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嘘をつく「動機がない」。疑惑の渦中で広津社長が語ったこと
NewsPicks編集部
上松 正和医師
須田さんをはじめ調査チームの皆様、特集の連載お疲れ様でした。 半年前に私のところに取材に来て頂いた時には 経済メディアとして調査して頂くことに期待を持ちながらも 概要をお話した当初の感触としては、デリケートな事が多く記事にされるのは難しいかもなと思っておりました。それでも粘り強く調べ上げて特集にされたことに心から敬意を表します。 この特集は2年前に文春が取り上げていたことからスクープではないという批判もあったようですが 当時の文春から取材を受けて医学的な妥当性についてレクチャーしていた私から言わせて頂ければ、これは文春の記事とは次元の違うれっきとしたスクープです。 丹念に時間をかけて関係者たちに事実確認を行い、難しい科学的な議論からも真っ直ぐに向き合い、紙面の制限に囚われない文章とグラフィックデザインを用いながら全体像と細部をわかりやすく伝える、デジタルの第一の経済メディアとしての矜持を感じました。お話できてよかったと思っています。 今後もnewspicksを応援しています。 ちなみに参考として2年前に私がyoutubeで発信していた内容も置いておきます。 線虫がん検査の致命的な疑惑 https://youtu.be/d7SAwBn2FVQ?si=8QPbk61mQ0TznjHL
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【解剖】「疑惑のユニコーン」を肥大化させたエコシステム
NewsPicks編集部
上松 正和医師
今回の特集の取材協力者の1人です。 HIROTSUバイオサイエンスはとにもかくにも広報は上手な会社だなとは思います。社長の番組出演、芸能人の起用やTVCMで広く周知したりするといったこともそうですが、さも科学的根拠が強いかのようなプロモーションをしているのは今までの医療系詐欺商品にはなかった傾向でした。 例えばHPでは大した内容でもない論文で再現性が確認されたかのようなプレスリリースを出したり、九大とは縁が切れたはずなのにPRでは九大発ベンチャーであると何度も強調したり、あるいは少し前まで東大病院長だった瀬戸泰之東大教授を代表理事においた一般社団法人日本生物診断研究会を立ち上げて、さも線虫検査の科学的根拠が追求されているかのような振る舞いを見せています。協業する企業がこれだけ出てきたのもそうですし、おそらく信じて入社してくる社員も多くいるのではないのでしょうか。そして科学的な解釈が苦手な方は今でも会社の主張に騙されて、働かせられている方も中にはいるでしょう。 HIROTSUバイオサイエンス 執行役員の水島さんが前回のコメント欄で提示されている論文も拝読しました。率直な感想は「むしろ不信に至る結果」というものです。 ・ブラインドではない ・Nが少ない(前立腺癌患者21名の尿とそうでない人19名の患者の比較)。 ・尿の希釈で結果が変化している(50倍と100倍というたかが2倍の差で結果が逆転している。しかもこれは2倍以内の希釈で逆転することを示す) ・誘因されたとする結果がしょぼすぎる(例えばCI=0.08というのは50匹中央から離して27:23で分かれた時の値。中央からちょっとでもずれればカウントされるのでなおさら偶然である可能性が高い。実際ただの何でもないスクリーニングサンプルでさえ、その程度の値を出している。) 治療薬と違って、この尿検査のブラインド検査は簡単です。がん患者さんの尿を集めて検査側に知らせなければ良いので、患者さん側に侵襲(ダメージ)がないどころか、手間もほとんどありません(尿を出すだけ)。また費用もテレビCMの100分の1以下でできるでしょう。こんなコスパの良い方法をなぜ忌避するのでしょうか。 そういえば2021年に倉敷の病院が黙って20例のがん患者の尿を出した時は3例しかがんのリスクがあると評価できませんでしたね。
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【必見】DX人材がローカルで働くメリットとは
上松 正和医師
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