星野 貴彦

無印良品が大型店舗を次々としかけています。タイトルで「世界最大級」としているのは、22年4月に「無印良品 広島アルパーク」という世界最大の店ができているからです。この記事のる直江津は20年7月オープンで、さらに21年10月には「無印良品 イーアス春日井」という世界最大店舗ができています。要は「世界最大」の無印良品がどんどん増えているのです。 少し前の「蔦屋書店」に似た印象をもちますが、ツタヤが仕入れ商品であるのに対して、無印良品はほとんどが自社開発商品です（セレクトショップ的な仕入れも少しあります）。自分たちの品揃えだけで、巨大な店舗を埋め尽くす。そこにはラインナップの幅広さだけでなく、空間を演出するクリエイティビティがあります。 私は閉店してしまった「無印良品 有楽町」が大好きだったんですが、その売場にもさまざまな演出があり、シーズンごとに通う楽しみがありました。お客を「あっ！」と驚かせる仕掛けがたくさんありました。 記事の筆者は、神戸大学大学院の栗木契教授です。ぜひご覧ください。

せめて「iPhoneを圧縮・破壊したら、iPadになった」というムービーなら良かったのに、と思いました。Appleは王様なので、破壊的な演出は難しいですよね。

「自転車は車両」という意識のない人が多いのですよね。それは「やむを得ない状況であれば歩道を走行できる」という自転車特有の事情に起因します。 そもそもは自転車の走れる場所が少ないため（日本の車道が狭い）、仕方なくそうなっているのですが、ずーっとなあなあの状況が続いています。モペッド（電動違法自転車）のトラブルが長引いているのも、同じ事なので、心配しています。 筆者の疋田さんは「自転車ツーキニスト」として、自転車の普及に尽力してきた方です。ご本人が、職場への自転車通勤を20年以上も続けています。自転車をお持ちの方は、ぜひご一読ください。

目線が低くて、よい記事ですね。記事内で言及されているように、進化したAIであれば、きちんと認識できます。「認識を人間に近づける」というのが、いまのAIの方向性で、人間から見て明らかに差があるものならば、サクッと「看板だな」と判断できます。 むしろ問題なのは、AIがなにか判断したときに、人間側から解釈できない事態が起きたときでしょう。いわゆるトロッコ問題ですね。社会がそのインパクトを受け入れる必要がありますが、このコメント欄を見ている限り、かなりの時間がかかりそうだなと思いました。。

基本給と固定残業代は区別するべきです。基本給が上がれば、連動して賞与も増えます。固定残業代で上乗せするというのは、見せかけの給与アップにすぎません。 実際の残業時間が少ないなら問題ない、というなら、基本給をきっちり上げるべきです。基本給には手をつけたくない、不都合な理由があるとしか思えません。 そして、東京エレクトロンは脅威の給与増ですね。。うちの記事もぜひご覧ください。 平均年収は756万円→1398万円に爆増…製造業なのに超高収益企業｢東京エレクトロン｣の儲けのカラクリ https://president.jp/articles/-/79789

最大の問題は「子ども・子育て支援金が少子化対策にならない」ということです。 支援金は、児童手当の拡充や妊娠・出産時の支援強化、男性育休率の引き上げなどに使われます。どれも必要な施策だと思いますが、「少子化対策」にはなりません。 子どもを増やすためには、「子育てのしやすい環境整備」ではなく「結婚する人を増やすこと」が必要です。プレジデントオンラインでは、たびたびこの論点を取り上げています。 岸田政権の｢子育て支援金｣は､むしろ｢婚姻撲滅･少子化促進｣という結果をもたらす最悪の政策である https://president.jp/articles/-/79087 結局、こども家庭庁だから公的保険から取る、というタテワリの発想でしかありません。本当に残念です。

ハーバード・ビジネススクールのジョージ・セラフェイム教授によれば、トップがいくらパーパスを連呼しても、収益性向上にはつながりません。一方、企業のミドル層がパーパスを繰り返し口にすればするほど、ROA、つまり企業の収益性は高くなるといいます。 要は、「トップが毎日のようにパーパスを連呼するのを、社員はさめた目で見ている」という構図ではダメだ、という話です。

ウチの会社の近所にある中華料理店が、いつのまにか「無料喫煙所」に変わっていたのに違和感をもったのが、取材のきっかけでした。 喫煙所は「迷惑施設」ですが、なくせばいいというわけではありません。喫煙所をなくしても、喫煙者はそのままだからです。千代田区が喫煙所の設置に助成をするというのは、おもしろい取り組みだと思いました。

マッチングアプリが定着したのだと思います。際限なく拡大しているときは、期待で株価は上がりますが、収益の上限が見えれば株価は落ち着きます。 オフライン回帰ではなく、オンラインで出会いたいという需要はほぼ取り尽くしたということでしょう。オンラインで目星をつけても、目的はオフラインで会うことですから、そのラストワンマイルは超えられません。 あっちにこっちに、と目移りさせるのがメディアですが、世の中は急激には変わりません。変化は常にリニアです。

リンク先はクーリエ会員限定記事で、無料で読めるのは1000字程度です。コメントされている方々は全文を読まれているのでしょうか。タイトルだけに反応する「コメント大喜利」は、NPの妙味ですが、居心地の悪さも感じます。私だけですかね。。。

ネットで「時代遅れ」と話題になったパナソニックの社内運動会。参加者の満足度は99.9%だったんですね。そこに驚きました。

鳥取の定有堂という書店がどんなところだったか。記事の中で、店主自身が次の４点をあげています。 （1）人口が少ない地方の町でも、書店がその町の中で、文化の拠点になりうることを証明した。 （2）種をまいた。「この店に来れば何か知的なものに触れることができる」という種です。 （3）読書会の開催、フリーペーパーの発行。 （4）ビオトープの提唱（「本のビオトープ」は冊子『音信不通』の副題です）。書店という空間の中であたらしい芽をはぐくんでいこうという土壌づくり。 本屋は知的な場所を、文化の拠点を提供してきました。今後、それはどうなるのか。街に本屋がある、という日本の光景は、本当に豊かなものだったのだなと感情的になります。そんな国は、とても珍しかったのです。