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【原作者の提言】今こそ、#MeTooを映画業界から広げよう
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
先日、代表を務める組織で性教育研修を受けました。
子ども関係の仕事も多いなかで子どもに対してもコミュニケーションのなかで気をつけなければいけないこと
小学生未満であったとしても本人との言語、非言語双方に留意した合意形成のうえでのスキンシップや声かけが重要であること
それができる環境づくりのような内容でした。
おおむね納得の内容である一方で
「合意形成」とは性的な関係にとどまらず非常に誤解も多いコミュニケーションだとも思いました。
例えば過去に遡って「あの時は雰囲気で合意してしまったが、本意ではなかった」
という話が出てきたときにそれに対して実際にどうだったのかジャッジを下すことはとても難しい。
ハラスメント研修などでも思いますが、ある程度組織の中での上下関係がある場合に、「上に立つものは下のものに対して個人的なコミュニケーションは一切とらない」
というのがリスク管理的には正解。となりかねない。
しかし、地域活動のように物理的に近く、長い関係性においては、
複数の組織でそれぞれが上下関係であったり、同等であったり、組織によっては上下が逆転するなどのことも日常茶飯事です。
エンタメ業界も多少関わっていましたが、それはそれで狭い世界なので関係性は流動的であって固定的なものではないとおもいます。
そしてもう一つコミュニケーションは深めれば深めるほどお互いに傷つけあい、それを乗り越えることでさらに深い関係性になることも多い。
長く続いていたものが途切れてまた復活することもある。
夫婦関係、親子関係に例えてみれば、お互いに傷つけ合わない家族などむしろ家族といえるのか?と思うところでもあります。
それが故に、表に出てこなかった、あるいは表に出ても相手にされない、二次被害に遭う。
そういう観点はいましっかりと社会に定着させていきつつも
これから社会を担う若い世代にとって、特に性愛を含むコミュニケーションをどのようにとっていくのか
なかなか難しい課題だと感じます。
そして文学も映画もそのあたりの合理性を超えた、非現実的で信じがたいものが奇跡のように生まれたり消えたりする
この世界の不思議さを教えてくれるものでもあります。
新卒でスナックを継業。Z世代がつなぐ、まちの社交場「スナック水中」
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
「一橋大生が卒業と同時にスナックを買い取って起業」ということで
NHKやテレ朝、新聞各紙でも話題のスナック水中ですが
(今月末には田原総一郎さんと対談の模様、先日の松岡修造さん以上に世代の壁を超えますねw)
事業承継の実際に踏み込んでしっかりと記事にしていただいたのは初めてのように思います。
マスメディアの場合、取材者にそもそも経営知識がないため、具体的なツッコミがほとんどありませんし、一般的な興味関心事でもないのがその理由かと。
この記事では継業そのものが話題の中心なので
「新卒でスナックを継ぐ」ということの実際の困難や価値について触れていただいていますし、私もそこを強調させていただきました。
バトンを継ないでいくべきは事業体や店舗だけではなく
地域文化そのものだと思っています。
しかし改めて坂根さんのタフネスとホスピタリティには敬服です。
男性を苦しめる「男らしさ」の呪縛調査でわかった、暴力とメンタルヘルスの意外なつながり
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
私に学術的背景がないので印象にすぎませんが
ジェンダーレスや性の自己決定についてよりリテラシーが高くなっていけば
出生率もより下がっていくのではないかと思います。
世界中で男性優位な仕組みをつくられていったのは
社会として多子化を目指し、地域や国を強くするために都合がよかったからだろうと思うのです。
子を産める女性を社会資源としてとらえて、真面目で働き者の男には半強制的に配分して、子を作り、育てることが優先順位の高いことと位置づけ、それを実現できた社会や国が優位に生存できた。
しかし、もはや西欧先進国ではマッチョ男子は戦争以外ではあまり役に立たなそうです。(戦争もドローン化が進めばマッチョは生産性低いとかなりそう)
急激な少子化は社会にそれなりにストレスを与えるでしょうが
それぞれのクオリティオブライフを尊重させながら、先進国から少子化が急激に進んでいくというのは正常化の流れのように思います。
あとは一方で人口が増え続けていくイスラム社会の男女観とのすり合わせがどのようの進むかが個人的に興味があります。

【超解説】結局いま、何を学べばいいの?
