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【最前線】いま、解き明かされる睡眠のミステリー
西村 佑美発達専門小児科医ママ友ドクター 子どものこころ専門医 Kids Develop Research代表
発達特性があるお子さん、特に自閉症の気質がある子供たちに入眠困難や中途覚醒の悩みをかかえるケースは多い。入眠時脳波に問題が見られることもあり、少量の抗てんかん薬内服が効果的な場合があることも知られている。乳児期からの睡眠の質が悪いと『発達障害(神経発達症)』になるわけではないが(一部の非発達専門家でそう結論づける方傾向があるが…)、『発達特性があるから』睡眠の悩みを抱えやすいことは間違いない。また睡眠不足から、苛立ちや多動、不注意などが更に悪化している場合も多々ある。彼らと親が健康的にぐっすり眠れるための工夫や内服について、今後も睡眠専門家の先生達の研究に大変期待している。
公立の小中学生8.8%に発達障害の可能性 文科省調査
西村 佑美発達専門小児科医ママ友ドクター 子どものこころ専門医 Kids Develop Research代表
うーん、専門の医師が関わっていない印象を受ける調査なのが残念。記事の表現も専門医が関与してないのがわかる。まず、近年『発達障害』から『神経発達症』と正式に名称が変更になってることを一言も触れてない。これでは相変わらず『支援すべき障害児ら』というニュアンスがつきまとい子どもたちを理解する上での弊害となるので残念。
少数派の思考回路をもち認知や感受性も多数派とはちがうがそれを『専門家がなおすべき、支援すべき障害』と決めつけ子供を締め付けるのは周囲の大人や環境である。少数派の彼らに向け指導の工夫は必要だが、原則が心理学の難しい方法などでは決してない。
というか、基本中の基本である自己肯定感を意識した接し方と声掛けは、多数派の子どもたちにもとても有効でどんな教員も学ぶべきである。
あと先生が記入したとされる『発達障害を診断できるチェックシート』なるものは、医学的に存在しない。いくつかの検査や問診、困り事などトータルで子供をとらえ必要なら診断をつけるが、診断をつけること自体が目的でもなければすべてのケースで解決策に直接つながるわけでもないことを理解してほしい。診断をつけるよりも、子供を伸ばす上で必要な考え方と対応案(あくまでも対応策は一つではない)専門家がアドバイスし、親や大人が前向きに実践していくこと。あと、細かい記事の表現の訂正だけど、教師は子供を『診断する』行為は不可。今回も『発達障害の可能性を示唆する質問用紙』くらいなら調査用に作って使ったはず。前回の調査と同じもの使ったといして…前回から診断基準が大幅に変更してるけど、どこまで対応したのか…。
海外と比べると、子どもたちの扱いも彼らへのイメージも向上せずどんどん遅れていくのが心配。特性を強みに変えられれば、フツーの多数派の子供と比べても貴重でおもしろい人材の卵なのに、もったいない。
Νewspicksのような新しい報道媒体にもっとイメージアップなど頑張ってほしい…。

【ルポ】増殖する「発達障害ビジネス」を徹底調査する
西村 佑美発達専門小児科医ママ友ドクター 子どものこころ専門医 Kids Develop Research代表
潜入ルポをしくれた方々に感謝です。実態は思っているより煩雑そうですね…もっと丁寧な聞き取り、カウンセリングが必要だしその人の人生を左右する治療…のはずだけど…。
私は大人は専門でないし、発達専門の小児科医なので、とにかく子供たちへの影響が気になる。たしかに予約がネットとかですぐ取りやすいので検査などのハードルは低そう。すぐにでもなんとか我が子を助けてほしい親は藁にもすがる思いで受診する。けど、子どもたちの困りごとを減らして成長させるためのアプローチ、親への子育てアドバイスやマインドシフトはそう簡単じゃない。私は専門外来担当していたころからいつも、私との面談後に親が思い詰めるようなことには絶対にさせない!という責任感のもと、必死に(頭フル回転させ)接してきた。親と子の人生を背負っているんだ、くらいの覚悟があるんだけどな…
発達障害かもと思ったら?気になるポイントをご紹介します。
西村 佑美発達専門小児科医ママ友ドクター 子どものこころ専門医 Kids Develop Research代表
この文を読むターゲットが明確じゃないが、親を想定してるよね?ならなおさら表現や理解度、文の感覚が古すぎる、正直この記事にはがっかりした。監修した医師は指摘しなかったのかしら。ほかの方のコメントにもありましたか、まず神経発達症と名称がかわって障害という単語の使い方(イメージが悪くなる)に気をつける時代になったし、
(しかもDSM5という診断基準では2013年からよ)、療育もTEACCHやABAなどの古典療育からさらに研究進んで進化してる。10−20年前とは成長予後の常識も大きく変わってきたからこそ、幼児期は障害というより特性として伸ばせるところを伸ばし、苦手さは練習したりサポートしてあげて、自己肯定感が下がらないようにしていく。幼児期早期から適切な伸ばし方を親も学ぶことで、思春期ころの社会不適応や不登校、ひきこもりなどの二次障害が出ないようにしてあげられるし、その結果、普通の人とはちがう次世代の人材として活躍する可能性は十分ある…だから諦めないで育児をしていこう!!という前向きさが足りない。

NORMAL
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