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【最前線】あなたのゴミは今、「お金」に変わっている
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
畑イベントを多数やっているのでゴミの分別回収は日常業務です
そのなかでいつも厄介だと感じているのがペットボトルのラベル剥し。
最終的にはリサイクル現場でも手で剥がしているのですね。
回収率、リサイクル率の高さはまさに日本のいいところが出ているなと思います。
脱炭素文脈でもっと評価されていいのでは。
2018年からはラベルレスのボトルも増えているとのことですが
一本単位販売では商品表示のかんけいではなかなか難しい面もあるとのこと
でもこの分野もさらに進化していきそうです。
ラベルレスペットボトルの普及と課題について
https://www.businessinsider.jp/post-273637

【急成長】国や自治体がカネを払う、驚きのスタートアップ
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
この技術自体は魅力的ですし、土壌分析をある程度できるという点については現状はおそらくさほどでもないでしょうけど(違ったらごめんなさい、しかし現実的に土を採取しての分析や診断も簡単には生産性の向上に直結しないので)今後の精度向上に期待したいです。
しかし、小さい農地がデータさえあればテトリスのように集積できるかというとそうではありません。
農地パトロールは各自治体の農業者による相互監視(言葉が悪いですが現実的には)の意味を持ち、一定の拘束力を持つのは社会的関係性が前提となっています。
現状まだまだ耕作放棄地であろうと、貸借を進めるのは容易ではありません。
貸し側の問題も大きいですが、借り手側も安易に借りて放置してしまう可能性は否めず、その際にはやはり農地パトロールの拘束力が意味を持ちます。
また、炭素クレジットについては最近話題ですが私としては全くピンときていません。
農林水産省もすでにJクレジットという仕組みを作り、必要情報を入力するとどのぐらい脱炭素に貢献できるかすぐに数字が出てくるのですが
その算出根拠やそれが生み出す価値に関しては正直「うさんくさい机上の空論」という印象があります。
なぜなら炭素固定化にそんなに価値があるのであれば、畑や空き地を放置して草や灌木でボーボーにしたり全部を竹藪にしてしまうことが最も効果的だろうと思われるからです。農業なんかしない方がいい。
だいたい農業は機械も資材もたくさん使うので炭素出しまくりです。
車に乗らない移動の推進とかの方がよっぽど脱炭素に効果的なのに、なぜ畑に謎の炭をいれたりするのか?それは空き地や埋立地ではダメなんでしょうか?
今すでに生産性の高い農業を実現している人が、謎の資材を自分の畑に大量投入するわけがない。
私の理解が及んでいないだけなのかもしれませんが、現場感覚としては以上です。
改めてですが、衛星を使った農業技術の推進自体には期待しています。
鹿児島の茶の輸出額、4年で4倍に 日本食ブームで米国向け増加
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
まさしく昨日、日本一の茶の産地、静岡県掛川市に視察に行っていました。
輸出に力を入れている市内NO1の農家にもあってきました
掛川市役所には「お茶振興課」があります。
しかしながら、そこで聞いた現実は実に渋い内容
詳しくはいつか記事にしますが
数字だけ言うとこの10年で茶農家の6割が茶生産を廃業
茶畑面積は3割減少
要は海外輸出に力を入れなければ国内需要の減少が激しすぎてどうにもならない、また、茶農業独特の収穫期の一次加工は家族労働なしにには何ともならないつまり、家族が実質人件費無償の労働力としてフルで働いてようやく成立する事業だということです。
日本NO1の産地ですらその現状。
鹿児島はペットボトル向けの廉価な茶葉生産に強いということもあるようです。
日本の茶文化自体が転換点ということかなと思います。
海外に活路を見出す以外に道はなさそうです。

【日本人が発明】「都会の小さな森」が世界で増殖している
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
商業施設には緑被率が定められているので外構や屋上などに植栽が作られていますが、多くの場合施設にとっては無駄な空間とされていて管理コストも下げているせいか、雑草だらけで植栽としての魅力もほとんどない場合がよくあります。
樹種も基本的には手入れ不要で落ち葉なしというコストから選ばれがち。
そこを農園にして、コミュニティづくりに取り組む例も散見されてきましたが、最近のこの暑さやゲリラ豪雨ではコンクリートに囲まれたエリアでの野菜作りは随分とハードルが高い。
商業施設の植栽を魅力的にかつ、炭素固定的なメッセージや生物多様性への貢献をメッセージとして謳えるものが増えて欲しいと思います。あとは落ち葉に対して寛容な社会の雰囲気醸成はとても大事です。
落ち葉クレームに耐えかねて木を切らざるを得ない農家の話もよく聞きます。もともとあったところに新住民が引っ越してきているはずなんですけどね。
「農を基軸とした、小さな経済圏のつくりかた」松風カンパニー
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
農業に限らず、水産、林業も一次産業のいいところは生活を支える「原材料」を生み出す仕事なので
究極的にはどんな産業、事業ともコラボできるという面が大きいと思います。
地域社会に入っていれば飲食店や小売店はもちろん、サービス業や加工業、福祉などなどどことでもつながって事業を展開することができる。
ただそうした「小さな経済系」も
当たり前ですが大きな経済圏から独立して存在しているわけではなく
スマホや、税制、公共事業などを通して大きな社会の恩恵をうけ、その一部として存在しています。
なんとなく、そういうものから離れて自由になりたいということで農業を志す方も多いですが
実際には直接の助成金だったり、助成金を使った地域振興のためのメディアで紹介されたりなどなど
恩恵を受ける側、つまりどちらかというと「搾取」する側にまわってしまうことも少なくないのは皮肉だなと思います。