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
先日、NPO内の役員研修で「コミュニケーションとは何か?」
という対話型のワークがあっていろんな見方が出たのですが、
私自身で考えてみると実は仕事の時間の多くは人間以外の生き物とのコミュニケーションが多いなと気づきました。
野菜作りに関わる植物はもちろんなのですが、動物も飼っているし、害虫害獣、病原菌、目に見えない土壌微生物とも、
相手を観察し、言葉ではない情報を受けとって、リアクションをとり、結果的に野菜がよく育つ環境づくりができるようにまさに
culture(耕す)だななどと思いながら。
農業を初めて人間以外の生物や環境とのコミュニケーションを15年ほどがっつりやってきたことで
言語によるコミュニケーション以外のところに、より生命に関わる本質的な何かがあるという実感を持つようになりました。
おそらく50年前ぐらい前の人たちは今ほどさまざまなものが自動化、便利化されていないがゆえに、
人間以外との非言語コミュニケーション機会が今よりもずっと多かったでしょう。
過去の知や教養を向き合うときもその当時の人たちから見えていた人とか社会とか食とか命とか自然環境のあり方は
今とは違うものだったのだろうと想像しながら読むようになって、また少し世界が広がったようにおもいます。
日本の野菜がこんなにも「甘くなった」意外な事情
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
品種、栽培技術の進化によって確実に食味は消費者好みに変化しています。
毎年いくつもの新品種が生まれては消えていますが、その育種メーカーたちの数十年にわたる蓄積には頭が下がります。
最近、安易にF1品種を否定したり、固定種が素晴らしいかのように語る原説も見られますが、栽培してみれば
固定種が淘汰れて行った理由がよくわかります。(もちろん淘汰されていない優良品種もありますし、種の保存やかつての味を楽しむというエンタメ性は否定しません)
世論が甘すぎるとなればすかさず酸っぱい品種も出てきますし、ちょっとした苦味が需要高いとなればそういう品種がスーパーに並ぶくらいには、日本の育種メーカーと農業者の層は充分に厚いです。

【実践】大人になってから「新しい友達」をつくる方法
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
よそ者として今の街(東京、国立市)に家族でやってきて、地域農業に入ろうと思ったとき
地域の関係性づくりは当初仕事の一環でした。
地域団体に顔をだし、飲み会に参加し、祭りで焼きそばを焼き、神輿を担ぎ、町内清掃に参加し。。。
誘いは断らず、いつのまにか多くの団体に参加することになり。。。
しかし、会社をクビになり、自分の会社を立ち上げる時には地域のさまざまな事業者がたすけてくれて
なんとか事業を継続し
そこから恩返しモードにはいり、団体の中で役員など重要な任を積極的担うようにし
そうしたら、東京都の商工会青年部の副会長になってしまい
地元の商工会の理事になり、観光まちづくり協会の副理事長になり。。。
この街に来て12年。
ハッキリと「友達」と言える人もいれば「仲間」も「知り合い」も「先輩」も「後輩」もたくさんできました。
皆さん30代半ば以降に知り合った面々です。
私も生き残りをかけて必死だった面もあります。
どれもこれも苦難を一緒に切り抜けたことが前提となっていて
力を合わせないと乗り越えられない困難や課題と向き合っていれば仲間はできていくのだと知りました。
農薬にイノベーション!医薬の”構造解析”を応用
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
農薬→危険、怖い
という感情論がすごく、とくに最近の須藤元気議員など有名人で食農に関心がある方ほど、不安を煽る発言が散見されて、勘弁してほしいなと思っています。
私たち日本人が生まれてこの方食べてきた食品のほぼ100%が農薬を使用しており、
その結果、日本人は人類史上かつてない高齢化、乳幼児死亡率の低減を実現させています。
シンプルに考えれば農薬のおかげです。
完全有機農業だった江戸時代は将軍の平均年齢ですら50歳ですからね。
ということ前提で、人の不安感を払拭するために
より詳細なエビデンスを求める人の欲はすごいなと思います。
研究としては生命の謎に迫る大事なことと思いますが。

【解明】「昔はよかった」「最近の若者はダメ」論のウソと謎
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
