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【新潮流】今、「普通の親子」が日本を離れ始めている
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
将来子供が、どの国を拠点として、仕事/生活をしていくのか 、という視点で判断していくのがよいと思っています。
将来の生活拠点は日本ベースでありつつ、さらに英語が使えたら便利なのではないか?と思うのであれば、一番効率がよいのは、日本の教育をベースにしつつ、英語教育をプラスすることです。
•日本基準のテストでいい成績を取るなら、日本のカリキュラムで学習した方がいい結果が出る
•日本語の時間はどうしても減ってしまうので、国語力は日本の学校に通う子よりどうしても劣ってしまう
からです。
一方で、海外移住やインターナショナルスクールに通う時に持つべき正しい期待値は、
•海外大学への進学がしやすくなる
•インターナショナルな環境での立ち振る舞いを身に着ける
だと思っています。
ただ、日本の老舗インターナショナルスクールは、お金の面のみならず、純日本人家庭の席はほとんどなく、合格すること自体が至難の技です。
そういったケースであれば、海外移住も一つの選択肢になってくるのではないかと思います。
“女性起業家の半数がセクハラ被害” スタートアップ業界で何が
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
周りの女性起業家の話を聞いていると、実際には半数どころではないなというのが体感値です。
一方で、「これぐらいの割合、被害にあっている人がいるんですよ」と試しにシェアしてみると「そんなはずないでしょう」と反応されることが多い。
このギャップはなんなのかというと、”実は気づかないうちにやってしまっているパターン”もそれなりにあるのではないかと思っています。
外資系のプロファームであれば、どういった言動/行動がハラスメントに繋がるのかというハラスメント研修が、定期的かつ具体的に行われています。
この業界では、そういう研修を受けたこともない/実施されていない人、ファームも多いのではないかと思っています。
セクハラがダメなのは当たり前だとして、何が具体的にダメなのか、業界全体でリテラシーを上げていくところからスタートしないといけないのではないかと思います。
夏休み“子連れ出社”freeeが解禁。ただし「原則週5出社」は維持
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
「子供が預けられない時に、出社しなければいけないとなると困る」という問題に目を向けることは素晴らしいと思います。
一方で、その解決策が「子連れ出社ok」なのかというと、わからないなと思います。
“子育てと仕事の両立という問題”に対する、全世帯に共通したソリューションはないと私は思います。
パートナーをはじめとする家族の協力状況や事情、子供の特性、教育方針などで、必要とされるサポートや環境は大きく変わるからです。
そんな中で誰にとっても嬉しい会社からのサポートは、「金銭的補助」と「柔軟性」だと私は思います。
サポートを外注したい時にお金があれば、使える手段が増えます。
働く場所や時間にフレキシビリティが増えれば、対応できるシーンが増えます。
「これがいいと思った」という一方的な解決策は、ありがた迷惑になりかねないことを心に留め、働く人たちのパフォーマンスを最大化するにはどうしたらいいのか、考えていきたいものです。
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「北海道ニセコの超高級ホテルに泊まってはいけない」ヤバすぎる実態…日本語がまったく通じない、接客サービスは最悪だった
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
昨年の12月にニセコにスキーしにいきましたが、記事にある通り、スタッフやインストラクターは基本は英語、日本語話せる方はかなり少なかったです。
ただ、お客さんも8割は外国人で、2割の日本人も皆さん基本的には英語を話しており、もはやニセコは海外でした笑
物価もとても高かったです笑
一方で、サービスが不十分だとは私は感じませんでした。
むしろ、安比高原に行った時の日本人スタッフの方が対応は酷かったです。
おそらく、急にインバウンド客の需要が戻ったので、スタッフ全体の育成や採用が間に合っていないのだろう、と思いました(外国人だからサービスが悪いのではない)
スキー場には最新鋭のリフトも投入されていたりと、再開発されている勢いを感じ、私はむしろワクワクしました!
