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JICが新ファンド組成、上場スタートアップなどに投資-400億円規模
朝倉 祐介アニマルスピリッツ 代表パートナー
三井住友フィナンシャルグループのファンド設立ニュースの際にもコメントしましたが、レイターステージのリスクマネーは日本のスタートアップ・エコシステムに欠けた要素の1つです。
レイターで巨額のリスクマネーを提供する投資家が出現しない限り、未上場で資金調達できない以上、スタートアップ側は上場を選ばざるを得ません。
これではいつまで経っても「スモールIPO問題」「上場ゴール問題」は解決しようがありません。
必ずしも早期IPOが良くないわけではありませんが、スタートアップにとっては複数の選択肢が増えるに越したことはないでしょう。
シード・アーリー期とレイト期ではベンチャー投資の性質も異なります。JIC新ファンドがレイターステージのリスクマネーの呼び水となることを期待します。
三井住友、ユニコーン育成に300億円 上場前に重点投資
朝倉 祐介アニマルスピリッツ 代表パートナー
ベンチャー投資額に占めるレイター投資の割合は米国が60%であるのに対し、日本は16%程度(NRI資料より)。
レイターで巨額のリスクマネーを提供する投資家が出現しないことには「スモールIPO問題」「上場ゴール問題」は解決しようがありません。未上場で資金調達できない以上、スタートアップ側は上場を選ばざるを得ないわけですから。
こうした問題意識を持って、THE FUNDを設立運営し、現在はみずほグロースパートナーズさんのアドバイザーを務めておりますが、スタートアップにとっては複数の選択肢が増えるに越したことはない。
レイターステージのファンド設立・参入を大歓迎しますし、他の金融機関等も後に続くことを期待します。
『ファイナンス思考』の著者、朝倉祐介が考える「お金の本質」とは
朝倉 祐介アニマルスピリッツ 代表パートナー
お金に関して、会社のファイナンスと個人の資産形成の両側面からお話しする機会をいただきました。
お金は手段であり道具という点では両方同じ。お金に振り回されていては本末転倒です。溜め込む以上に上手く使うことの方が難しいものですね。
ゲーム感覚でお金を増やすのが好きなのであれば、それもまた良いのですが、ほとんどの人には当てはまらないことなのかなと。
他人から資産運用の話を聞いていると、蓄えて結局どうするの?と感じることがままあります。
経済的安全の確立と生きたお金の使い方。どちらも大事なテーマですね。
常々そんなことを思っていますが、『DIE WITH ZERO』はそんな考えをうまく言語化し整理してくれる良著だと思います。
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「このままだと日本経済は沈没するぞ」 海外投資家が三菱UFJのCFOに放った厳しすぎる本音 - CFO思考
朝倉 祐介アニマルスピリッツ 代表パートナー
三菱UFJフィナンシャルグループの元CFOにして現ニコンCFOである徳成さんによる(実名では)初の著作『CFO思考 日本企業最大の「欠落」とその処方箋』が来週発売されます。
ゲラ拝読しましたが、掛け値なしに全てのCFO/CFO志望者にお薦めします。
こちらの本、個人的には2つの面で思い入れがあります。
「はじめに」を読んでいて目に飛び込んできたのが「アニマルスピリッツ」のフレーズ。
日本経済が資本主義のダイナミズムを取り戻すために、日本企業のアニマルスピリッツを呼び覚ます必要があり、その鍵を握るのがCFO/CFO思考だという、本書で一貫して説明される基本コンセプトが紹介されています。
このアニマルスピリッツ、日本のスタートアップエコシステムが成長の好循環に入るために必要な要素を構造化するにあたり、私自身が核に据えたフレーズであり、あろうことか新会社とファンドの名称に(なんの捻りもなく)付していたものです。
ゲラを読みながら、思わぬシンクロニシティに驚きました。
また著者の徳成さん、「実名では初の」とご紹介しましたが、今から20年ほど前に「北村慶」名義でファイナンスを軸に多数の本を書かれた覆面作家であり、学生時代や若手社会人時代に私が夢中で読んだ作品の著者だったのです。
長年、中の人が気になっていましたが、初めてそのことを知り驚愕しました。
ファンドとは何か、資産運用とは何か、排出権取引とは何かなど、金融を軸に社会の仕組みに興味を持つきっかけを与えてくれたのが北村慶作品です。
学生時代からの影響もあってか、私の資産運用は今でもETF主体ですし、気候変動についてもビジネス的アプローチでの解決を信じて止みません。
『CFO思考』を読んでいて、どことなく自分の考えに似ているな〜と感じていたのですが、それもそのはず。
私自身が北村慶作品で金融の基礎知識やモノの考え方を学んだ北村チルドレンなのですから。
実務書としてもリアリティ溢れるルポとしても、また資本主義下のモノの考え方を得るうえでも、掛け値なしにお薦めしたい一冊です。
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ユニコーン16社輩出 スタンフォード起業家が集う「StartX」の正体
朝倉 祐介アニマルスピリッツ 代表パートナー
ベイエリア在住時、StartXでリードメンターを務めていました。当時の担当先はMusically時代のTikTokの競合でしたが、一昨年、無事にイグジットしたようです。
私がいた当時は累計で400社以上が採択され、その後の調達額の合計は約22億ドルでした。当時の日本の年間ベンチャー投資額の2倍。
1社あたりの平均調達額は500万ドル以上ですが、ほとんどの参加者がシード段階で、まだ法人もないチームも含まれていてこの結果というのが凄いところ。
また当時のStartXは、国外にはスタンフォード関係者以外にも門戸を開いており、日本からは現WASSHAが採択されています。
http://thebridge.jp/2016/06/digital-grid-offers-wassha-in-africa
大櫃直人氏と朝倉祐介氏が語る、IPO前後に必要なバンカーとVCの目利き力──デットとエクイティの融合
朝倉 祐介アニマルスピリッツ 代表パートナー
一括りに「スタートアップ」と言っても、シード・アーリー期とレイトでは様子が全く異なります。
後者の場合、既に事業基盤があるため、既存事業の成長確度や事業計画の確からしさがより問われます。大企業や金融機関が連携しやすいのは後者のはず。
そんな話をみずほ銀行の大櫃さんとしました。
大企業との連携を模索するスタートアップにとって顔の見える相手が存在することは極めて重要。人事異動等で担当者が変わると、どうしてもコミュニケーションは途絶えがちになってしまいます。
この点、大櫃さんはスタートアップにとって顔の見える稀有な方だと思います。
なお、こちらの記事は来週発売される『Zero to IPO』関連の内容ですが、同書は事業を立ち上げる段階(家族ブロックのエピソードなんかも)から上場に至るまでの課題を技術面・メンタル面の両面に渡って解説した稀有な本だと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4798178977/ref=cm_sw_r_as_gl_api_gl_i_184D015HX3FAJAVSDGMN?linkCode=ml1&tag=jockinsey-22

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