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高齢夫婦が民家で死亡 熱中症か
千種 ゆり子アスエネ株式会社 気象予報士、防災士
亡くなられたご夫婦のご冥福をお祈りいたします。
熱中症で亡くなる方は実は年間1500人以上という年もあり、猛暑は重大な気象災害です。高気圧などの気象的な要因が直接的な猛暑の引き金ではあるものの、人為起源の地球温暖化とヒートアイランド現象は、暑さを底上げをする大きな効果を果たしています。
もちろん今夏の猛暑に人為起源の地球温暖化がどれくらい影響しているのか厳密に言いたい場合は詳細な解析が必要ですが、2013年や18年、去年の日本の猛暑の発生確率は温暖化で高まったとする研究があります。
このまま人為起源の地球温暖化が進行すれば更に酷暑となり高齢化も進行するので、熱中症で亡くなる方は増えるでしょう。高齢者は暑さを感じにくかったり節電意識からエアコンを消してしまう等の難しさはあるのですが、IT技術を使って見守りを行う等の対策を進めつつ、猛暑を底上げする原因である温暖化対策も行っていきたいものです。
再生可能エネルギーを推進させる半導体技術
千種 ゆり子アスエネ株式会社 気象予報士、防災士
パワー半導体とは?
パワー半導体とは半導体の一種で、電力の制御や変換を行うデバイスのことです。小さな電力から大きな電力まで供給できて、電子機器の「心臓」や「筋肉」に該当します。パワー半導体は、別名「パワーデバイス」「パワー半導体デバイス」と呼ばれる場合もあります。
パワー半導体の特徴
パワー半導体の特徴は、高電圧や大電流を取り扱えることです。明確な定義はないものの、多くは定格電流が1A以上の半導体デバイスを、パワー半導体としています。近頃は、数10V以上・数A以上を取り扱う個別半導体を、狭義のパワー半導体と呼ぶことが増えています。
パワー半導体と通常の半導体の違い
パワー半導体と通常の半導体は、用途、使用する電力、サイズが異なります。パワー半導体は、電力の制御や変換に使われて、小さな電力から大きな電力まで取り扱っています。サイズは、小振りなクッキーくらいからお弁当箱くらいまで、さまざまです。
通常の半導体は、数値の計算やデータの保持などの用途に使われて、非常に小さな電力で動作します。サイズは数cm四方です。
※コーティングMAGAZINE by 株式会社吉田SKT より引用
https://www.y-skt.co.jp/magazine/knowledge/power_semicon/
秋田・由利本荘市の石沢川の堤防が決壊し「緊急安全確保」発令…石垣島では線状降水帯が発生し日中雨のピークへ(FNNプライムオンライン(フジテレビ系))
千種 ゆり子アスエネ株式会社 気象予報士、防災士
石沢川が氾濫とのことで、少しでも被害が小さいことを願っています。あくまで私の気象予報士としての経験則ではありますが、日本の南に台風や熱帯低気圧がある時には、より湿った空気が流れ込むため、本州付近でも大雨になりやすいです。
加えて、人為起源の地球温暖化の影響で、日本付近では100年あたり1.35℃の割合で気温が上がっていますが、物理的には1℃気温が上がると空気が持てる水蒸気量は7%増えます。当該大雨に温暖化がどの程度底上げの効果を果たしているのかは細かな解析・研究を経ないと断言できませんが、気温が上がればその分一度に降る雨の量が多くなりやすいため、以前よりも北の地域で大雨になっています。
温暖化による雨量の底上げがなければ、堤防はギリギリ持ちこたえたかもしれない、ということが過去にも起きています。温室効果ガスを減らす「緩和策」も、大雨のポテンシャルを減らすために、とても重要なことです。
天気予報で、気候変動の影響を知らせることも私たちの使命――気象キャスター、井田寛子さん : サステナブル・ブランド ジャパン
千種 ゆり子アスエネ株式会社 気象予報士、防災士
梅雨明け後、いよいよ深刻なレベルの猛暑が始まりました。この猛暑を表現するのに、「災害級の暑さ」や「危険な暑さ」という言葉が浸透してきて、一般の方々にも、イベントや屋外での活動を見直す考え方が浸透しつつあるよう感じます。伝える側である報道や、気象予報士も、あわせてメッセージを変えていかなければならないと感じています。最近は有志の気象キャスターたちが、日々の天気と地球温暖化の関連を積極的に伝えていこうと声明発表を行うなど、少しずつ日々の天気と温暖化を関係づけようとする動きも増えてきていますが、ビジネス側の動きに比べると、まだ日本の動きは遅いなと感じています。少なくともヨーロッパやアメリカの報道を見ても、日々の天気と人為起源の温暖化を関連付けた報道はまだ少ない印象です。