90年代に私が10代を生きていた頃
70年代カルチャーに惹かれて「当時の混沌とエネルギーに比べて現在はなんとのっぺりして退屈なんだろう」
と思っていました。しかし実際は時代が楽しくないのではなく、自分がつまらない生き方をしていただけw
それから2周ぐらいまわって80年代、90年代の面白さを語る若者と出会ったりして思うのは
「今は今なりに振り返って魅力的と思えることを見つけて楽しもう」
ということです。
一緒に事業をやっている大学生たち(しかもコロナ下観光、ゲストハウス運営というイタイ事業)には
「多分皆さんは世界的にコロナ世代、とか呼ばれることになると思うけど、コロナ世代ってどんな世代?って振り返った時に面白く語れる実体験ネタをいっぱい仕込んでおくといいと思うよ」
と言っています。
そんななかで、1人のメンバーが新卒で地元スナックを買い取って起業。
https://mainichi.jp/articles/20220322/k00/00m/040/351000c
案の定、各種メディアから注目され
開業早々、松岡修造さんが来店して対談
先日はNHKニュースウオッチ9でアナウンサーが生中継、つい先日は「おはよう日本」で紹介w
世代を超える新しいカルチャーが生まれる予兆を勝手に感じて楽しんでいます。

【実録】気候変動に挑戦する「ある植物科学者」の夢
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
土壌活性、土壌改良を謳った資材は眉唾なもの含めて多種多様にあります。
実際それが効果あるかどうかは毎年諸条件が変わるなかでなかなか実感しにくいというのが正直なところです。
そこで重要なのがこうした研究はもちろんのこと、研究成果を栽培指導員などが客観的に評価して現場への普及に努められるかどうか。
スキーボンは1000㎡あたり1リットルを希釈して散布ということですが、売価を見ると1リットル6000円ぐらいします。
これを月2、3回と書いてありますが
これは通常の露地栽培で考えると安くない資材費になりますので、よほど効果を実感できないと手を出しにくい価格です。
「いわゆる食用のお酢でも同様の効果が得られるのだろうか?」みたいなことが生産者としては正直気になるところです。

【格差】男女が対立。世界一激しい“#MeToo”が起きた事情
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
地域で長く存在している公的な団体の多くが基本的にはボーイズクラブであり、それが長じて長老政治となっています。私はよそ者として今の地域にやってきてローカルビジネスをやっているので、そうしたクラブには積極的に参加して、いわゆるホモソーシャル的コミュニケーションに加わることで実際に事業が実現していったことは数多くあります。(正直それはとても楽しく心強いことでありました)
一方で実際に私が関わっている事業には子育て関係も多く、ガールズクラブのなかの一人男性的な場も多くあります。こちらは、正直ボーイズクラブよりは私にとって緊張感のある場であり、その場での言動については十分に注意が必要であると感じています。
狭い地域でこのパラレルワールドを行ったり来たりしながら仕事をしていますが、ここ2,3年で徐々にしかし確実にミックスは進んでいます。
男ばかり、女ばかりということも少なくなり、歴史ある青年部の部長に女性がなったりもしています。
ここからはいろんな意見があるところで、男性の立場では発言しづらい点でもあるのですが。
徐々にミックスが進んでいる状態のときにはひとまず強い対立構造は棚上げして、今起きている良きことにメンバーの目を向けていくことで結果的にギャップは埋まっていくと私は思っています。
韓国の大統領選のように揺り戻しがあり、まさかの「反フェミ」を掲げて大統領になるというような対立構造が生まれてしまうと、おそらく地域社会はいろんなことが停滞してしまいます。
もちろん反省すべき点は反省し、いままでのように立場であぐらをかくようなことは積極的に戒め、何かを決定する場が男性だけで占められるようなことは避けていくことは着実に進めながらです。
日本社会は良くも悪くも議論慣れしていません。(私は良い点も多々あると思っています)
議論をしながら是々非々で社会をかじ取りしていく力は徐々につけていきながらも、フェミニズムをめぐる議論や実践を「対立」ではなく建設的に進められればと思います。
しかし、こうした苛烈な対立や怒りを隠さない姿勢が今の韓国の活力の源泉でもあるのだろうなと思います。