【田舎で稼ぐ】日本の地方は「観光資源」だらけだ
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
2017年にairbnbが日本で宿泊だけではない体験サービスを始める際に
「東京で農業体験」と銘打って、なにげない多摩地域の神社から農園にいって野菜を収穫、古民家でランチの2時間半で一人5000円というツアーをはじめました。
当時は平日の午前中の時間さえあけておけば、ちらほらはいるお客さん(西欧の方多かった)をアテンドして副収入ぐらいにはなったのですが、結局「私しかアテンドできない」問題がありました。
おそらくツアーガイドが知識、ホスピタリティ、地元での関係性ができていればどんな場所でもツアーって成立するんですよね。しかし、そこに英語加わると急にハードルあがる。
私も当時は勢いで下手な英語を使いつつ、学生ヘルパーを頼んだりしていました。
コロナでいったん終了し
ゲストハウスをなんとかコロナ禍で日本人相手にわましながら、時々大きな留学生日本文化体験的な案件をうけていますが
私自身の時間配分的にもはやルーチンのツアーは不可能となってしまい
かといって、代わりにやってくれそうな人員もおらず。コスパを考えると腰が重くなってしまいました。
その辺が結局、この手のツアーが広がりをみせないネックなのかなと思います。自戒を込めて。
開店休業状態のツアーページ(いまだに東京で農業体験売っている英語のページはほとんどないですよね)
https://www.airbnb.jp/experiences/93335?_set_bev_on_new_domain=1693087208_MmUxZjVhZTAwZGY2

【大企業殺到】捨てられる野菜果物を、金に変える黒子企業
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
食品ロスを削減して食料として再資源化するという取り組みが本格化すれば
少なくとも当面は農業界では出荷量が削減されて大きなダメージを受けるでしょう。無駄な消費(車をどんどん買い替えるとか)こそが業界を活性化させるのは自明のことです。
現状においては廃棄野菜は廃棄して堆肥など土に還して再利用するのがベストだと思います。
一方で、世界的にみると人口増や気候変動などによる食料難の課題があって
この技術のように栄養素を保ったまま軽量、小サイズ化して長期保存が可能になれば、その課題に寄与できるかもしれないと思いました。食の安全保障の観点では重要な技術ではないかと思います。
ただおそらく製造過程でかなりのエネルギーを使うことになると思われるのでそのコストや、エネルギー消費に見合った栄養素の抽出、保管ができるのか気になるところです。

【泥酔取材】おいしい豆で、世界市場をとりこむ天才
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
大豆を毎年育てていますが、あのカチカチの大豆が水に浸せば数時間で煮豆サイズに膨らみ、2,3日で発芽に向けて胚芽がポコッとでてきて、あとはぐいぐい成長して100日後には数百倍の大豆になります。
あの初期成育のスピードを考えると本当に瞬間瞬間で細胞が形をかえて分裂してとすごい化学変化を起こしているのだろうと思います。
その過程を精密にコントロールして切り出し、うまく加工できると様々な原料がうまれるということでしょうか。
とにかく豆の加工食品にかんしてのバリエーションは日本は世界トップと思いますので
大豆を中心とした豆かんれんのフードテックはかなり日本社会として力を注ぐべきジャンルと思います。
そして政治的な理由で国産比率がめちゃ下がっている大豆の生産も復活してほしいところ。

【ドンキ安田】激安王、最後の勝負「アメリカ征服」を語る
小野 淳株式会社農天気 代表取締役農夫
良いものを作るノウハウがあれば売れるのではなく、海外それぞれの国の扉の鍵を開けて、流通に乗せていく過程が難しいのだというのが伝わってきました。一方ですでにコメもサツマイモもフルーツも味的には圧倒的で、売ることさえできれば評価は確実についてくるという実感はみなさん持っている。
現地で日本の品種とノウハウで原料生産できれば解決じゃないかと思うのですが、ちょうど10年ぐらい前に結構農業者がアジア各地でトライしたものの大成功したという話は聞いていません。ワタミも私が所属していた2008年ごろからカンボジアでコメ生産トライしましたが撤退しています。
日本の風土が独特なのか?やはり日本で作らないと日本の味にならないのか?
だとすると、太平洋を横断する距離の壁はかなり高いのでしょう。
その辺のなぜ?に応えてくれる記事も期待しています。

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