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英保守党、トラス氏を党首に選出 女性3人目、新首相に就任へ
光田 達矢慶應義塾大学 准教授 PhD, History
イギリス議会政治に対する憧れから日本ではメディアをはじめイギリス政治を色眼鏡で観ている傾向があり、イギリス国内の低い評価と乖離している印象です。お手本と呼べるほどのレベルにイギリス政治は今ありません。
また、白人高齢者が多数の保守党党員に選ばれたに過ぎないことを忘れてはならず、一部ではジョンソンより酷くなるという予想があるほどです。ジョンソンシンパとして、反EUポップュリスト路線を踏襲するのは確実です。オックスフォード大卒とは思えないほど知性を感じません。
物価高騰がG7諸国の間では特に顕著なイギリスにあって、トラス新首相は現金給付による財政出動は真っ向から否定し続けており、節税で対応することを明言しています。
ただ、多くの専門家は、節税だけでは年金生活者をはじめとする社会下層は冬を越すことはできず、光熱費を払えないことから暖房機器を使用せず、その結果、大量の死者を出すだろうと警戒しています。
この批判に対してまずどう動くか、注目です。
日本が滅びる前に「コロナ騒動の終わらせ方」をいい加減本気で考えないか
光田 達矢慶應義塾大学 准教授 PhD, History
ご指摘の通り、ツッコミどころ満載です。根底にあるのは、為政者と専門家とマスコミの権力者による抑圧で、コロナ禍という名の人災が継続しているというトップダウン型のモデル。
ただ、日本の特殊性は、お願いベースでワクチンの接種やマスクの着用を推奨している点にあり、フランスの思想家フーコーが唱えた、パノプティコンの力学を活用した、社会が自ら判断して進んでマスクを着用しているのが現状ではないでしょうか。
一部の西洋諸国のように国家が義務化していたら、マスク非着用は政治介入に対する抵抗の象徴になり得たと思いますが、社会自ら判断しているなら、国がマスクを外すよう推奨しても外さないのは、下からの力が強いことの現れで、人工的にコロナ禍を終わらせることは難しいでしょう。これも一種のwithコロナなんでしょう。怒りたい気持ちは分かりますが。
訪日外国人観光客、受け入れ再開へ 政府検討 6月にも
光田 達矢慶應義塾大学 准教授 PhD, History
ツアー客による実験で何を検証しようとしているのか相変わらず謎で、こればかりはシニアと地方層に配慮した選挙対策だと理解しても良さそうです。歴史的に見ても、日本人は感染症は輸入性であるイメージを抱いており、ゼネフォビアと相まって外国人をバイ菌扱いする土壌が以前からあり、そう簡単には不信感は消えないでしょう。
さて、このまま6月から個人旅行を許可すれば、実験との矛盾が指摘したくなる一方、すでに許可が降りている外国人入国者の観点から見ると、ビジネス客、家族、ワーキングホリデー、技能研修生、留学者は団体客のように行動が厳しく管理されていない状況なので、何を決断するにせよ、どう説明するにせよ、政府の論理は完全に破綻していると思われます。
ドイツ、月1200円で公共交通乗り放題 6月からガソリン高騰で
光田 達矢慶應義塾大学 准教授 PhD, History
ドイツ在住ですが、家族として月々160€を定期代として払っているので毎月の交通費が18€で済む計算となります。今住んでいるベルリンの場合、子どもも無償で公共交通機関に乗り放題できますが、有料の他州の子育て世代からすれば、生活費が3か月間さらに楽になり、夏休みの旅費などに回せそうです。日本の場合、定期代は勤務先が払う場合が多いので、真似できる政策ではなさそうです。
一方、政策の狙いは、自動車利用者の公共交通機関利用の促進であり、新聞のアンケートを読む限り、彼らへの訴求は限定的のようです。一時的に乗り換えたとしても、自動車を手放すほどにはならないと見られており、バスや鉄道の利便性と快適さを根本的に向上させないと元に戻るだけでしょう。
また、利用者増加による混雑の悪化も心配で、ベルリン交通局は本数を増やすと約束をしているものの、蓋を開けてみないとわかりません。旅行者が激増してフライトが相次ぎ欠航となっているヨーロッパ各地の空港の二の舞にならないことを祈るばかり。

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