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【全貌理解】MS入社、アルトマンの「激動60時間」を整理する
山田 広毅東京国際法律事務所 代表パートナー 弁護士
公開情報や報道を見ても、まだ分からないのが、コーポレートストラクチャーの最上位に位置する非営利会社Open AI Incの ボード選任権を持つのが誰なのかなんですよね。
今回はここが一番のキーな気がするのですが、ここに動きが見えないので、ボトムアップの従業員辞任騒ぎになってしまっている。
MS、アルトマンらが、実際に大部分の従業員を引き抜いたら、それはそれで相応の法的リスク、訴訟リスクを抱えると思います。
<追記>
蛯原さんのコメント拝見して、さらなる情報を探したところ、Open AI IncのBylaws上、Board自らが、過半数の決議で、BoardのサイズやBoardメンバーを選解任できるらしいという記事を発見しました。
https://www.wired.com/story/openai-bizarre-structure-4-people-the-power-to-fire-sam-altman/
これだと、通常のガバナンスは効かないですね・・・。
オープンAIのCEO退任 アルトマン氏事実上解任か
山田 広毅東京国際法律事務所 代表パートナー 弁護士
驚きました。
Open AIのリリース記事を読む限り、親会社である非営利会社のOpen AI Inc.が掲げる「AGIが全人類に利益をもたらすことを確保する」というミッションに照らして、問題があったとボードが判断したということだと思います。
なお、本件は、親会社である非営利会社のOpen AI Inc.のボード(Equityを持たない独立取締役が過半数を占める)で起きたことなので、子会社である営利会社Open AI Global LLCの株主であるMicrosoftは、何らの影響力も持たない事象であるはずですね。
https://openai.com/our-structure
ボードメンバーの権限と覚悟を感じさせるエピソードですが、暫定CEOのMira Murati氏、そして、その後選任される新CEOのもとで、Open AIがどのように経営されていくか、注目です。
NORMAL
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