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【森永】事業立ち上げを乗り越えた、本社を「巻き込む」力
山名 慶NOMON(株) 代表取締役CEO /帝人(株) ヘルスケア事業統轄括補佐、研究主幹
共感にあふれた記事です。「大企業はアドバイザリーの宝庫」、まさにそのとおりです。新事業の立上げプロセスでは厳しい現実を突きつけられますが、経験豊富なプロフェッショナルからのアドバイスが大量にもらえます。前に進むためにはすごいエネルギーと多少の時間はかかりますが、ここが大企業から新しい事業、文化を生みだしていくエンジンでもあると思います。金丸さんのビジョン、素敵ですね。これからの活動に注目させていただきたいと思います。
すごく共感したところ抜粋しました(ありすぎて大量です)。
共感ポイント↓
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- 個人でできることには限界があるかもしれないけれど、私たちがマーケティングや営業をお手伝いできれば、「食品」を媒介にできることは限りなくあるような気がしたんです。”
- 前社長に相談したら、「それなら『森永』の名前は使わないのも面白いんじゃないか」と言われたんです。
- 資料は何度も作り直しましたし、今その資料を見返したくもないですが(笑)、本当に人に恵まれたと思います。
- 時間はかかるかもしれませんが、結局のところ、人間って感情で動く生き物じゃないですか。自分にない能力や機能が森永製菓の中にはたくさんあるので、どうやって面白いと思ってもらって、協力を取り付けるかに懸命でした。
- 予算も人員もなるべく波風を立てない範囲でお願いしたつもりですけど、実は私の知らないところで波風は立っていて、誰かが戦ってくれていたのかもしれません。
- 新しい文化をつくるために「モノ」に重心をかけてやっていくのはしんどい。そして「モノ」だけでは新しい文化はなかなか定着しないと感じた、というのが正直なところです。
- そこはやはり大企業の力で、アドバイザリーの宝庫なんです。世間一般のベンチャー企業よりも親会社に甘えている部分がたくさんあって、安易に「シナジーだ」なんて勘違いしてはいけないところですね。
- ただ、森永だけでなく食品産業全体の「出島」になりたいとは思っています。メーカーごとの既存事業に当てはまらないもの、現時点では大量生産に乗せられないものを作ったり、テスト販売したり、理解のあるお客様に集まってもらって接点を作る、SEE THE SUNがそんな場所であれたら嬉しいですね。
100周年ビジョンの行動スローガン「We Care More.」に込められた哲学と、日本社会におけるダイバーシティ実現の重要性。ポーラ代表取締役社長 及川美紀氏×立教大学ビジネススクール教授 田中道昭氏対談【後編】
山名 慶NOMON(株) 代表取締役CEO /帝人(株) ヘルスケア事業統轄括補佐、研究主幹
及川さんの「ポテンヒット」の話、とても共感できます。私たちもよく「ポテンヒット」のたとえで仕事の話をしています。自分の仕事の範囲を決めてお見合いしちゃうと次々とポテンヒットが生まれてしまいます。しかも、エラーとして記録されないのでみんな自分には関係ないと思ってしまう。ポテンヒットを出さないためには、各ポジションで声を掛け合う、カバーしあうことが大切で、万が一に備える文化を継続して醸成していく必要があり、それが組織の底力になっていくと思います。及川さんのこれまでのキャリアを含めて語られた貴重なとても示唆に富んだ対談だと思います。
「健康寿命」さらに長く 男72.68歳、女75.38歳
山名 慶NOMON(株) 代表取締役CEO /帝人(株) ヘルスケア事業統轄括補佐、研究主幹
健康寿命と平均寿命のギャップはやはりまだ大きいですね。しかし、ごくわずかとはいえ、統計ごとに少しずつですが改善しているのは良いニュースだと思います。日本人高齢者の体力は若返っているという勇気づけられるデータもあります。例えば日本人高齢者の歩行速度を1992年と2017年で比較すると、男性で約10歳、女性で約20歳、若返っています(https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/000587951.pdf 9ページ参照)。
健康寿命と寿命のギャップは日本に特有の問題ではなく、世界中でほぼ同じ10年程度のギャップがあります。世界共通の社会課題であり、個人にとっても重要な問題ですね。
健康寿命と平均寿命の世界各国のデータは以下のWHOのページで確認できます。
健康寿命:https://www.who.int/data/gho/data/indicators/indicator-details/GHO/gho-ghe-hale-healthy-life-expectancy-at-birth
平均寿命:https://www.who.int/data/gho/data/indicators/indicator-details/GHO/life-expectancy-at-birth-(years)
人生100年時代の「高齢者マーケティング」の新常識
山名 慶NOMON(株) 代表取締役CEO /帝人(株) ヘルスケア事業統轄括補佐、研究主幹
「速く走らないランナー」は高齢者に限らない、というのは示唆に富んでいますね。ランニングを含むスポーツ、ピアノなどの楽器演奏、絵を描くことなど、シニアになって新しいことに挑戦する人は、他人との競争ではなく、楽しむことを目的にする方が多いと思います。でも実はこれは高齢者だけでなく全世代に言えることですね。例えば、「老化」という言葉を聞くと、反射的に高齢者の問題だと思ってしまいますが、様々な研究の結果から若い時(20歳代、もっとさかのぼると成長期)からの蓄積が影響することが分かっています。これからは個人にあわせて自分の人生をデザインする時代ですから、年齢プラスアルファの視点で各個人がワクワクできる情報が求められているのだと思います。とても示唆に富んだ良い記事だと思いました。
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