ベンチャーキャピタルを年300社輩出 「VC量産アクセラ」の内側
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
日本でいうと、Incubate Fundはアソシエイトとして数年修行したら子ファンドとして独立していくプログラムを行っていたり、Shizen Capital もSprout (https://thebridge.jp/en/2023/10/rudevc-our-new-gp-in-training)という独立を支援するプログラムを始めたりしています。
VCの世界で独立する上で一番難しいのは最初の資金調達です。
スタートアップでいうプロダクトの部分は、VCでは実績、トラクション、信頼関係のみです。
一号ファンドは当然実績もトラクションもないので、自分の信用力が重要になります。
こういったプログラムで、一定お墨付きをもらえて、信用力を補完してもらえると独立できる人は増えるのではないかなと思います。
【参入障壁】世界の「上位1%」を選ぶ時に考えること
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
スタートアップ投資の世界でも、必ず論点の一つとなるMOAT。
MOATに関する有名な著書として「7 Powers」という本があるのですが、モーニングスターの格付け基準とかなり似ています。
【7 powers】
1. Scale Economics 規模の経済
→事業規模が拡大によって得られるエコノミクス
2. Network Economics ネットワーク経済
→ネットワークによって製品価値が高まっていく効果
3. Counter positioning カウンターポジショニング
→イノベーションのジレンマにより取れない戦略を取る
4. Switching Cost 乗り換えコスト
→スイッチする際に、経済的、プロセス的、関係性的に発生するコストが高い
5. Branding ブランディング
→ブランド力
6. Cornered Resource 競合なきリソース
→人脈などの独自資産
7. Process Power プロセスパワー
→組織内で構築された言語化が難しい知見
スタートアップ投資の際には、定性的な評価に偏ることが多いですが、モーニングスターの格付けの場合にはそれをなるべく定量化している点が面白いなと思いました。
【直撃】買収も合弁も増える。戦略コンサル「ボスコン」大攻勢
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
古巣BCGの日本代表、有希昌さんへの珍しいインタビュー記事。
私がBCGにいた2013-2016の時でも、グローバルの中でも常に日本は好成績だったと、毎年言われていた記憶があります。
強さの根源は色々あると思いますが、中でも特筆すべきは、
•当時から今も変わらないTopのパートナー陣の顔ぶれ、結束力とハードワーク
•いつだって人(従業員)を大事にするカルチャー
だと思います。
だから、卒業して10年近く経った今でもBCGのことは大好きですし、生まれ変わってもまたどこかのタイミングでBCGで働いているだろうなと思っています。
同じように思っているアラムナイがたくさんいる、それがBCGの特徴であり良さだと思っています。
投資方針に「上場努力義務なし」世界基準で目指すユニコーン創出
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
上場努力義務違反に対するプットオプションを個人には課さないという内容がスタンダードになること自体は良いことだと思います。
一方で、「成長過程の早い段階に小さいサイズで上場している傾向がある」のは、契約書のこの項目があるからというより、そもそも日本のマーケット環境が起因している部分が大きいと思います。
日本ではある程度のサイズを超えるとM&Aの受け皿が極端に少なくなってしまいます。
また、いくら上場努力目標を削減しても、ファンドライフが10年という縛りはなくなりません。なんらかの形でExitさせる必要があることも変わりませんが、日本にはセカンダリーマーケットも充実していません。
結果、グロース市場がその代替をしているという構図の方が正しい認識です。
「なんで私があなたの子どものために」 広がる「子持ち様」批判
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
子供の病気で休む問題は、前提知識の欠如もあるのかなと思います。
女子医大の調査によると、0歳児の病欠は年平均19.3日、つまり1ヶ月に1日以上は休んでる計算です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jtwmu/87/5/87_146/_pdf/-char/ja
平均なので、当然これより多い人もいて、私も娘が0歳の頃は毎週のように保育園からお呼び出しがかかってきて大変でした。
ワーママにとって仕事と育児の両立が辛いと感じる大きな問題の一つです。
一方、そう言う問題を抱えていない人から見れば、頻度は多いし、場合によっては一番忙しい時に休んだりして、サボっているのでは?と見えることもあるでしょう。
つまり、これ休む側も休まれる側もお互いに辛い問題なのです。当然その原因である病気の子供も悪くない。
ならばどうするべきか。
子供が病気になったら100%預かってくれる先があればいいわけです。
しかし、病児保育室は数が少なくて大抵入れないし、フローレンスも最近まで100%保証をやめる期間が続いていたし、入れてもすごくお金がかかる。ここのサポート体制が圧倒的に足りていません。
社会のシステムで解決すべきだと私は思います。
【ビザスクCEO】米国M&Aで大赤字。「リサーチ不足」を猛省
中山 悠里アニマルスピリッツ Director
タラレバの話にはなりますが、事業面からみた今回のコールマン買収の反省点は2つでしょう。
① コロナ禍でM&A案件が減っていることが、ENS市場の成長鈍化につながることを予測していなかった
② 市況が悪化しているにも関わらず、採用を絞ることをしなかった
ビザスクの減損のニュースを聞いた瞬間は、「コロナ禍」という誰もが読めないイベントが発生したことによるunluckyだったのかなと一瞬思いました。
が、買収自体はコロナのイベントが発生した後だったことから、コロナの影響を見誤ったことが大きな反省点だったと言えそうです。
国内におけるエキスパートネットワークサービスの先駆けとよく言われるビザスクですが、私がBCGにいた頃は外資系のGLGやGuidepointを多用していました。
その点から言うと、後発なのに国内シェアを奪還していったサービスがビザスクというのが私の印象です。
コールマンも業界2番手と言われてはいますが、ビザスクなら同じように首位奪還を狙える可能性もまだあると思います。
日本発のグローバルカンパニー、応援しています。
NORMAL
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