岩崎 友和

日本で勝った商品は世界を席巻できる、というのが古いんじゃないのかな。 国内で、多数の会社で争わせて、極上の品質を完成させる。それは世界に売れるってのは90年代の思想かな、と。 もちろん、飲食業界などはそれに近いことを現在もやっている。サイゼリアとか寿司業界はそれが出来てますけど。 IT業界はもうスタート地点からグローバル開発、グローバルテストが当たり前なんじゃないのかなぁ。steamのゲーム見てるとそう感じる。もうアーリーアクセスの状態で世界中の人が太鼓判を押す時代になっている。 その速度感の時代で、日本で成功してから～...ってのは競争力のあるプロダクトだとしても、遅いんじゃないのかな...

アウトプットの技術だけ進化してもねぇ... インプットする側の能力限界､時間限界はとっくに超えてるでしょ｡

ドラスティックな発言をした方が､現代の大統領選挙や国民投票では勝ちやすいという事ではないかな... ドラスティックな政策や発言の､「正しさ」や「見通し」はともかく､「拡散力」や「議題の中心になる力」においては圧倒的なので｡ 大言壮語な人間が強い時代は､もうしばらくは続きそうだな...

経営権の乗っ取りが「クーデター」と称される｡ そんな世界が良いよね｡ やってる人が何の欲望にトリガーされてるのかって部分はあんま変わらず､目の前にビジネスがあるのか､銃があるのか､法で許されてるのか､って違いだけがあるんだと思う｡

45歳くらいより上の世代の人は共感して頂けると思いますが､ 1990年代までは､「ハロウィン・イベント」は､日本ではとてもマイナーなイベントでした｡ それが､徐々に「仮装イベント」として認識が広がっていき､今では超高齢層以外の老若男女が知る「イベント」として日本に定着しました｡ 参加した事のある人は一部でも､知名度は日本の多彩な祭りと遜色無いでしょう｡ 取り込む国・ニッポンの近代事例の一つかと｡

日本が一番進んでいると思うポイントは､ 「進歩・進化」より「日常生活の充実」に舵を取った事だと思うけど｡ 「進歩・進化」に背を向けてる時点で進んではいない訳だけど｡