日本のなあなあ、なし崩し的なコミュニケーションの居心地が悪いと感じる人の力をどのように地域社会が受け止められるかは結構重要でもあるし渦中の栗を拾う覚悟も必要なのでしょう。
吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」抗議した受講生が詳細語る。「教室で笑い起きた」
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
この1件で吉野家は大変な打撃を受けることになり
受講生が記事内で触れているように大学としても
「二度と教育の場でこういう発言が起こらないよう再発防止策を徹底」
ということになるのかと思います。
しかし、「再発防止策の徹底」というのを広く多くの人に課そうとした場合にはおそらく人権意識の啓発ということ以上に
NGワードの徹底、講義内容の事前提出とチェック、講義の録音とその中で不適切表現がなかったかの第三者(コンプラ委員みたいな)による確認と指導
ということになるのではないかと思います。
深い意味においては高等教育や研究の場においてはある種治外法権的に様々な可能性を検証し議論を交わすべきであって、NGワードが出ないようにする教育現場であるのであればyoutubeでも見ていれば十分なのではないかと思ってしまいます。
一方でたった一言で企業価値を毀損してしまうようなことがあると特に大きなブランドにとってはたまったものではないので
自主的に徹底されるのだろうと思います。
NGを排しあらゆる可能性を検証し、真に交わすべき議論や情報共有は公的な場ではどんどん難しくなっていくのだなと感じた次第です。
プライベートで強固な人間関係がない場でのコミュニケーションは画一化をさけられないでしょう。
誤解がないように
当の発言を正当化したいわけではまったくありません。
ただ
大学生たちと一緒に事業をやっていると彼らの「おとなしい真面目さ」にちょっともったいなさを感じることもあります。
突き抜ける発想やフルコンタクトのコミュニケーション、失敗を恐れない勇気、時には法を逸脱しても法を変えさせてでも信念を貫こうという底力みたいなもの
を若者はもっと持ってほしいなと常々思っておりまして、
私も大学で講義など時々する際にはなるべく強い表現や言葉を用いようと心掛けていることもあって、ちょっと懸念した次第です。
コロナ観光業損失1500億ユーロのイタリアを救う? 「日本発」農法の再生力
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
観光は基本的に物見遊山で美味しく楽しくが大前提でしょう。
そもそもなぜ人が観光するかといったら普段より自分の欲に大らかになって、楽しく過ごすためで、
土壌再生のために遠方に出かけることを観光と呼ぶのか?など思いながら読み進めていたら
現代農業の野菜は栄養価が低下というトンデモ情報が書いてあり読むのをやめました。
どうやら漫画「美味しんぼ」で紹介された話が広がっているとのこと。
栄養価は測定方法も考え方も変わり50年前との単純比較は適切ではない、というのが基本的考えかたです。
参考まで
https://news.yahoo.co.jp/byline/naritatakanobu/20190507-00125184
都市部の農地、最低7割は存続 税優遇が延長、地価下落を回避
小野 淳㈱農天気 食と農のプチ起業
東京都においては8割以上が都市農地(市街化区域内の農地)を少なくとも10年は継続して農地として使うことを判断しましたが
関係者の間では予想以上に少ない割合だったという印象を持つ方も多いです。
たとえ特定生産緑地制度の載ったとしても、地権者の死去、相続などの際には問題なく売却可能になるので
むしろ2割がこの税の優遇制度に乗らなかった原因については検証の必要があるかと思います。
考えられるのが、固定資産税の支払いよりも資産管理や相続対策を優先させて
相続発生時より早い段階で計画的に土地の再編成を行うという事例。
都市農地の中には植木農家のように極端に離れた場所に農地を所有している例もしばしばあるので、そういう場所は売れる時に売ってしまった方がいいかもしれないので。
ちなみに私が関わる団体でも、特定生産緑地制度に乗らなかった農地を援農という形で利用させていただく予定です。
いずれにせよ都市農業、都市農地をいうのは農業経営的にも資産管理的にもかなり不思議な案件で。
でもうまく活用することで都市環境をより改善できると思うので、これからも都市農地活用の観点でがっつり関わっていこうと思います。

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