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ベースフード、カビ発生イメージ払拭へ。パッケージ「透明化」に安全管理強化もアピール
Business Insider Japan
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
HPを覗いてみましたが、久しぶりに衝撃を受けました。自社内にも委託先にも果たして本当に危機管理の専門家は実在するのでしょうか。 まずHPに「低減」という言葉が溢れ、最初から不良品が発生する前提の説明が堂々と書いてありますけど、食品を扱う者ならば、まず健康被害を引き起こす潜在的リスクを撲滅する義務があります。それは基本指針である食品衛生法上の基本理念、イロハのイです。 わざわざ消費者にアピールするためのHPに「不具合は発生する。それを撲滅ではなく低減するためにこんな努力をしてる。」と堂々と書く意味もどこにも無いですし、もし消費者に対してハザードリスクを負わせるような商品であるならば販売行為自体が大問題。まずその問題認識が無さそうな時点で、私は背筋が凍りました。 その他本当にどうでも良い内容を大事のように書くことが、色々丸出しなんですよね…。よくこの運用と管理で全国の流通やCVSを網羅したなと思いますよ。 基本的に自社PBや惣菜など生産責任を自社で担保する商品・サービスに関しては厳しい監査をするCVSも、販売企業が生産者責任を担保する外部仕入品に対しては監査が緩い傾向が強い。結果的にこれが前回問題を大きく広めてしまった1つの要因だと私は思います。 この際外部仕入品に関しても工場監査をきちんと導入すべきではないでしょうか。さもないと、マーケティング特化型の「ゆるふわ」事業者が全国にハザードリスクまみれの商品を撒き散らす可能性がありますよ。それは販売者も運用面で連帯責任を負うべきものです。
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【異端】おにぎり専門店ブームを作る「スニーカー王」の経営哲学
NewsPicks編集部
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
米消費が減る中で外部参入勢力が新たに市場作りや価値修正を目指しているのは興味深いですね。とにかく海外で外貨を稼ぐという点は、まさにそう。日本は外貨を稼がねばなりません。 以前フランス・パリではおにぎりが密かな人気だという記事がありました。仕掛けを作る先人の地道な努力があり、着々と海外、特に米を主食としない国々で認知度は上がり続けてます。しかし逆に国内を見ると「消費が減って苦しい。どうか1日1杯だけでも米食ってくれ。」という米関連団体の悲鳴ばかり。今こそ保守的で受け身の体質からの脱却すべきで、攻めの一手への転換期迎えていると思います。 おにぎり消費がグローバルになれば、具材ビジネスも成長が見込めます。日本には最高の漬物や味噌があるし、特集にあった「いぶりがっこ」もいいですよね。グローバルになったら秋田県民にはまたとないビジネスチャンスかもしれません。 ただ、そうした成長には当然ながら自発的な行動が必要ですし、海外マーケットやインバウンド層向けの"準備"が必要です。最近残念なニュースに秋田のいぶりがっこ事業者が続々と閉業予定だという話がありました。理由は新法への環境対応のための資金不足との話。 特徴ある中小規模の伝統食材事業者の多くは、まだまだ日本市場の中にしか視点を置いてません。伝統製法では守れない事態に備えたり、新たな資金石を得るためには投資が必要です。その蓄えや備えをしなければならなりません。 こうした「おにぎりで世界に出よう」という台風の目が注目されることで、世界を意識しなかった既存業界の視野が広がりアップデートが進む潮流が生まれれば良いなと思います。
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【異変】外国人の「中国脱出」が止まらない
NewsPicks編集部
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
10年ほど前、父が化成品関連の輸入会社をやっていた関係で一時期欧州の複数の大手製造メーカーとのコンタクトがありました。昔も今もシェアホルダーを欧州が占めている業界でしたが、そこから大量に欧州人材が中国に飛び出していきました。 その起業した人達に中国で会ったりすると、皆目を輝かせて「中国版ゴールドラッシュを築く」と息巻いてました。個人的には進出企業の苦悩をよく耳にしていたので冷静に話を聞いてましたが、結局今その業界に残ったものは中国国内の技術成長のみです。要は、外資を呼び込み、技術を根付かせ、その功労者は用済みになったら追い出し、国としての成長を実現する。ある種中国の思惑は成功したと言えます。そういう"したたかさ"な国に対して宝である技術流出をした人達の姿は今どこにも見当たらない。 食品業界も中国への輸出に際しては登録制度があり、トレーサビリティが丸裸です。原材料の起源、製造メーカー、工程に至るまで。何名か熱心な人達も知ってますが、商売のことは商売なのでさておき、何を持って信用できるのか個人的には全く理解が及びません。 もちろん人単位での信頼関係はあるでしょう。ただ彼らは国の方針の前には無力です。そのリスクを理解し納得した上で博打を打つ人、いや、打てる人が目指す市場ではないかなと思います。
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【ニュース上乗せ】“楽園”エクアドルで起きていること
ビジネス視点でみた中南米の風景
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
エクアドルに限った話ではないですが、メキシコからアボカド農家が周辺国に流出してアボカド事業を始める、というが1つのトレンドになっています。おかげで、というわけでないですが、エクアドルも近年アボカド輸出国としては急成長をしています。日本にはエクアドル産生鮮アボカドはほとんど入ってきませんが、加工して冷凍アボカドになったものは大手コンビニなどでも広く流通してます。 ただ結局メキシコと同じで、収益性の高い事業が始まると反社が目をつけ始める。エクアドルアボカドと反社の関係性を指摘する投稿も近年目につくようになりました。記事のような社会情勢下では、ましてやアボカドやバナナのような無数の小作農がいて回収業者を含む複雑なサプライチェーンが敷かれる国々では、完全な透明性を確保することはまず不可能です。 こうした社会情勢の話を目の前にする度に、食品輸入事業者としては立ち回りの難しさを常に感じます。最終的には国の問題なので、遠く離れた島国の我々にはどうしようもない話ですけどね。ただ一方で、ビジネスだからと裏取りを全くせずに金儲けする、という考えは社会悪を助長しかねないので、事業者としての理性の持ちようは大事だなと改めて。
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規格外でも味は一緒 ローソンの「もったいない」シリーズが好調 恵方巻、おせち、クリスマスケーキで展開するワケ
ITmedia ビジネスオンライン
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
CVS事業絡みで年間創出される食品ロスやフードロスは相当量あるでしょうから、各々取り組み可能な所から素材活用を進めることには一定の意味はあると思います。 その一方で「もったいない」の考え方も個別に且つ冷静に解釈する必要性があります。 特に最近気になるのは、生鮮分野。廃棄リスクを生んでいる張本人が生産者・生鮮ブランドそのものだったりするわけです。足が早い果物を大量生産したり、店頭に並んだ時に食べ頃になるようにわざわざ追熟でLife timeを短くしたり。そうした自己都合優先の生産管理体制の先に発生するロスのリスクを「もったいない」というワード1つでマスキングし、自己の運用体制には一切テコ入れせずに不良在庫消化だけを他社や消費者に尻拭いさせる。そうした実態もちらほら。 使えるから「もったいない」。その精神は日本人には広く深く定着しています。ただし、その「もったいない」を誰が生んでいるのか。そこも同時に見ないとサービスの本質は見えてこない。もし問題を引き起こす当事者が「余ってもったいない」と言うならば、「それを余らせないのが貴社の生産責任であり仕事でしょ」と突っぱね返す議論も必要だと思います。
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