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中国・伝音、スマホ世界5位に アフリカに的絞り成長 - 日本経済新聞
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
アフリカから事業を開始した携帯端末メーカートランシオンは、2015年頃にNewspicksでも一時話題になりましたね。アフリカ王、そのとおり。アフリカでは、トランシオンはスマホで43%、フィーチャーフォンでは79%のシェアを占めています。
アフリカにおける携帯・スマホ、通信、モバイルマネーの普及率
https://abp.co.jp/contents/dataroom/dataroom-3179/
折り畳みスマホ「PHANTOM V Fold」というのが、まさにこの記事の写真にある端末です。いまトランシオンはマラソンの金メダリストのキプチョゲさんを広告に用いて、折りたたみスマホの宣伝をしています。
ただトランシオンのシェア、アフリカに関しては、2022年は落ちています。携帯の販売台数低下以上に、トランシオンの販売台数が落ちており、サムソンが盛り返しました。折りたたみスマホを出している時点で、ちょっと迷走しているかなと思っています。
住友商事とボーダフォン系、ケニアで新興企業支援 - 日本経済新聞
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
住友商事は2020年に英ボーダフォンと戦略的提携を結び、ボーダフォンの子会社(の子会社)ケニアサファリコムとはともに合弁をつくってエチオピアに進出するなど、関係性は深いです。サファリコムはこれまでも自社でもアプリ事業を行っていますし、スタートアップ投資もしています。住友商事も、太陽光発電キットの割賦販売から開始していまでは携帯の割賦販売を行うケニアのフィンテックスタートアップM-kopaの主要株主。ケニア、フィンテック、スタートアップの領域で住友商事とサファリコムが協業となるのは理にかなった進展かと思います。
ケニアでモバイル決済のM-pesaが導入されたのは2007年ともう15年前のことで、決済をともなう事業はスタートアップでなくてもごく普通にM-pesaを利用しておりもはやリープフロッグでもなんでもない感じですが、そのAPIなどは改善の余地はありそうに思いますね。

【日本注目】アフリカ発、新しい「リープフロッグ現象」
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
アフリカは、森林、再エネ適地、バイオ燃料用地といったカーボンクレジット資産に恵まれている上、省エネや輸送効率、廃棄物管理が不十分なことが多いですから、炭素クレジットを生む余地が多いにあります。ヨハネスブルグ証券取引所がカーボンクレジット市場を立ち上げたり、クレジット収入の事業者、政府、コミュニティーとの配分などに関する規制が策定されたり、インフラも整いつつあります。一方で、長くジンバブエで森林管理のカーボンクレジット売上を挙げていた企業が撤退するなども。世界の脱炭素の潮流によるアフリカへの影響は、ネガティブなインパクトの方が大きいのが現状なので、少しでも稼げる機会を活かしていきたいですね。

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