大隈 健史

朝起きたら、ここに全部写真入りでまとめられてた。やはり目玉は、いよいよ出たVR/ARデバイス。 Vision Proはプロの名を冠しているように、さすがに50万円もすると最初は業務用とか一部ギーク用に留まりそう。QuestやPSVRも買って試してきたけど、身に付ける系のガジェットはリセールバリューが取りにくいから躊躇する。まだだいぶ先なのでコンテンツの充実を見ながら待ちたい。 実質センサーと双眼ディスプレイ付きのM2搭載PCであり、現実を拡張するデバイスであるとともに、PCのカタチを拡張してもいる。色々とトライアンドエラーを繰り返していくのは素晴らしいし、我々も持ち場で頑張らねば。

香港やシンガポールではiPhoneよりSamsungの方が多い体感だったけど、日本に帰ってきて周りのiPhone比率が高すぎて驚いた。iPad持ってる比率も高い。 経営者クラスタでも、AirDropやiMessageなどiPhoneを前提に話が進むことが多いので、とりあえずiPhoneとAndroidの2台持ちで回している。これを同調圧力と言うならそうなのだろう。

利用者としては、ファーストクラスにはANAやキャセイでアップグレードで何度か乗ったけど、無駄に広いのと食事やワイン、アメニティが少し豪華になるくらい。寝るだけなので恩恵感じず。 事業者としては、稼働率考慮後の面積あたりで見れば必ずしも効率的に課金できず、数席のためにCAやサービス、備品も全てビジネスと別のものを用意するのは割に合わない。ESG的にも印象悪い。 というわけで、ファーストクラスは廃止するか、エミレーツやシンガポール航空のように部屋みたいにして差別化するかに、既に二極化が進行している気がする。当然の流れに見える。

前職のコンサルでも官僚からの転職は多かったけど、逆はほとんど聞いたことがなく、まだ政治家になる方が多いくらいだった。官庁を具体的な転職先として考えると、受け手の立場に立った情報が少なく検討しようがないというのはその通り。そこに風穴を開けようとしている試みは素晴らしい。 年齢も役職も上がってしまうと、いち官僚として再出発というのは難しくなってくるので、フルタイムの公務員ではないフレキシブルな参画の仕方が広がってくれると優秀な人材のキャリア設計に組み込みやすくなるのかなと。 ちなみに代表の吉井さんは、マッキンゼー同期。応援。

Bard少し使ってみたけど、検索を自然言語で行うインタフェースとしては優れているので、直感的には結構使っていける気がした。 ただ日本語の文法が怪しいところがあり、また言語的には合っていても表現が英語の直訳のような不自然さがある。ここはChatGPTの方が自然なやり取りができる。 また今朝の地震について教えてと聞いたら2月の新潟の地震を参照してきて、日付と場所を指定したら7時台の今9時半の地震、つまり未来を捏造してきた。最新情報や時系列は引き続き怪しいと留意して使わないと。

食べログの店舗データベースのように正規化されたデータなら、わざわざAIを嚙まさなくても直接検索できた方が自分は良いので個人的には不要かな。 とはいえ、フロントエンドの自然言語処理・UIと、バックエンドのデータ処理の分離が進んでいくのは、そういう流れなのかもしれない。OSができ、ブラウザができたように抽象度を高めるためのインタフェースとしてのAI。

10年で幕。VRはともかく、ARは B2Bにこそ活路がある気がしていたけど、やはり事業化・収益化には苦戦するようで。 中国系・台湾系のODMと話すと端末レベルでは着実に進化・小型化を進めているので、カテゴリとして死ぬことは無いと思うけど出口戦略には当面苦労が続きそう。

これ観始めたら止まらない。ものすごい手間とコストを掛けて作られたのが分かり、よくこれだけの力士然とした体格と雰囲気を持つ俳優を揃えられたと妙な感心もしてしまう。 ゴルフ（Full Swing）やテニス（Break Point）のドキュメンタリーもトップ選手に密着して面白いコンテンツになっていたし、Netflixの目利き力と脚本・編集力には感服。同じく大資本で仕掛けるにしても、一話だけ観て止めた「たけし城」のAmazon Prime Videoがテレビと同じタレント頼りなのとは大違い。

面白そうだと思い通しで観たけど、決着とか終止符は特に付いておらず、「価値観は人それぞれ、リスクやコストを受け入れてタワマンの生活に価値を感じるならご自由に」程度のよくある整理だった。 シンガポールや香港などタワマン以外の選択肢が実質無いところに住み、湾岸のタワマンも所有して住んだうえで思うのは、やはり少し人工的過ぎて落ち着かないということ。個人的には、そんな経験や思いから都心から少し離れた戸建てに移って、今のところ満足。 ただ家族構成や人生のフェーズで価値観は変わり続けるので、一生住むつもりで買ってしまうのはタワマンにしろ戸建てにしろ怖いなと感じる。

値上げは悪でありなるべく避けること、実態として値上げが珍しいこと、等が共通認識としてあるからこそ、一企業の一部製品の数％値上げがニュース価値を持つ。こういうことがニュースにならない社会の方が生きやすい。

「過剰な安売り」というが、何をもって過剰と言うのだろう。結論ありきで微妙なデータ分析や解釈になっているように見える。 体感値としては、自分の周りで日本に来る人はホテルが彼らの通貨で考えても高過ぎると文句を言っているし、品質の割に安いと言ってくれているのは食事くらい。

世田谷区も50人の定数に75人。正直全員をちゃんと理解した上で一人を選ぶのは不可能で、だからこそ組織票が強いのかなと。 いずれにせよ投票用紙に名前を書き入れる現行方式は無効票を生みやすいし、人力での読み取りや解釈が入るので公平でない。電子化するとセキュリティ的に心配する声も挙がりそうだけど、今も投票券見せるだけで実質的に本人確認してないので、電子化してマイナンバー認証とかの方がまだマシな気がする。