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【超図解】驚愕の10兆円。大学ファンドのすべて
NewsPicks編集部
琴坂 将広慶應義塾大学 准教授 (SFC/総合政策)
この取り組みが実現したことは出発点としてとても素晴らしい事だと思います。関係者の方々の尽力には頭が下がります。  一方で、自分の首を絞める発言でもありますが、選択と集中を機能させるためには、欧米のトップ校のように若手採用はほぼテニュアトラックで本当に優れた実績を上げた人物だけにして、またいわゆるテニュアを取得した後にも明確なKPIが与えられる厳格な経営が必要になるかと思います。  そうすると、テニュア後でもパフォーマンスの下がった教員は他大学に移る誘因を持つようになります。もちろんこれは研究だけではなく、教育や運営面も総合的に評価する事が肝要です。  さすれば、中堅以下の大学からも遅咲きでも確たる実績を積み重ねてきた研究者が卓越大学により移動できるようになり人材の集中が生まれます。  そのほか、人材の待遇面での柔軟性を高め、評価をはっきりさせることをしていかないと、この方向は充分には機能しなそうです。  もし、この方向で機能させようとし、メインの目的が研究ならば、日本の場合は大学単位で語るのではなく、研究室、研究グループ単位で語る必要があるかもしれません。どの分野にも、日本の場合は一般的には知名度の高くない大学にも、素晴らしい研究者の方がいらして、国際的な成果を挙げています。そうした方々に10年単位の交付金で貼り付けるような人ベースの解像度で見ないとよくない気がします。その意味では、ドイツと状況が似ているので、より広く交付金をベースに状況を改善していく方が、日本の実情を考えると、他に何も変えないなら、結果につながるかもしれません。
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