深野 竜矢

日本の場合、スタートアップの定義に上場後3年くらいまでの企業を加えた方がよいと思うのですが、どうでしょうか。未上場のうちに時価1,000億円をめざすことにさほどの意味を感じません。 ポストIPOまで定義を広げれば、PKSHA・Sansan・ラクスル・マネーフォワード・freeeなどがユニコーンに入ってくるので、日本のスタートアップは割と元気という見方もできます。 上場すると株価が動くので記事にしにくいというのはわかりますが、ポストIPOの時価総額にもっと関心をむけても良いのでは。 あと素材・エネルギー・バイオ・宇宙はバリュエーションよりソーシャル・インパクトのものさしがあてられるべきとも思う次第です。短期的なフィナンシャル・リターンを論じることがほぼ意味をなさない領域なので、バリュエーションランキングが上がった下がったみたいな話は空虚と感じます。

本記事と関係ないですが、Youtuberのヨビノリたくみさんが公開したノーベル物理学賞の解説動画って、現代日本の教育系コンテンツの最高峰だと思います。コンテンツ・メーカーが誰よりも内容を理解して敬意を払ってるという意味で。 経済学をテーマに取り上げられるなら、古典がどうやって時代のフィルターを生き残り、あるいは新たな触媒として近年のノーベル経済学賞に影響を与えているかまで踏み込んでほしい。学問の紹介はそこまでやりきってはじめて意味をなすのだと思います。アダムスミスがなにを考えたかは正直いえば現代人としてはどうでも良くて、その思想を誰がどう受け継いでどんな学問体系として昇華されたかに興味があります。

AIはニューラルネットであり脳の再現であるという信念の勝利と理解しました。 人間の脳自体を見つめる臨床的アプローチより、再現を図るエンジニア的アプローチの方がより実態に近づけたということかもしれません。 ヒントン氏やルカン氏の功績が受け継がれて、20-30年のスパンで脳メカニズムの解明、遺伝子の解明へと続き、生物としての人類が次のフェーズを迎えるのかなと夢想します。

機関投資家とIPOの関係性でいうとユーザベース・ラクスルが大きなマイルストンであったと感じます。 ただ、これらの成功例があるからと言って、IPOでVC全売り、3期後PSRみたいな資本政策がすべての会社にフィットするわけではありません。 ビジネスモデルとプロジェクションから必然的に導かれるフェアな株価への確信とその実現へのコミットこそが優秀なCFOの素養なのかなと思います。風呂敷を広げるソフトスキルとたたむ実務能力の同居が要件なので、ファイナンスとIRを前提としたCFOというポジションは容易につとまるものではないでしょう。

Linc’wellとオーティファイは器用にIPOかM&Aの形をつくると予想。JMDCやSHIFTからみてどの程度の脅威になるかがexitの分岐点となりそうです。 KAICOは一番ハードルが高い目標を掲げてるし、当面は黒字化しないモデルですが、だからこそエコシステムにサポートされて長期的な取り組みを行うべき会社と感じます

バイオ燃料の実用化はミドリムシの量産化と同じくらいハードルが高いと思うので、第二創業・2回目のIPOくらいの気概で乗り越えて頂きたい。

自分に合った1社がわからないから、むずかしい資格を取ってみるという発想もありだと思いますけどね。 AIも一部検定試験がありますが、司法試験や会計士試験並みの難易度の試験制度ができれば良いと思ってます。弁護士も会計士も将来性が不確かな昨今ですので、合格さえすればあとは何とかなるレベルの資格制度があれば、学生の有力な選択肢になるでしょう。

2018年にマザーズ上場した、いわゆる注目ベンチャー8社の初値時価と現在時価を個人的に比較したところ、アップしたのはチームスピリットとラクスルの2社のみで、あとはすべてダウンでした。 また、最近のマザーズ上場では公募割れが多いです。公募価格と初値になるべく差がでないようにして、IPO時にピークを持っていくバリュエーションが流行なのかなと思いますが、これをやり過ぎるとマザーズから機関投資家が離れていくだけだと思うんですよね。 IPO後の株主も含めてスタートアップ・エコシステムを形成しているという視野拡大が求められていると感じます。

我が家のこどもももうすぐ3歳、ついに「つまらない」という言葉を覚えてしまいました。これは親としてプレッシャーかかる局面です。

いまさらながらwiki見ると、秘書関連の問題が多い方ですね。 ・秘書給与ピンハネ疑惑 ・秘書の酒気帯び運転 ・選挙区内の有権者に秘書が香典を渡した（今回） 過去の分は本当かどうか知りませんが。。

おじさんには理解できない。なのでこれは新しい時代と価値観の入り口かなとも思います。 恋愛とその延長の結婚を機能分解して、個別にニッチなソリューションが提供される流れは不可避と感じます。私も最近はじめてコーチングを受けましたが、広義のメンタルヘルスケアがこれからますます求められる流れを強く実感しました。

揚げ足取りのつもりはまったくないですが、こういうイベントに登壇する方が、1日何時間働いて何時間寝てるかオープンにしてからはじめた方が、よりメッセージが伝わりやすくなるのではと思います。 そしてできればロングスリーパーであってほしいと思う次第です。寝ることって素晴らしいと発信するインフルエンサーが増えた方が、おしゃれな横文字を掲げるよりよっぽど影響力が強い気がします。