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【深層】ネタバレチェック・倍速試聴に見る、現代の生きづらさ
岩田 智靖株式会社サイバーエージェント
>彼らの一定数は「じっくり観たところで、それぞれのシーンに込められた深い意味など、どうせ自分には理解できない」という奇妙な謙虚さも持っています。
そのため、あらかじめSNSに落ちている感想やネタバレサイトで「正しい見方」をチェックした上でコンテンツを観る人も多いのです。
そうすれば最初から安心してコンテンツを楽しめるので、「タイパ(タイムパフォーマンス)がいい」というわけです。
>私が書籍の執筆にあたって取材した「普通のZ世代」は、多様性を認めているというより、自分と違う価値観の人に対して、わざわざ排除はしないけれども、関与もしないという姿勢でした。
なぜなら、学校では「相手の意見を否定しないようにしましょう」と言われるだけで、「どうやって相手と対話し、共存するか」という多様性の本質を教わってきたわけではないからです。
>彼らは他者と意見を交わすことよりも「自分が間違ったことを言って悪目立ちしたくない」という意識が強い。
ですから、年長者から「オンリーワンでいよう」「自分の頭で考えよう」と言われることは、実は彼らにとって拷問にも近い。
正解を知っているのに、教えてくれないのは不誠実だ。正しい方法があるなら、それでゴールを目指すことに最初からリソースを割いたほうがいいじゃないですか、と。
とはいえ、それを怠慢な指示待ち人間だと片付けるのは早計で、根底には「相手の期待を裏切りたくない」という思いがあるということは知っておくべきです。
自分の頭で考えて行動した結果、失敗して怒られるのはもちろん、相手に迷惑をかけたり失望させることも避けたい。
だから最初から箇条書きで全部指示してください。それを遂行する努力はしますから、という取引をしたいのです。
【未来】もう一人の自分を複製、「デジタルクローン」の現実味
岩田 智靖株式会社サイバーエージェント
>パーソナルAIは、簡単にいえばあなたの脳みそを再現しようとするもの。個人を複製しようとするAIです。
一方で、一般的なAIは「汎用AI」と言われます。Googleなどが取り組んでいる、なんでもできる神様のように万能なAIが一般的な汎用AIの世界観です。
AIを2つに分けるとしたら、神様のAI(汎用AI)と個人を作ろうとしているAI(パーソナルAI)という分かれ方をします。
>パーソナルAIという果てしない研究への最初の出発点ですが、人の行動、活動の労力対効果をいかにして上げるかにずっとフォーカスしています。
これは起業家として、というよりは一人の人間としてチャレンジしていきたいと思っています。
【勝見仁泰】優秀学生は就活で「エシカル検索」する時代に
岩田 智靖株式会社サイバーエージェント
>社会課題の解決に対してパッションのある学生は、長期的な視点で自分の人生や世界を俯瞰できています。そういう学生は総じて優秀なので、10年後、20年後、必ず世界のゲームチェンジャーになるはずです。
でも、そんな優秀な人たちが「個性を家に置いて」出社することで、パフォーマンスが確実に落ちる。あぁ、日本のGDPが落ちている原因は絶対にここにあるな、と感じました。
>内圧とは、ユーザーである社会課題意識の高い学生が企業に就職して、内側から企業を変えていくこと。外圧とは、この事例のように社会課題の解決に向けて本気で取り組んでいないと、優秀な学生を取り逃がしてしまう、ということです。
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