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日本経済のあらゆる問題が「日銀のせい」にされていた…「2%の物価上昇」という無茶な目標が決まった背景
PRESIDENT Online
Kawase Shohei
2012年当時は、物価への期待が変われば物価が上向き結果として経済の後押しになるという議論がありました。誰もやったことはないが理論上はいけそうだ、ということでやってみたがやっぱり机上の空論だったと。やってみたこと自体は素晴らしいと思います。 ただ、残念ながらというか当たり前というか、個々人の行動が変わらなければ経済も何も変わらない(期待に働きかけようとするルートは上手くいかなかった)。補助金やインフラ支出などの財政政策にしても、規制緩和やその他の競争政策にしても、その先の誰の行動をどのように変えたいのか、明確で具体的な議論が足りなかったのだと思う。 ただ財政支出→需要増を期待するのは大分間違っている。特に日本では債務が大きいこで当時は「非ケインズ効果」も意識されていました。これは財政支出を増やしたらもっと政府債務が増えてしまうので家計は逆に消費を控えてしまう、という効果です。 そもそも政府(日銀は入らない)には物価を上げるという共通目標がちゃんと制度化され落とし込まれていなかったのではないか。2%インフレの政府と日銀の合意は、政府側で予算執行と各官庁の行動に少なくとも明確には落とし込まれていなかった→落とし込まれていたなら今頃どの政策が期待した効果を得られなかったのか議論があるはず。 政府(主に財務省)の責任を問う向きがあるが、うーん。正直そもそもその能力が制度的にあるかあやしい。一昔前の経済企画庁ぐらいの経済分析能力とパワーがあれば違ったかもしれないが。
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外国人向け「二重価格」はアリ? 円安でインバウンド増加 一杯5500円ラーメンに観光客「とても安い」 日本人は1100円割安の海鮮バイキング店も【news23】
TBS NEWS DIG
円相場 1ドル=153円台に迫る 約34年ぶりの円安ドル高水準に
NHKニュース
Kawase Shohei
訪日外国人で溢れかえっている観光地で需要に応じて価格を変えない、サービス業の賃金も大してあげない、物流・タクシーなど人が足りてないのに業界が(大して)変わらない、賃金も大して上がらない。 このように国内の賃金物価は他国比上がらず、そうした現状を見て日本人自身が将来を期待できず海外に金を移すし、企業は海外で稼いだ金を国内で還流させないので円安が進んでいる。 海外の人たちは、いま、明らかに日本の物サービスすべてを安く感じている。日本の輸出企業は今は安さで勝負してない、とか言ってないで今のうちに色々勝負に出てライバルからシェアを奪うべきだと思う。 たぶん、海外経済に触れる機会のある日本人の多くは、円が安すぎると思っていることと思う。これが是正されて欲しいと思っているだろうが、結局そのためには物サービス(インバウンド含む)の輸出を増やして円買の需要を増やすしかない。なぜなら国内の成長期待が劇的に改善するようには思えないので、金融収支つまり対内投融資による円買い需要が増えるとは思えないから。 別の道もある。最初に述べたように価格メカニズムを正常に機能させて日本全体の経済効率性を上げること。金の周りがよくなりそれにともない賃金も物価も上がれば、名目的には円安でも名目賃金が上がっているので対外的な購買力はそこまで減っていることにならない。 これらいずれもができなければいよいよ、先進国から見て常に物価の安い途上国・新興国と同じ豊かさが相応しいってことになる国という評価・自己認識が定着することになる(かなしい)
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OpenAIの顛末をガバナンス ・ストラクチャーから考察
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Kawase Shohei
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