東日本は40℃に迫る所も 危険な暑さと雷雨に注意
千種 ゆり子アスエネ株式会社 気象予報士、防災士
猛暑のため屋外での運動は原則禁止としていただきたいですが、やむを得ずお仕事しなければならない方は、空の様子や雨雲レーダーを見つつ行動してください。雷の音が聞こえる範囲は約10kmと言われていて、10kmというのは積乱雲1つの大きさと同じくらいですから、雷鳴が聞こえるということはもしかしたらその雷雲の下にいるかもしれないということです。
近年の激しい雷雨の降り方を見て「昔と違う」とお感じの方も多いかと思います。当該雷雨や大雨に地球温暖化がどの程度底上げの効果を果たしているのかは細かな解析・研究を経ないと断言できませんが、一般論として以下のようなことは言えます。長期的な気温上昇によって、飽和水蒸気量が増加するため、一度に降る雨は増えやすくなります。
治水対策などの「適応策」はもちろん必要ですが、温室効果ガスを減らす「緩和策」も、大雨のポテンシャルを減らすために、とても重要なことです。
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【徹底解説】今年の夏が記録的な猛暑になる3つの理由
千種 ゆり子アスエネ株式会社 気象予報士、防災士
夏の暑さは、超高齢社会とあいまって、1500名以上の熱中症死者を出す年もある災害レベルです。猛暑の直接的な原因は気圧配置など気象的なものですが、「ヒートアイランド現象」と「人為起源の地球温暖化」が気温を底上げしています。
今夏の猛暑に人為起源の地球温暖化がどれくらい影響しているのか厳密に言いたい場合は詳細な解析が必要ですが、一般論として、人為起源の地球温暖化で日本の猛暑が極端になったとする先行研究が複数あります。
このまま人為起源の温暖化が進めば、さらに猛暑となり、夏場の屋外でのイベントや行事、作業は更に困難となるでしょう。
温暖化の進みを食い止めるための温室効果ガスの削減=緩和策は勿論ですが、屋外でお仕事をされている方も多くいるので、そういった方々の命と健康をどう守るのか、抜本的な対策も含めて考える必要があります。イベントや行事については形態や開催時期も含めて再考する必要があるでしょう。
東京・足立区の花火大会 「落雷の恐れがあるため」開始20分前に中止決まる
千種 ゆり子アスエネ株式会社 気象予報士、防災士
花火大会については、賢明な判断だったと思います。過去には2017年のたまがわ花火大会で、落雷の影響でけが人が出たことがあります。ただでさえ混雑する花火大会会場や駅周辺ですが、突然の雷雨ですと、より群衆雪崩の危険性が高まると思います。たまがわ花火大会は落雷事故の影響を受けて翌年から天気の安定する10月の開催に変更されています。
夏は突然の大雨だけでなく、猛暑の影響も考えなくてはいけません。人為起源の温室効果ガスによる地球温暖化の影響で、日々の猛暑が悪化しているため、このような、天気の影響を考慮したイベントの開催時期の変更は、他のイベント・行事にとっても参考になると思います。
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千種 ゆり子アスエネ株式会社 気象予報士、防災士
梅雨明けは「本格的な猛暑到来」を意味します。熱中症により一層の警戒が必要で、時には、イベントの中止や時間変更、形態変更などの対応も必要になるでしょう。
夏の暑さは、超高齢社会とあいまって、1500名以上の熱中症死者を出す年もある災害レベルです。猛暑の直接的な原因は気圧配置など気象的なものですが、「ヒートアイランド現象」と「人為起源の地球温暖化」が気温を底上げしています。
今夏の猛暑に人為起源の地球温暖化がどれくらい影響しているのか厳密に言いたい場合は詳細な解析が必要ですが、一般論として、人為起源の地球温暖化で日本の猛暑が極端になったとする先行研究が多くあります。
最近は有志の気象キャスターたちが、日々の天気と地球温暖化の関連を積極的に伝えていこうと記者発表を行うなど、少しずつ日々の天気と温暖化を関係づけた報道も増えてきています。気象予報士や、報道側の姿勢が少しずつ変わり始めています。
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