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もうPBRには頼らない 進化するバリュー投資家
Kaku K日中J/V VP
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【熱弁】ジャック・マーの「問題スピーチ」全文
Kaku K日中J/V VP
以前どこかでコメントしましたが、超かいつまんで言うと①発展途上の中国は経済が成熟した欧米のやり方をマネる必要はない、②バーゼル合意は成熟した経済圏におけるリスク管理手法であり中国が追随する必要はない、③管理先行でリスクテイクを封じると成長も止まる、的な内容のスピーチであり、中国のやり方を直接批判したというより、欧米ルールを移植することの弊害を説いたスピーチです。国際スタンダードの金融ルールを整備しようとしている当局の方針には真っ向から逆らう形になったので〆られましたが(今頃「再教育」されてる?知らんけど)。
ジャックマーの「銀行の質屋体質」という批判の趣旨は理解できます。カネ持ってる大企業には融資が甘いが本当にカネが必要な中小企業には融資が下りない、資産家はどんどんレバレッジしてカネ持ちになる一方で生活に困る貧乏な人はカネを借りられない、という与信システムの歪みは日本の融資環境でもありますよね。この歪みに生まれたスキマを埋める形でP2Pレンディングは発展しましたが、要はテックを使ったサラ金。銀行から借りたカネを使って、銀行が取れないサブプライムリスクを高利で回収する、というモデル。与信管理アルゴリズムはP2P業社のブラックボックスなので客観的なリスク評価が出来ないが銀行が貸し倒れリスクを負う、というモラルハザードがそこには存在します。アリババ程の企業にもなると「ちゃんとリスク管理してるだろう」という期待は出来るものの、ザル管理の有象無象や詐欺業社も大量にいます。その結果P2Pは不良債権予備軍の塊であるシャドーバンキングとして中国経済のリスクになってしまった。そして中国当局はP2P業社の撲滅、という手段に出た訳です。
所詮ジャックマーみたいな高尚な社会貢献意識を持つ人物は大国中国ではマイノリティで、自分だけ儲けてやろうという俗物ばかりの世界ではP2Pレンディングはがっつり規制した方が良いのでしょう。
共通テスト、マスクから鼻出して「失格」 監督者の注意に従わず
Kaku K日中J/V VP
経験ありますが、鼻水出るタイプの風邪引いてる時のマスクの中はマジで地獄。鼻出さないと不快感と窒息感で集中なんか出来きない。受験は人生を決める大勝負なので、鼻風邪引いてるけど最大限のパフォーマンスを出すたためにちょくちょく鼻を出していたのではないか??確かに申告して別室で試験受けろよ、と言いたくなりますが、生真面目な生徒程ガマンしちゃいそうですね。
という事情があったのかもしれません。知らんけど。ちなみに共通テストを監督する教授達を監督する立場にある身内によれば、学生側に非がないのにトラブル起こすキテレツな教授達も毎年必ずおり、その後始末が一年で一番嫌な仕事の筆頭格とのこと。
「MBA不要論」に異議を唱える若者4人が設立の起業家支援ファンド
Kaku K日中J/V VP
どの国のどの組織にも一定数「MBA嫌い」は存在します。大体理由は同じで、現場感が無い、に集約されるのですが。確かにメインストリームのコンサル&外銀のアドバイザリー業界で2-3年働いてMBA進学を目指す様なタイプは現場感が無いのでしょう。実際、平均年齢を上回る留学生達に求められる役割はこの手のタイプにのアメリカ人に机上の空論を現場に落とし込む感覚を啓蒙することだと言われてます。ただ逆に一通り現場で修羅場を潜って来た学生にとっては、学んだ知識を自分の現場経験に当てはめることで深い学びを得られるはず。自分が従事して来た産業外のビジネスモデルを短期間で叩き込むことは発想の幅を広げるし、過去の失敗と成功を理論に沿って体系的に整理することはパフォーマンスの再現性を高めることに繋がると思います。MBAを活かせるか否かは結局個人次第。

【注目株】中国の「団地ママ」を魅了するユニコーン
Kaku K日中J/V VP
生鮮ECは鮮度が命。在庫の高速回転が追いつくだけのオーダーが取れるまで大量廃棄で鮮度維持しなければならないのがツラいところ。全くエコではないし、アリババのフーマー含めてまだ儲かるモデルにはなっていません。生鮮ECにも小型の卸センターを小区付近に配置するデリバリー特化型の「前置倉」、実店舗と併せたO2O型の「店倉合一」の2つのパターンがあります。拠点投資が比較的少額で済む前置倉は叮咚含めスタートアップが殺到して激戦になっており、フーマーは昨年より前置倉モデルからの脱却を表明。前置倉だと消費者が商品の管理状態を確認出来ないので、ぶっちゃけ「団地ママ」の様な保守層に長期的にハマるモデルではなく、キャッシュバーンによるクーポンばら撒きキャンペーンが終わり次第フーマーに移行していくのではないかと個人的には見ています。広がる時はワッと広まるが移気が激しくロイヤリティが低いのが一般的な中国人の消費動向なので。。
叮咚の業務エリアは元々上海のみでしたが、2020年は北京、南京、広州へと拡大し、Luckin Coffeeの大胆なクーポンばら撒き(49元で20元割引、39元で15元割引、18元分の商品プレゼント等)で新規顧客獲得を試みています。
一方で、2018年6ラウンド→2019年2ラウンド→2020年0ラウンド(3億ドル資金調達は誤報)、と年を追う毎に資金調達回数が激減。外部資金に頼らずとも事業からのキャッシュフローで自家発電出来るまでに既に成長したのか、それともVCに見限られてしまって風前の灯なのか??果たして真相はどっちでしょう?

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