期待したいところですが、「一枚噛んだだけ」の出資だと経営陣に対する影響力もないんですよね。ま、経営陣も株主からのお小言を放っておくでしょうが。 ただ、株主に名を連ねている名だたる企業は大きな社会的責任を負っている存在。こういうときこそ力を影響力を発揮してほしいです。

住みやすさというのは、個人の思想や好みといった究極の価値観が出るものだと思います。 私は長く大田区民の身でして、その前は長いこと港区民だったわけですが、あらゆる面でいまの方が遥かに住みやすさを実感しています。「ホッ」とできる場、時間が多いんですよね。といっても、これはあくまで個人的な趣味嗜好。 あと、タワマンも住んだことがありますが、二度目は絶対にないなあと思っています。戸建ての方が自分は好きです。

水曜日のテーマ「かしこく生きる」のように、かしこいスマホの使い方を先生や生徒で議論しながら考えていくとよいと思います。 スマホを持ってくるな！と禁じるのは手っ取り早い方法ですが、本質的なやり方ではないですし、禁じられれば持っていきたくなるのが人間。

FTきっての日本通であり、日本人にとって耳の痛い記事を書くことでおなじみのレオ・ルイス記者によるコラム。 オーバーツーリズムの問題と賃金と物価の上昇の好循環になかなかならない問題は分けて考える必要があるかなあと思います。 もっとも、日本人のアウトバウンド旅行がパンデミック前の6割の水準までしか戻らないのは円安が原因ではなく賃金が伸びないことが根本的な要因であるという分析はそのとおりだと思います。 海外旅行へ行くか行かないかを為替レートで決めるなんてことはなく、行くと決めたら為替がなんぼであろうと行くものです。 円安だからインバウンド旅行客数が増えたという分析も怪しくて、羽田や成田に着いた外国人旅行客も空港で円に両替するときや街中で買い物するときになって初めて円安の恩恵を感じている様子をよく見ます。もちろん日本滞在期間中の円ベースで見た消費額は円安効果でパンデミック前よりかなり増えています。