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【ミニ教養】トップ研究者ほど「AIを止めろ」と叫ぶ真の理由
NewsPicks編集部
矢野 和男(株)ハピネスプラネット 代表取締役CEO (株)日立製作所 フェロー
よく読むと、AIを止めろ、と言っているのではないことがわかります。  AIの研究や検討は加速すべきで、その中身には、社会への影響などを大いに含めるべきで、それを自由競争に任せてはうまくいかない、ということだと思います。至極真っ当な意見だと思います。  いずれにせよ、あらゆる人の人生や仕事に影響が及ぶことです。  例えば、量子コンピュータや核融合や不老不死の研究が、この汎用的なAIによって大きく加速することは想定されます。それにより、社会を不安定にすることは間違いありません。  量子コンピュターは、宇宙の神秘やその制御に道をひらくでしょうし、核融合はエネルギーの制限のない世界をもたらすでしょうし、不老不死は永遠の命という人類の夢を実現することになります。  しかし、核融合は、エネルギー資源国の権利を剥奪することにつながり、世界を劇的に不安定にしますし、不老不死は、社会にどんな影響を与えるのか、想像もつかないぐらいです。  しかし、このような夢の実現を止めることもできないのではないかと思います。ますます世界の舵取りは難しく複雑になる一方ですが向き合っていかなくてはなりません。自由競争では、制御できないでしょう。
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【真理】進歩を後押しするのは「脅威」ではなく「希望」だ
NewsPicks編集部
矢野 和男(株)ハピネスプラネット 代表取締役CEO (株)日立製作所 フェロー
計画からの変更が難しくすることが正しいこと、とされていることは、世の中に沢山あります。国でも企業でも、研究プロジェクトでは計画の変更にはチェックやレビューが厳しく入るため、一種のペナルティを伴います。一方で、計画通りに進めるのは、このペナルティがありません。ですから、皆計画通りやろうとします。  問題は、研究が本当に進んでいれば、計画を立てたときには予想できなかった知見が得られているはず、ということです。新たな知見は、計画の見直しをほぼ必ず必要とするということなのです。ですから、計画を変更していないのは、研究が進んでいない(新たな知見が得られていない)か、本来変更すべき状況なのに、ペナルティがいやでそのまま進めているということなのです。  研究は、建物の建設プロジェクトのように計画通りいくことがいいことではないのです。  さらに、大事なのは、これは研究にかかわらず、事業を生むという活動、即ち事業活動でも、事情は同じなのです。そして、社会の不確実性が増す中で、ますます、事業でも計画に囚われずに、常に変更が求められます。その前提をそれほど見直しているかが求められるのです。  現実は、これができていません。そしてこれは、とっても大きな社会の損失になっていると思います。
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【週末教養】AIが「意識」を持った話
NewsPicks編集部
矢野 和男(株)ハピネスプラネット 代表取締役CEO (株)日立製作所 フェロー
記事には、未来を予測することの難しさが示唆されています。特に、テクノロジーが急速に進歩する現代では、長期的な予測はますます不確実になっています。しかし、このような不確実性の中でも、人間の「未来を信じる力」や「立ち向かう力」が非常に重要であると主張できます。  まず、人間の信じる力について考えてみましょう。予測が不確実であるとき、人間は希望や信念につながるものを求めることがあります。これは、明日や将来に対する期待や希望を持つことができるからです。たとえば、困難な時期には、人々は家族や友人、信念や価値観など、自分自身を支えるものに頼りがちです。信じる力を持つことは、未来への希望や勇気を与えることができます。  次に、立ち向かう力について考えてみましょう。予測が不確実であるとき、人間は不確実性に対処するために、困難に立ち向かう力を発揮することがあります。たとえば、今日のような状況では、人々は新しい技術や社会的な変化に対応するために、常に学び続ける必要があります。このような立ち向かう力は、未来の不確実性に対処するために必要な能力であり、常に高く評価されるものです。  未来の予測が困難である現代においてこそ、人間の信じる力や立ち向かう力が非常に重要なのです。これらの力を持つことは、未来に対する希望や勇気を与え、困難に立ち向かうための力を養うことができます。それゆえ、我々は今日という日において、人間の持つこれらの力を最大限に発揮し、未来への希望と勇気を持ち続けることが必要です。  この未来を信じ、不確実性に前向きに立ち向かう力は、動物にはない人間固有のものです。  (実は、この文章はChatGPTにつくらせて、私が5%だけ修正しました。しかし、ChatGPTの回答のどこを受け入れ、どこを修正するかを私が判断したことで、私の文章になっており、おそらく生産性は20倍上がってますので、私の人生をより豊かにしていると思います〕
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天才イーロン・マスクが気づいたChatGPTとOpenAIのダークサイド
AppBank
矢野 和男(株)ハピネスプラネット 代表取締役CEO (株)日立製作所 フェロー
先月、サンフランシスコで、テスラのAIの学習に特化したスパコン、その名もDojo、の発表を見ました。半導体から自主開発で、1兆個もの7nmのトランジスタを組合せ、ディープラーニングの学習に特化されたエクサスケールスパコンです。  昔、DECのアルファという一世を風靡した高速コンピュータがあったのですが、そのメンバーが、テスラに参加していることにも米国の流動性の強みが見えました。  テスラは、走行やカメラや電池から言語を含めたUXのデータまで、このDojoシステムで、学習し、あらゆる制御を知的に行うのでしょう。遂に人類は、こんなことまでできるようになったか、と感慨深いものがありました。   この記事にあるように、こんな巨大な仕組みに投資できる会社は、極めて限られます。AIは、社会のインフラになってきたのに、そこに投資できるのは米国のリスクマネーに支えられている会社だけというのが現実です。  ただ、私は諦めていません。時代はますます変化し、先行投資した会社は、それが重荷になるというパターンは普遍的です。  時代の変化を捉える力がますます大事になります。
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【データあり】「睡眠時間が長いほど好業績」は本当だった
NewsPicks編集部
矢野 和男(株)ハピネスプラネット 代表取締役CEO (株)日立製作所 フェロー
睡眠時間が、生産性や創造性に効くのは、経験的にも実感としても、明らかです。  個人的なことになりますが、仕事で締め切り間際に追い込まれることがよくあります。その時、睡眠時間を削ってでも、仕事を終わりたいことがよくあります。しかし、夜が更けてくると、自然に眠気が生じますし、仕事も行き詰まったりします。仕事を終わらなければと続けても、結局終われないということになることが多いです。結局、寝てしまいます。  ここで、朝起きて、昨日進まなくなってしまったところを再開すると、あっという間にどんどん進む、という経験を何度もしています。これならば、夜に無理に進めないで、早く寝ればよかったといつも思うのです。  状況を整理しましょう。仕事を進められれば、睡眠がとれるので、仕事を進めたのです。しかし、実際には、睡眠をとれば、仕事が進んだのです。  この仕事と睡眠の関係は、まさに循環していて、どちらも大事です。  しかし、私が夜に意識していたのは偏っていて、仕事が進めば、睡眠がとれる、という、順序ばかりでした。しかし、本来意識すべきは、睡眠をとれば仕事が進む、という方だったのです。どちらの順序もあるのですが、片方を忘れてしまっていたのです。  しかも、この睡眠をとれば仕事が進む、こそが問題の解決だったのです。
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【今こそ伝えたい】真の半導体復活へ、6つの問い
NewsPicks編集部
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