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ペットフード用の培養肉が欧州で初認可。チェコのスタートアップが目指す先にあるもの
新里 勇斗Akita International University | 国際教養大学 Global Studies
だれが買うんだろうか、なんでつくるんだろうか、という問いについて考える面白い事例でした。
前提、犬の祖先が肉食のオオカミということもあり、現在使われている多くのペットフードには「肉」が使用されているようです。詳しく見てみると「肉副産物」という名目で肉が使われているようですね。肉副産物とは通常私たちが日常生活でよく食べている肉以外の部分のことで、つまり人間には食べられない部位がペットフードなどに主に使われるということのようです。
❶誰が買うんだろうか?
→倫理的な目的でヴィーガンまたはベジタリアンになったペットオーナー、ということかと思います。飼い主自身がヴィーガンであっても、愛犬の食べ物に肉類が入っているというのは、彼らにとって一貫性が保てなかったので大変だったのではないでしょうか。肉類が入っていないペットフードを買えばいいじゃんとなりますが、そうすると祖先がド肉食の犬たちにとっては必要な栄養素が限られてしまうので、健康的にも良くないんじゃないかと思います。(たくさんの研究があるようですが、調査の方法で結果はいくらでも変わるので一旦犬目線ということにしておきます。)こう考えると、「ヴィーガンの親とその子供」という構造と似ていて、今後そのような議論が起こって来そうですね。
❷なんでつくるんだろうか?
本記事の培養肉の生成目的は「ペットフード」ということですが、これも「とりあえず」で着地させた感が否めません。人間用にはまだ早いので、とりあえず論理が通りそうな動物で実験、という形でしょう。
いずれにせよ、しばらくヴィーガンの方々が臨むような世界は望めないでしょうが、こういう選択肢が増えるというのはいいことかと思います。
【座談会】「やせ薬」ダイエットと薬争奪戦のリアル
新里 勇斗Akita International University | 国際教養大学 Global Studies
「ダイエットするのは大変だし、薬で解決するならラクでいいじゃんという超合理主義的な考え方。男の人は結構これが多い。体重を落としたいなら運動と食事制限を真面目にやるべきと考える人が多いけれど、GLP-1薬を使うことで、中年のメタボが治って、血糖値も下がるなら別にいいのではと思ってる医師もいるんですよ。」
中年のダイエットに対する抵抗感はかなり大きなビジネスチャンスです。幼少期からもともと運動をしていなかった人間が抵抗があるのか、それとも大人になって時間がないことを言い訳にしているのか、なぜダイエットが苦なのか、ということをふかぼっていけばいろんなサービスができそうです。
【直言】日本企業復活のカギは「脱・コンサル丸投げ」にある
新里 勇斗Akita International University | 国際教養大学 Global Studies
国内においても外資系企業の勃興で、他国に優秀層が流れてしまう現象、「ブレインドレイン」が起こる、という示唆がありました。
1学生として個人的に感じている外資系の魅力は、❶高い報酬、❷成果主義の2点です。年功序列をベースとした給与体系にはなんの魅力もありません。大企業のダイナミクスを変えるのは時間がかかりそうなので、日本の若い会社がどんどんと大企業を超えていくことで、構造自体に影響を与えていきそうだと感じました。そういう意味で日本のメガベンチャー、スタートアップの意義というのは非常に大きいです。
【原研哉×為末大】 僕たちが好きな「デザイン」のはなし
新里 勇斗Akita International University | 国際教養大学 Global Studies
「日常に生き残っているものたちっていうのは、なかなか手ごわいぞと。世の中には、原型と呼べるようなものがやっぱりたくさんあることに気がついた。」
「成り立ちを観察して、そこに最小限の何かをスッと挿し込んでいく感じだから。そこはものすごく意図的に、ある種、精密に観察しながら作っていくと思うんですよね。」
周りのオブジェクトがサバイバーだと考える視点は非常に面白いです。海外にくると、日本のデザイン性の良さに改めて気づくことがたくさんあります。海外だと、生産効率に振り切ったプロダクトが非常に多く、日本企業はこの辺のバランスをがんばってとっているんだな、とつくづく思います。
【イェール大直伝】自己評価を歪める「思考バイアス」攻略法
新里 勇斗Akita International University | 国際教養大学 Global Studies
「メタ認知の判断材料となるものに「流暢性(特に考えることなく素早く反応できること)」があります。とっさに「自分はできる」と判断できれば、それだけ素早く行動することができるからです。
しかし、流暢性は時として、人に過信をもたらします。他人が書いた上手な文章を読んで、自分にも簡単に同じような文章が書けると錯覚したりするのがそうです。
これを「流暢性効果」と呼びます。誤ったメタ認知がもたらす自信過剰を払拭する方法はシンプルです。つまり「実際にやってみる」ことです。
同じようなテーマで自分も文章を書いてみれば、文章を書くという行為の複雑さを純粋に理解することができるでしょう。」
「男性専用車両」が都電で運行、「痴漢冤罪の心配なくなる」と期待の声 国際男性デー前に
新里 勇斗Akita International University | 国際教養大学 Global Studies
双方の被害者が減る、という点においては有効な施策だと思いますが、一方でこのような施策がなくてはならない日本の現状が悲しいし、恥ずかしくてたまりません。痴漢をする側の方々は、なぜ痴漢をするのでしょうか。痴漢冤罪を着せる側の方々は、なぜ陥れるようなことをするのでしょうか。この辺の犯罪心理を深く理解しないと、この応急処置的な施策が永久に汚点として継がれていくことになります。日本の性的な教育の失敗なのか、メディアの功罪なのか、ストレスを生み出している社会なのか、制度設計者、メディア、など影響力がある方々にはこの問題に目を背けないでほしいです。
また個人としてもできることはあると思っています。痴漢に気づいたら通報をする、声をかける、など見て見ぬふりという文化がある日本では難しいことかもしれませんが、個人の力がやがて他人にも影響すると思います。
高校生の時、小田急に乗っていた際に、となりの女性が痴漢されているのを見て、自分は全く動けませんでした。自分が声を上げたら注目されてしまうのではないか、面倒に巻き込まれてしまうのではないか、どうしようどうしよう。そんなことを考えているうちに彼女はマスク越しでもわかる悲しい顔を浮かべて、電車を降りていきました。その瞬間の後悔ったら今でも引きずっているレベルです。痴漢をしていたサラリーマン風の男性に向く怒りよりも、何もできなかった自分に対しての怒りが強かったです。
それ以降、痴漢を近くで見かけた際に、「大丈夫ですか?」と文字をスマホノートに書き込み、反応をみるようにしています。これだと自分が目立つわけでもなく、相手が被害に遭っているのかを確認することができるので、僕のような声をあげる勇気がないひとにとってはおすすめです。
個人の気遣いが、大きな変化を生むと信じています。性差別が絶えないこの日本ですが、いつか自分が生まれたこの国を誇れるようになりたいなと思いますね。
NORMAL
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